Kissing A Fool

多分12月30日(金)にbar famでちょっとやると思います。

Radical3000 LAST DANCE with Tetsuya Kikuchi@Bar fam 2017年1月8日(日)20:00〜 \1500(1D)
Guest DJ: 菊池達也(80's Romance, ex-P-Model)
DJ: tdsgk, B.Toriyama, YAMADA, merznyaw

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2017年2月3日(金)20:00〜 ADV.\2500(no drink) DOOR.\3000 (no drink)
Guest Live: Group A, Selofan(Greece)
Live: Waikiki Champions, Yolz In The Sky, Masaki Saito
DJ: EVOL, Rambo, Ryota, SIF, Eito, Seikatsu, Tsurutechre
Shop: 神

なんか告知を敢えてそっけなくしてみたのですが、なんか寂しいな・・・。

さて、2016年は色々な方々が亡くなった年である。という大ナタを振るってもよいだろうか。

勿論人間いつかは死ぬし、毎年たくさんの方々が亡くなるのだけれども、今年亡くなった有名人のことを考えると、うーん、と唸ってしまうのだ個人的には。

我がアイドルの1人Leonard Cohenも亡くなったし、Status Quoのメンバーも、Liliput/Kleenexのメンバーも、Tony ConradもPauline Oliverosも、私が好きで聴いていた音楽家もたくさん亡くなってしまった。

そして、別に亡くなった方々に格付けをするわけでは決してないのだけれども、David BowieにPrince、Pete BurnsにGeorge Michael。まとめて皆いなくなってしまった。私がラジオから流れる音楽をカセットに録音しては何度も何度も聴き返してわくわくしていた時代に偶然出会えたピカピカのポップスター達がこの世から一斉に退場なさってしまったのは、彼らの作る音楽をその80年代を超えてずっと追いかけていたか否かはひとまず置いておいて、年の瀬にずーん、となってしまうものである。

でもこうやってお別れしながらも生きていかざるを得ないし、私もまだ色々な音楽を聴いている。でも、上に挙げた方々の音楽は結局、いつの間にか私の血となり肉となって今に至るし、いつでもかなり正確に身体の中に鳴り響いているのであった。血を流せば「When Doves Cry」が、深く傷を抉ってしまったら「Modern Love」が、たぶん私の開頭手術とかしてしまったら「You Spin Me Round」が3ヴァージョンくらい(普通のとPerformance MixとMurder Mix)流れて手術室を騒がしくしてしまうことだろう・・・。

ちょっと気持ち悪い例えだったが。Wham!はそれほど思い入れはなかった、毎日必ずやラジオかテレビで1回は耳にしていたか、もしくは「ワム!」という字を見ていたように思うが。それは80年代半ばのことである。George Michaelにしてもあまり思い入れはなかったもので、どっちかというと大分中古市場が落ち着いてきてから真面目に聴き始めた私である。だって87年の10月に「Faith」

FAITH
FAITH
posted with amazlet at 16.12.27
ジョージ・マイケル
SMJ (2013-07-24)
売り上げランキング: 69
はリリースされたのだけれども、その年の年末にかけてはDepeche Mode
Music for the Masses
Music for the Masses
posted with amazlet at 16.12.27
Depeche Mode
EMI Import (2006-03-20)
売り上げランキング: 452,073
The Jesus And Mary Chain
ダークランズ(紙ジャケットCD)
ジーザス&メリー・チェイン
Warner Music Japan =music= (2008-07-23)
売り上げランキング: 460,401
とGene Loves Jezebel
The House Of Dolls
The House Of Dolls
posted with amazlet at 16.12.27
Gene Loves Jezebel
Beggars Banquet
売り上げランキング: 1,239,247
とかで忙しかったのである。だから大分経ってから聴いたのだけれども、私がこのテの80年代の爆裂なドラムやベースラインの愛好家に育ってしまったせいもあって、凄く好きなアルバムの1枚である。「もっと早く聴いておけば」とかよく思うのだけれども、このアルバムに関しては出会うべき時に出会うべくして出会えたアルバム、という気がするのであるなぜだか。30歳目前の頃の話だけれども・・・。50年代的なシャッフルビートのシンプルなタイトル曲も、物議を醸した「I Want Your Sex」もハードな「Hard Day」も、もちろんバラードの名唱も、30年近く前の作品なのに、そしてバキバキにその時代の音なのに全く古さを感じさせないのは、やはり天才の所業だったのかな、と今更思わざるを得ない。この後の「Listen Without Prejudice Vol.1」
Listen Without Prejudice 25
Listen Without Prejudice 25
posted with amazlet at 16.12.27

Imports (2017-03-03)
売り上げランキング: 296
も同じような感じで同じような時期に聴いたのだけれども、これもやはり時代の空気の音なのに古さを感じさせないソウルアルバムぶりに震える、んだよなあ・・・。90年代以降はかなり私の世界とは異なる世界の音楽をやっていた印象の彼だけれども、改めてベスト盤とか聴いてみると、確かにストレートに私好みではないのだけれども、凄く楽しく聴けてしまう音楽なので驚いた。まあ、それは彼が天才だったのだな、ということと私もこんな名プレイヤーの弾くベースとエレガントな響きのエレピと黒いビートの曲を楽しんで聴けてしまうようになった、ということなのだろう。私も今年亡くなった方々を含む様々な音楽家に導かれてここまで来たのだな・・・。合掌。