Tell Tale Heart

AOBA NU NOISEのTシャツです!

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そして

私がアナログ盤でのDJプレイの一発録りに果敢にチャレンジ、そしてまあまあうまくいっているように思えるけれどもところどころちょっと怪我あり、というミックスが公開されております。

http://www.mixcloud.com/radiobloom/221125-music-selecter-tdsgk/

 

それに関して曲目や、時に無責任な主観に基づく各曲一言コメント等を書いたブログも公開されておりますので、こちらも是非参照してください。

note.com

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毎年のことなのだが、12月の最初の頃はとくに締め切り関係のせいで仕事が忙しい。いやもうやってらんないぜ、ということを書こうとしたのだけれども、むむ、待てよ、と思い昨年のこの時期の拙ブログを読んでみたら見事に同じようなことが書いてあり、おー確認して良かった、またしても(今更ながら)ワンパターンに陥ってしまうところだったぜ、と一安心したのであった。

 

また、それを乗り越えて前日の友人との忘年会が楽しかった、ということも書いてあり、これまた今年の今日の私と同じような状態なので、人間過去と同じ時間を過ごすことはできないのだけれども、何だか条件が揃えばある程度同じような時間を過ごして生きているのかも知れない、ということを痛感したのであった。

 

しかしなんか体感的に、今年は去年よりも何だかもっと暗い感じでイヤな感じだ。何だか世知辛い話も多くて、例えば薄皮クリームパンとかが5個入から4個入りになる、ということで最近世の中ざわついていたが、思えばあれは相当前に6個入りから5個入りになっていて、そん時に大いに絶望したものである。ということはまあ、ゆっくりとこういう世の中になりつつあったんだぜ、ということの一つの象徴なのかも知れない。

 

そういえば私がたまに通販で利用するレコード屋さんもポイントサービスが終了していた。しかし思えば結構前にポイントを利用して値引きができなくなっていて、そん時に大いに絶望したものである。ということはまあ、ゆっくりと(以下同文)。

 

ということで、別にこの流れは今に始まったことではなかったんだな、ということを確認できたので何だかまあ落ち着いた心持ちになってくるものである。しかし、なんだ、前からの流れの延長線上じゃん、ほっとしたぜ、ってなんだか空しくなってくるな・・・。この流れを断ち切るような事態を望まなければいかん、がとりあえず前述のレコード屋さんのポイントは、しょうがないのでノベルティのマスキングテープとかと交換することにした、したんだけどマスキングテープ14個とかどうすれば良いんだ。

 

いやいや世知辛い話ばかりなので、ぱーっといこうぱーっと。Gavin Fridayの「Each Man Kills The Thing He Loves」でも聴いて、ってまあご存知の通りそういう音楽ではないんだな。

Each Man Kills the Thing He

Each Man Kills the Thing He

Amazon

私意外かも知れないですがあまりVirgin Prunesには思い入れはなくてですね、でもなぜかそこのヴォーカルだったGavinさんのソロは大好きで、とくにこの89年のファーストは死ぬほど聴いた、けれどもアナログは初めて見たぜ、って買ってしまうのは本当に病気なんじゃないかと思う。現在では映画音楽とか絵画の世界でも才能を発揮している彼がHal Willnerをプロデューサーに迎え、Bill FrisellとMarc Ribotをギターに、ベースにはFernando Saunders、というまあちょっとどうかしている布陣で制作したのがこのファーストである。ちょっとグラムロック風の曲とかもあったりするけれども、基本的には彼のドラマティックな(というか大好きな感じにくどい)ヴォーカルをうまく生かした、ノワール的なと言うか、ロックよりのKurt Weill的なと言うか、Lou Reedの「Berlin」的なと言うか、

Anton Corbijnの手掛けたジャケ写からもビンビンに伝わってくるようなちょっと爛れたような世界が繰り広げられるのであった。私はScott WalkerとMarc AlmondとNick Caveが好きな人間なので、こういうのには一番弱いのである。Jacques BrelとBob Dylanのカヴァーが入っているのだが、前者はMarc様もほぼ同時期に、後者は7年後にNickさんがそれぞれカヴァーしていたり、なんかつながってるな、とかふと気づいた。しかしBob Dylanのこの曲って前年に出たばっかりなはずなのにもうカヴァーしちゃう、ってのは気合い入ってるな・・・。