Electrolocation 1

7月、熱い2つのイヴェント!

Pillows & Prayers present HALFBY "Loco" Release Party  2022年7月16日(土)19:00~@ Monet

入店: 2500yen(1D)

Guest DJ: HALFBY

DJ: tmym, ymdmkt, tdsgk, shishin 

Miston presents SENDAI COLONY  2022年7月29日(金)19:00~@ Monet

入店: 2000yen(1D)

LIVE: B. Toriyama

DJ: YAMADAtheGiant, 福福ボーイズ, Kohtaro, tdsgk, Monolith 

マストでよろしくお願いいたします!

 

で、蒸し暑過ぎる昨今、最終兵器、か!?

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!
 
『昭和45年女』という雑誌があって、我が家の人がたまに買ってくるのでたまに読んでいるのだが、先日も我が家に最新号が置いてあった。

ちなみにもう1冊雑誌が置いてあったのだが、

だったのでさすがだ。まあ、私はこちらはあんまり興味がなかったりするのだけれども(なんて今の世の中あまり大きな声では言えないのだけれども)。

 

さて、今やわざわざ雑誌を買って読んだりする人口も少なく、せいぜい私くらいの世代だろうからこういう層に狙いをつけているのだろうなー、わかってるんだぜ、とか思いながら、毎回『昭和45年女』には、悔しいけど感心させられるし、めっちゃ興奮して引き付けられるのであった。今回の最新号もいきなりUp-Beatの広石武彦のインタヴューとかからスタート、なわけでついつい読んでしまった。

 

で、特集がお菓子、ということでなるほどなるほど、こういうのあったよなあ、とか思いながら読んでいたのだが、少女漫画とお菓子、の特集のところでめちゃくちゃ気になる絵の漫画が紹介されていた。『小さなお茶会』ってなんだ・・・?

 (まだ全貌を私は掴んでいないので、とりあえず貼っている)

 

その絵柄に抗いがたい何かを感じてインターネットを駆使し、とりあえずLINEマンガで読めるらしいので今こつこつと読んでいるのだが、なんだこれは、何故これを私は知らないでここまで生きてきたというのだ!というくらいに感動&興奮して読んでいる。

 

という物言いが笑ってしまうくらい似合わない漫画である。猫のご夫婦のほのぼのとした日常(そのほのぼの具合がハードコアすぎるくらいにロマンティックだったりする)の漫画なのだけれども、何だか、こんなこと言いたかないけれども今では失われてしまった何かを補填するかのような感じにも読めてしまって、何だか久々な気持ち(それがどんな気持ちなのかはよくわからないのだけれども)になってしまって、激上がりしながら読んでいるのだった。

 

のだがインターネットを見るとそんな私の心を見透かしたかのように「不朽のメルヘン」とか色々とキャプションがあって、まあ、その通りのことが大体書いてあって首肯するのだけれども、なんかそういう「癒し」だけではないような気もするなあ、この読み進めると沸き起こる気持ちは、という気持ちになるのだった。でも、とりあえずここのもっぷさんとぷりん奥さんの暮らしややり取りには、本当にくすっとさせられたりはっとさせられたりなるほどな、という気持ちになったりするので、いつの日か私のブックオフディギィンスキルでもって紙版をゲットしたい、という気持ちである。

 

でもね、そんなほのぼの、不朽のメルヘン、という漫画で実際その通りなんだけれども、なんかぷりん奥さんが雨の日にちょっとメランコリックになってる時にだんなさんの詩人(いや、詩猫か)のもっぷさんが「めいってるときには音楽だよね 思いっきり明るいやつ 涙も溢れんばかりきれいな音!」って言ってレコードかけるのだが、それがジャケに「Steve Hillage Green」って書いてあるんだよね・・・。

Green

Green

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もっぷさん、間違いないな。とかように、こんなほのぼのとした世界に浸らせてくれる漫画であるけれども、なかなか思わぬところで気が抜けないのであったりする。業か・・・。

 

Horsegirlの「VERSIONS of modern PERFORMANCE」を聴く。

まだ皆10代?の女性トリオのデビューアルバムである。このアルバムの前の7インチでMinutemenのカヴァーとかやってて、うおおおおと盛り上がったのだが、そういうタチの悪いおっちゃんどもの遥か上を越えていく興奮の作品である。私ここまで結構長いことロックンロールを聴いてきたと思うのだけれども、思い入れのないジャンルって今まで聴いてきた中では、勿論個々では大好きなバンドもたくさんいるが所謂「オルタナ」ってのと「ブリットポップ」ってのだったりする。それは多分作品の音質のせいなのかも知れない、90年代のCDの音、っていうか。だからこのトリオもオルタナがどうこう、とか言われてるのを最初見てちょっと怯んだ(最近そういう形容で紹介されてた女性アーティストの作品がことごとくピンとこなかったのもあって)のだけれども、この作品はスピード感はあるものの金属的なもこっとした何かがこちらにむかって飛んでくる感じ(それは決して悪いものではなく塊感がある、ということでそれはもしかしたらSteve Albiniのスタジオのおかげなのか)に、ラウドなギターとクールなヴォーカルに、という感じで加えてさりげなくメロディアスだし、そしてとても不思議なことになんだか、とても優しい、のである。その「優しさ」はPavementやThe PastelsやAir Miamiを聴いた時に感じたものにも通じるもので、要はハイプとか全く関係なしに、この原石のような才能の輝きを詰め込んだアルバムがまぶしくて、そしてとても稀有なものだ、ということである。だからこれまで散々昔みてきたけど、セカンドで変にヘヴィになったり整理されたりしないで、お願いだから!

Look Away

7月にはHalfbyが仙台にやってきます!

Pillows & Prayers present HALFBY "Loco" Release Party  2022年7月16日(土)19:00~@ Monet

入店: 2500yen(1D)

Guest DJ: HALFBY

DJ: tmym, ymdmkt, tdsgk, shishin 

前回の来仙は2018年の12月だったのでだいぶご無沙汰、今度は夏にHalfbyがやってまいります。一時期は毎年忘年会的な勢いで来てくれてわいわいやっておりましたが、今回はアルバム「Loco」(マジ名盤)

Loco

Loco

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アナログリリース記念、という意味合いも。また、久々にアナログ盤でのDJ、という感じで意外に珍しい機会かもしれません。久々の再開を祝してわいわいとやりたいと思いますので、ぜひ皆さまもよろしくお願いいたします!迎える仙台陣も、酸いも甘いも嚙分けたナイスな面々なのでお楽しみに。しかしまさかこんなに長いお付き合いになるとは思ってもみなかったなあ・・・。

 

そして

Miston presents SENDAI COLONY  2022年7月29日(金)19:00~@ Monet

入店: 2000yen(1D)

LIVE: B. Toriyama

DJ: YAMADAtheGiant, 福福ボーイズ, Kohtaro, tdsgk, Monolith 

思えばこれまた長い(四半世紀近いのではないか)付き合いのMonolith君のお誘いで出させていただきます。これはメンツ、濃いですね・・・。ちょいと久々に我が家の棚から楽しいダンスミュージックを選び抜いて臨もう(と言っても絶対ニューウェーヴになる)と思ってます。思えばMonolithくんとDJユニット組んで一緒に今は亡き恵比寿のみるくでやったのはもう21年も前の話なのか、と一瞬遠い目になりました。が、現在進行形、そして未来形でよろしくお願いいたします!

 

で、夏本番、か!?

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!
 
昨夜のcsgbもありがとうございました!なんかfamからMonetに場所移って開催しているわけですが、なんかMonetと相性良いのかなcsgb。毎回楽しい、です!皆様今後ともふらっとでも良いのでぜひいらしてください。おひさしぶりのべあしょーひらしょーコンビも(別に2人が一緒にやっているわけではないですが)なんだか絶好調でまたこういう感じでよろしくお願いいたします!私は手近にあったレコードを持って行った感じだったので、大体そういう場合暗いレコードが多いんですが意外に昨夜は闇落ちせず、なぜか4つ打ちとか多めで、たまにはああいう感じもどうでしょう・・・?
 
さて、ほっておくと闇落ちしてしまうのは拙ブログも同じなのでなんだか楽しい話がしたい。もう最近たとえば昼ご飯食べながらニュースとか見てるだけで即、なんだかなー、って気持ちになってしまうわけだから、そういうのに抗っていきたいのである。
 
・・・と書いてからここまで2時間くらい経過してしまったのでBig Countryの「The Seer」を聴いている、という話をしよう。
Seer

Seer

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1986年発表の3枚目のアルバムである。私がリアルタイムで聴いたのもこれが最初であった。それから36年の月日が流れる中でベスト盤のCDありゃ良いやー、とか言って手放し、後悔し、なかなか良い条件の中古盤に出会えず、というよくあるパターンを経て遂に再びこの手の中にこのアナログを収めたのであった。いや、これ曲順違うエディションとかもあってそっちをよく見かけてて、いやそれじゃない、という日々だったので。さて、スコットランド出身の彼らと言えばバグパイプギター、とも評される印象的なフレーズのギターを中心に据えた音であるが、このアルバムが多分それの最高点な気もする、今にして思えば。スケールのデカいThe 哀愁、とも言えそうなメロディも絶好調、今にして思えばかなりの冒険だった、そしてなんで?というRobin Millerのプロデューサー起用(Everything But The GirlとかSadeとかThe Weekendだもんな)も全く違和感なく、Kate Bush、そして今知ってびっくりしたがJune Miles-Kingston(The Mo-DettsにCommunardsだ)も参加、と何か非の打ちどころのないアルバム。リリース時あんまり芳しいレヴュー見なかった気もした(おかげで手に取るのに時間かかった)けど、蓋を開けてみたら大ヒットアルバムだった、ということも今更知った次第である。この後、ちょっとそうじゃないよな、という方向に行ってちょっと悲しいStewart Adamsonの自死、とかあったりするがこういう作品がここにこうして遺っているのは、本当に何と言うか、ありがたいですな。

 
 

 

Christine

今週金曜日です!

csgb Vol.88 2022年6月17日(金)20:00~@ Monet

入店: 2000yen(1D)

Guest DJ: Bearsho

DJ: shinshin, hirasho, tdsgk

あのベアショーひらしょーコンビが(とくに何があるわけではないですが)!私は、そうですね、なんかこう手前の方から掴んで持って行く感じで!

 

で来月の楽しい予定!

7月16日(土)に仙台にHalfbyが来てご一緒します!

Loco

Loco

Amazon

この名盤のアナログも出たタイミングで!連休初日なので遠方からも是非お出かけくださいませ。

 

そして

7月29日(金)にもお声がかかりましてDJします!

おそらく福福ボーイズやB. Toriyamaさん、DJ Monolithさんとご一緒します!

 

上記2つの他に、7月のcsgbもあります。

 

そしてここに来てまた盛り上がるアオバTシャツ!

aobanunoise.thebase.inあkk

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!
 
そういえば先日、と言っても1週間以上前なのだが3回目のワクチン接種をしてきたのだった。
 
1回目2回目はなんか急かされるような感じで接種したわけだが、3回目を受けるまでは結構なんか、ちょっとめんどくさい感じかも知れないけど、色々とうーん、となってしまってもう受けなくて良いんじゃないかな、くらいの気持ちになっていたのであった。
 
1回目2回目の時はなんか世界が変わるんじゃないかな(あ、それは別にワクチンのせいで人体に変な影響が出て、ということではなく)、みたいな期待みたいなものもあったように思うのだが、なんかさして世の中変わらず、そして3回目がなんか普通に打ってください、とか来てしまうとこのまま無限に追加ドーズが続くのですか、みたいな出口の見えない感じに囚われてしまって(あながちそれも間違いではない、と自分では思う)ちょっと、なんかもう良いんじゃないの・・・、みたいになってしまって腰が重かったわけである。
 
でもちょっと海外とのやり取りがここ最近あって、もしかしたらまた私が海外に近いうちに行く可能性も軽く出てしまって、そうなってくると色々証明書だのなんだの(それも果たしてどれくらい意味があるのかしら、とちょっと思ってはいる)、という側面が出てきてしまって、はいはいもうわかりましたよ打てば良いんでしょ打てば、みたいな気持ちだったのである。
 
で、1回目も2回目も副反応が皆無過ぎて逆に不気味なくらいだった私であるが、3回目は副反応来るのかな、とか思いながら打ってもらったわけだ。問題は、ちなみに1回目の時が確かAOBA NU NOISEのTシャツ、2回目の時がバンド名病原菌、でお馴染みGermsのTシャツ、と無意識になかなかなチョイスで臨んでいた私のTシャツで、今回はなんと無意識にWhitehouseのTシャツとかで臨んでしまったりしたわけである。
 
しかしそのおかげか何か知らないが今回の接種後も、当日、翌日、翌々日、それ以降ずっと、と言う感じで副反応も全くなく普通に暮らしているので、とてもありがたい、というか幸運なことだが、ちょっと不気味、ではある。一体どういうメカニズムなのか、副反応とは・・・。そして俺の身体は一体・・・。
 
でも本当はこういうワクチンのこととかで思い悩んだり、それのせいで分断されたりする世の中なんて嫌だし、もっと言ったら人間もうちょい色々なんとかならんのか、ということが様々なレヴェルで起きまくっている世界中も嫌なのだけれども、それでも生きているからには何とかしていかないといかんのだね。人間、ちょっと視点を時に近くに、とか時に遠くに、とかやっていると凌いで行けそうな気持にはなるので、それで乗り切っていくしかないのかな。
 
でも何とか回避するための努力はちょっと上の方でもちゃんとしてもらわないと困るのだ、円安も値上げも。全く「自助」とか先んじて逃げの口上で言いやがった政党が与党だなんて身の毛もよだつものである。
 
今年はSummer Of Loveが来ると良いものだが。で、The House Of Loveとか突然聴きたくなるわけである。

CD5枚組の30周年エディション、なんてそういえば出てたな、と今上のリンクを貼って思い出した。我が家のも3枚組のエディションなので相当と言えば相当ではあるが。1988年にCreationからリリースされたファーストアルバムである。当時UKインディチャートで大爆発していて、聴きたいものだなあと思いながらもその年の12月にやっと手に入れて聴いていたアルバムである。12月、ということはつまり同時期に「Isn't Anything」

も聴いていた、というわけである。私の中2の12月、アツいな・・・。そういえばこのThe House Of LoveとMy Bloody Valentineダブルヘッダー武道館来日公演、なんていう恐ろしい企画も私が高校時代にあって、それはもう90年代に入ってからの話で、両者ともCreationレーベルつながりはあったけどもHOLはもうメジャーに行ってたし、なんかそもそも音的に近いかなあ?と疑問に思いながらいた記憶が蘇った。まあ中止になったのだけれども。蛇足ながら私の友人はその武道館ライヴに備え相当前から上京しバイトしてお金貯めながら当日を楽しみにしていて、当日武道館に行って初めて中止を知った、というとんでもなく凄いエピソード(掟ポルシェ氏のMarc Almond初来日公演延期の際のエピソードも近いが)を持っていたものだった。話が逸れ過ぎたがこのファーストは、ミニマルな展開の中で最大限にメロディアスな曲を作ることに命を懸けたようなこの時既に30代だったGuy Chadwickのソングライティングの技と、時に暴れはするもののポイントポイントで印象的なフレーズを奏でるギターの絶妙な配置具合、そして予算の都合なのかも知れないのだけれども全体的にちょっとくぐもったような音が、どれもこれもばっちりとはまった奇跡の名作、である。これ以降も悪くはないし、むしろ最高、なのだけれども何かどこか掛け違えたような印象があるんだよな、本当にこの後も名曲しかないのだけれども。

 

 

Happy New Year

ついこの間やったばかりだと思っていたら・・・。

csgb Vol.88 2022年6月17日(金)20:00~@ Monet

入店: 2000yen(1D)

Guest DJ: Bearsho

DJ: shinshin, hirasho, tdsgk

今回は超久々、ベアショーさんがやってきます!そして秋山さんは不在ですが、ひらしょーさんが復帰!私は相変わらず何も選曲できていませんが、頑張ります!

 

あと多分

7月16日(土)に仙台にHalfbyが来てご一緒します!

久々の来仙を楽しく!新作

Loco

Loco

Amazon

のアナログも出ましたし。詳細はまた後日!

 

そして

7月29日(金)にもお声がかかりましてDJします!

おそらく福福ボーイズやB. Toriyamaさん、DJ Monolithさんとご一緒します。長い付き合いの皆さん故に、私も負けないよう頑張ります。

 

上記2つの他に、7月のcsgbもありますので、久々にDJ多い感じになってますね。どっかの現場でお会いしたいものです!

 

そしてここに来てまた盛り上がるアオバTシャツ!

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白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!
 
ちなみに今のはてなブログのお題が「眺めてみよう、本棚!」というものであって、まあなかなか良いものだと思うのだが、最早我が家は本棚ではなく本箱に本を収納して箱を重ねて、なんならレコードも棚というよりコンテナに収納してコンテナを重ねて、という最早「どんだけ部屋にものを詰め込めるか」ギネスに挑戦、みたいな感じになっているので、眺めたくても眺められない。かろうじてCDは棚に入っているから眺められるのだが、大半は倉庫に入っているので、全貌を掴むのはなかなか難しい。
 
これでも結構、本もレコードもCDも手放してきた。きたのだが、人間が変わらない限り物は増え続ける、ものである。いつの日か全て電子版で、とかストリームで、とかいう風に割り切れるようになれば、もう少し今のスペースでも更なる余裕が生まれるのかも知れないのだが、そんな日はなんとなく死ぬまで来ないんじゃないか、と言う予感もしているのでもうこれは一生収納の問題と向きあって暮らしていくことを運命づけられている状態なのかもしれない。
 
でもねえ、ラジオから流れる音楽をカセットに録音して何度も聴いて、嗚呼この曲の入っているアルバムを所有したい、自分のものにして何度も何度も聴きたいものだなあ、という幼き日の渇望のようなものが初期衝動みたいなものとしてあると、なかなか脱却もできないもので、これはまあやはり上に書いたように運命、なのか、呪いをかけられた、というか。昭和末期の呪い、なんですかね・・・。
 
でも何となくよくわからないレコードとかを安いからっつって何となく買ってしまったりしていると、もうそろそろ良いんじゃないのかしら・・・、とか思う時もある。その思いをそのままnurtureできれば良いのだが、その数時間後にはオンラインのカートに商品をぶっこんでいたりもするので、つくづく人間、ambivalentな生き物、というか、もしくはまあ単に懲りない、というか・・・。。
 
かように日々何かと斗いながら今日も一日生き永らえようとしている。Let's Eat Grandmaの「Two Ribbons」
Two Ribbons

Two Ribbons

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を聴いたりしてだな。UKの女性デュオ、サードアルバムである。前作

I'm All Ears

I'm All Ears

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も良かったけど、ちょっと重苦しい、というか何かこう足掻いている感じがあってあまりのめり込めなかったものだが、果たして今作の突き抜けたシンセポップ具合はPet Shop Boysの一番ハイなタイミングにEDM一歩手前くらいのテンションをぶっこんだぐらいの曲もあれば、フォークロックのノリの曲もあって何気に混在具合が凄いのに挙句メロディも超スウィート、という2022年一番のポップスはこれじゃないのかな、という1枚である。曲がとにかくキャッチーで誰もが好きになりそうな感じなのだけれども、歌詞はとにかく喪失感というか悲しみというかそういうものに溢れているのは恋人との死別、なんていうヘヴィな体験があったから、なのだろうか。それにしたって今作の突き抜け方は尋常ならざるものがあるので、これは今すぐ急いで聴いとくべき傑作。

All The Good Times

実はMサイズが白も黒も残り一点、です!お早目に、そしてLサイズもLLサイズも昨今の流行から行くと良い感じのシルエットになりますので、そちらもご検討ください。

aobanunoise.thebase.inあkk

 
そう、毎回AOBA NU NOISEのTシャツのリンクから始まっている拙ブログなのだが、あまりにも毎回このリンクからスタートしているのでテンプレ化している懸念があり・・・。結構普通に私は着て仕事したりなんだりとしているので凄く良い。その良さを貴兄貴女とも分かち合いたい!ので是非よろしく。
 
さて、関東での仕事が2日間に渡ってあったので、先週も東京に、今度は泊りがけで行ってきた。ということで宿を取ったのだが、問題はそのホテル、である。各部屋にターンテーブルが置いてあるホテル、なのであった。
 
一体どういうことなのだ、とわが目を疑ったが、確かにそういうホテルということでお値段もお手頃だったので(まあ経費、なのだが)早速そこに泊まることにした。ホテルに入るなりフロントの脇にはレコードジャケットを何枚もまとめたポスターのようなものがどどーんと飾ってあり、カウンター脇にはレンタル用のレコードもあり、要はそういうことなのだな、と理解した。
 
まあ、レコードは自前で用意してあるので別にレンタルすることもなく、夜友人たちと久々に再会して飲んだ後にホテルに戻り、どれレコードを聴くか、と部屋にあるオールインワン型のタンテのスイッチを入れレコードをセットしアームを下ろし・・・、という勝手知ったる毎日やっていることを旅先でも、と感動したのだが
 
音がしない。
 
サーという音だけで全くしない。あれ、と思いよくよく見ると針がついていない。そりゃあ音出ないでしょう・・・。もしかしてフロントに言って針を借りる、というシステムだったのだろうか・・・。しかしシャワーも浴び寝間着に着替えてどれどれ、というタイミングで面倒だったのでレコードを諦めふて寝した、のだった。
 
フロントのレコードを借りる際に針も一緒に、ということだったのかな。でもこちとら毎回自前でレコード用意できるが故、別に借りないからな・・・。ちょっと再検証するためにもう一度泊まらないといけない、な・・・。あーしかしあの盤、当日に調達してきたOrchestral Manoeuvres In The Darkの「If You Leave」7インチ、聴きたかったな。
 
ということもあったしお友達にもあったしレコードも買ったのだけれども、平日のど真ん中にこんな感じで出張とかあると、通常の仕事もたんまりある中でなので、大層疲れるものである。なんかまだ疲れが取れていないらしく、今日の休みもかなりぼんやりと過ごしてしまった。まあこういう骨休みも必要、ということなのかな。そんな日のBGMにはAngel Olsenの「Big Time」である。

前作とそれに続く編集盤的なもの(とその後の80年代ポップスのカヴァーEPも!それこそOMDの「If You Leave」やってたな)

All Mirrors -Gatefold- [Analog]

All Mirrors -Gatefold- [Analog]

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Whole New Mess

Whole New Mess

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がまあ、とにかく最高で愛聴していたものだが、今作はなんとカントリー、である。しかも今風のなんとかカントリーとかカントリー風味、というのではなくどカントリー、である。ペダルスチールもバンバンフィーチャーされた古式ゆかしいつっこみようのない世界には正直ここまでの流れを考えると度肝を抜かれたものだが、思えばそこはかとなくそういう感じはこれまでもあったけどここまで前面に出してくるとは。しかし内容は本当に最高で名曲揃いのゆったりとしたスケールのデカさが印象的でここまで彼女の音楽に興味がなかった層にもある意味リーチするのではないか、という傑作。そしてなるほどこのタイトルはそういう、という過去と現在どちらの視点も混在する歌詞もまた、色々あったんだな・・・、ということが窺えて深いのであった。

There Is A Bed

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!
 
前回の更新から1週間近く経ってしまって、もう6月になってしまっていた。5月は連休が終わった、という絶望感に苛まれたまま1か月を終えてしまった気がする。
 
この1週間はひたすらドタバタと仕事をしながら日帰りで東京出張、なんていうのもあって1年ぶりに上京したりした。しかし秋葉原で仕事をしてから、私の本業のために新宿に行き御茶ノ水に行き、というスケジュールだったのでまあ慌ただしいと言えば慌ただしかった。
 
でも、お店で探していたレコードを4枚くらい発見、とかいうこの令和の、インターネットの世の中では俄には信じがたいことが新宿では起きたので充実、であった。あと日本人レコードコーナーが、どの店舗でも大体より一層拡充していて、私の好きなニューウェーヴとかノイズ・アヴァンギャルドとかいう日陰コーナーは狭くなりつつあって、まあ逆に探しやすくて良い、のかもしれない。
 
という平和な話だけをしながら暮らしていきたいものなのだけれども、どうも世の中嫌なことが多くて、どうしてこんなことをほっとけるのかな、とかどうしてそういう方向に行くのかな、とかどうしてそういうことを、という感じのことを毎日ニュースを見ながら考える。それは世界中でもだし、日本でもだし、皆生きていたくないのかな、もしくは他人が平和に生きているのが許せないのかな、とか本当に素朴に思うことだらけなのだけれども。多分人間色々進化したつもりになっていることの代償として、想像力を失ってしまったのかな。でもそれは昔からなのかも知れなくて今に始まったことではないのかも知れないし、もともと人間自分さえ平和ならば他人を攻撃したい生き物なんだな、ということをこのネット上でのやり取り花盛りな昨今よく感じるので、ある意味、人間らしく生きているんだな、皆、ということなのかも知れない。なんか後天的に色々身に着けて人間生活って成立しているようにずっと思ってたんだけどもな。
 
でも少なくとも若い人がちょっとでも心配なく暮らせる世の中になってもらいたい、とジジイども(そうジジイ、なのだ)が好き勝手やってる世の中で切に願うのだった。一応仕事がら、柄にもなくそういうこと思ったりもする昨今なのよ。私ですらそんなこと思うくらいの体たらくなんだから、世の中、かなりどうかしている。
 
ここに来てMarc Almondの「Mother Fist」を安かったからってアナログで買ったりしている私もどうかしている。

87年リリースのアルバムである。彼の場合Soft Cellと並行してThe Mambasやってたり、それ以降もソロと言えばソロなんだけれどもバンドの名前がちゃんとあったりしていて、これはThe Willing Sinnersとのアルバムである。ソロ3枚目、と考えられるのかな。Virginからの最後のリリースとなった今作は誰が何と言おうと彼の最高傑作である。もうジャケからして炸裂しているが、内容も暗い輝きを持ったメランコリックな楽曲がぎゅうっと詰まった1枚である。ムード歌謡一歩手前的美メロを美声で、というと陳腐な感じがするやも知れぬがそれを高次元でやるとこうなる、という見本なわけだが、歌詞も含めて濃密に妖艶すぎて窒息しそうなくらい、である(誉め言葉)。タイトルはカポーティの作品から取られこのアルバム自体も彼に捧げられてて、最早ツッコミようがないくらいに完璧な世界観、ってやつである。無人島に持って行くレコードは?と聞かれたらこれ、って答えます。

Heavenly Bodies

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!今日の仙台は真夏日、ということで暑くなってきてAOBA NU NOISEのTシャツが必要、ということでよろしくです!
 
金曜日のcsgb、ありがとうございました!GINくんの熱いアナログセット、オモテさんの丁寧なつなぎの4つ打ちセット、どれも最高でしたし、オモテさんをGINくんと罵倒したり、と非常に充実していました。私も棚からレコードを出さず、基本外に出ている新入荷コーナーからだけつかんで持ってきたので、いざやってみると結構大変でしたが、楽しくやれました!来月も17日くらいにはやる予定ですのでよろしくお願いいたします。
 
さてDepeche ModeのAndy Fletcherが亡くなってしまって、なんだかんだで長い付き合いで追いかけてきているバンドなので大変にショックであるが、これからDMはデュオになってしまうのであろうか。音楽的には何ら変わらないだろうけれども、なんかちょっと、しっくり来ないものである。いやー、なんだか、なあ。
 
という感じの昨今であるが、iPodが生産終了、ということにも地味に衝撃を受けているのであった。
 
というのも先日iPhoneを機種変更した際、この間まで使っていたXRは送って下取りに出さないと月々の支払いが発生する、とか言われてしまった。そのXR以前に使用していたiPhone7をiPod代わりにして車で使っている私としては、今回の機種変更によりXRをiPodにしょう、と考えていたわけである。
 
その目論見が崩れてしまって、うーん、とかソフトバンクショップで悩んでいたわけであるが、その様を見たソフトバンクの女性スタッフが、今iPod代わりの7が壊れたらその時はiPodを買うというのはどうでしょう、とか提案してきて、いやそれがちょっとな、と思っているから悩んでいるんだけど、とか思いつつなるほどな、ということでXRをこないだ下取り用に送付して、依然としてかなり古くなりつつあるiPhone7をiPod代わりに使っている次第であった。
 
でもさすがにちょっと不安なところもあるので、iPodtouchかな、余計なもの付きすぎているけど、とか思い始めた矢先にiPod生産中止、となってしまって色々混乱して、さかのぼってソフトバンクスタッフに苦情の電話でも入れるべきか、とか狼狽してしまったが、それはよくいる単に文句言いたいだけの老人、なのでしていない。もちろん、しない。
 
たいていの人はスマートフォンで音楽を聴くからもうiPodがあっても意味がない、ということなんだろうけれども、スマホスマホでもちろん他の用途にもバキバキ使うわけだから、音楽聴いているときにたとえば電話しなきゃなくなったり、音声の出るInstagramの投稿とか見たりする時とかなんだか何が何やらで落ち着かないんじゃないだろうか・・・、とか思う人がもはやいないから、こうやって音楽プレイヤーとしてのみ別口でiPodを持とうという人がいないから、生産中止になるんだろうな、ということは重々承知している。
 
しかしiPodには振り回されっぱなしだったな。最初のnanoに始まり、それが発火する、というリコールで送る羽目になったら別のnanoが返送されてきて、それがどうにも嫌だったから古いiPodClassicを知り合いから買い、それが全く使い物にならず、そうこうしているうちにストリーミングの世の中になり、機種変した古いiPhonewifiでつないでiPod代わりにして、とあっちに引っ張られこっちに引っ張られ、とかやっているうちにこんな、iPodが消える世の中になってしまった。っていうかそろそろ付き合いきれないので、もういい加減にしてほしいものである。
 
でもなんだか機械に左右される生活、って普通のことになってきているんだな、なんだかな、とか思うのも昭和生まれだからであって、世の人々はそういうことも全く思わずに淡々と暮らしているのだろうか。まあ、昭和生まれは先日はレコードでDJをし、今日もレコードを注文し、CDをセヴンイレヴンで受け取り、レコードでDeath Bellsの「New Signs Of Life」を聴いたりしている。
New Signs of Life

New Signs of Life

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先日、「最も空しく、哀しくなるウェブページ」ことタワレコのアウトレットコーナーを、あんなに焦って定価で買ったレコード群がこんな値段に・・・、と涙をこらえながら見ていたらたまたま買っていなかったこのアルバムを激安で発見したので、買って聴いている(たまには涙が乾くこともあるのだ)。オーストラリア出身のバンドのセカンドアルバムで、DAISレーベルからのリリースである。DAIS、Cold ShowersだのDeath Of LoversだのPrivate Worldだの、こういうバンド多くて(もっと言うとDrab MajestyとかVR Sexとかも)こんがらがったのでスルーしていたのだが、これが一発で「嗚呼、こういう音楽が私は好き・・・」と泡吹いて気絶する音である。80年代にポストパンクやらネオサイケやらゴスやらポジパンとか言われたバンドがどんどんメジャー化していって、結果、スケールのでかいUK版産業ロック一歩手前な音楽性になったりしていたわけだが、その成れの果ての音を今出している感じ、というまあ個人的にはたまらない名盤なのであるが果たして、アウトレットコーナーに初回のカラー盤で残っていたりするわけだから察し・・・、という感じもする。しかし本当に実はタイトなバンドサウンドに良い具合に力強いヴォーカル、今は2020年代なのか、と問わずにいられないサウンドとリフを奏でるギターに時にシンセ、時にサックスまで加わり、全9曲、隙のないアルバムである。でも一周回って(いや、3周くらいか)こういうのが新鮮に響く時代、でもあるのだろうか、と思うのであった。私はたぶんずーっと昔からずーっと未来まで、こういう音には反応し続けざるを得ないのだな、しかし・・・。