Hear The Way, She Talks

今週の土曜日です!

コミュニケーション型音楽イベント【Here,There】 2010.10.02(Sat) OPEN 20:00  CLOSE 29:00 @PANGAEA
1500YEN(+1D)  3000YEN(+5D)  4000YEN(+8D) ご予約特典で仙台や東北バンドなどのMIX CDプレゼント

1部:FOOD&COMMUNICATION  2部:LIVE&DJ PARTY!
1部:20:00〜  LIVE:22:00〜  DJ PARTY:22:40〜

■ DJs
Aims, EVOL(AOBA NU NOISE), SZK(BONUS TRACK), ツカサ(Lily of the valley), みにすか(sndai TUNE), わたる、よらよら、石油王(Stereo♪)

■ BAND
フーフーポトフーズ http://www.myspace.com/feufeupotaufeus

■ FOOD
Food&Bar Ritikuku

で、その次の日。

POPTUNE Vol.5〜ELECTRO、HOUSE 10/3(SUN)18:00〜23:30 @ CLUB SHAFT ADV \1500(1D+GUEST MIX CD DOOR \2000(1D)

GUEST DJ/HIEROPHANT GREEN
GUEST LIVE/Candy Bear Stupid!
DJs/TATSUYA, kazz, tdsgk, chise, 328, geeepang
VJ/nayuko
CAFE/chise, ririco
FILM/syun

2つともよろしくお願いいたします!

先日のAOBA NU NOISEにご来場の皆さま、ありがとうございました!いやいや、EVOLは大層酔いが回っておりまして、面白いくらいに何かけたかとかほとんど覚えていないんですよこれがまた・・・。まあ、今週土曜日はその日の記憶を補完する勢いで頑張ります!

ところで何だか気がつくと就職して軽く10年以上過ぎていた。ウチの職場では一応10年勤務したが故に表彰とかあるらしい。節目、ってことなんだろうが自分としては何だか昨日辺りから働き始めたような気もするし、同時に120年くらい働いたような、そういう気もする。

いやいやよく10年勤めあげたなあ、こうして思い返してみると、とか色々そういうフツーのことを思ったりしたし、思い返してみたのだが、これがまた面白いことにたとえばあの頃は、と考えてみてもその頃新旧問わずに聴いてた音楽のことが真っ先に思い出されるのであった。そして更には、そうこの10年でレコード屋さんとかも出来たり消えたりしたなあ、とか色々な友達と楽しい時間が過ごせたなあ、とかそんな中で色々新旧問わず面白い音楽に出会えたのはラッキーだったなあ、というそういう感慨の方が先に立つ。大体にしてそっちの方が生活の方でデカい存在なのだからしょうがない。それを支えるために働いているようなもんだしな。

多分将来的に今のことを思い出してもShe Talks Silenceの「Noise & Novels」を聴いていたなあ、と思い出されるのだろう。山口美波嬢の1人ユニットのファーストである。全国流通されるようになったのでやっと聴いている。実はこの間来仙もしていたのだが、様々な事情があって見れなかったのが大いに悔やまれる。マックとギターのみで作り上げられた、よくある表現を使えばベッドルームミュージックであるが、そういう言葉から思い出される素人っぽさは、ある。確かにある。しかしここには、それを凌駕する良い意味での毒気と可愛らしさと切なさとセクシーさがある。そして、何か物凄い氷山のようなものがあって、その一角が現れたに過ぎない、という感覚を覚えるのである。つまり、まだ何かある、という感覚である。それは決してこのデビュー盤が物足りないとかそういうことではなく、深い、のである。そりゃあThis Heatに新しい歌乗っけたような「Quiet Sun」(!)なんて曲があったり、アレっぽいな、コレぽいな、とかそういうところはあったりもするのだけれども、そういう訳知り顔で語りたがるような連中を一蹴するような、不思議な魅力がここにはあるんだなあ。それは何よりもメロディが人懐っこい、というデカイ要素があるからに他ならないんだけれども。ハイプとか関係なく、またよくわからないマニアの愛玩物とかにもならず、もうバンド編成とかオーケストラをバックに、とかも厭わない、色々自由な方向性でこれからも活動してほしいなあ、と心から願う次第である。いやー正直ここまで興奮させられるとは思っていなかったので反省することしきり、である。多分10年後に今を思い出してもぱっと思い出されるであろう傑作。