Can't Help But Smiling

そう、再来週なのです。

『A night with incredible boogieman and electroshock ! 』 渡邊琢磨 & Hair Stylistics aka中原昌也千住宗臣 live  

2009.11.29(sun) @PANGAEA  open 19:00   live start 20:00

・前売り予約(定員50名) 2500円(ドリンク代別) 定員に達し次第締め切らせていただきます。
・当日   3000円(ドリンク代別)数に限りがあるので事前に問い合わせ下さい。

live:渡邊琢磨& 中原昌也千住宗臣  dj:evol

・メール予約 pangaea :info@pangaea-sendai.com    ensemble of rests: actuel@ever.ocn.ne.jp
※件名に【11月29日渡邊琢磨ライブ予約】、本文に(1)お名前(2)人数(3)連絡先(携帯電話)をご記入の上、お送りください。折り返し、予約完了メールをお送りいたします。
・電話予約  pangaea :022-395-6198

PANGAEA 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町1-11-20 SUGA-DUNビル4階 022-395-6198 info@pangaea-sendai.com http://www.pangaea-sendai.com/

なんか結構な人数が既に予約しているらしく、残りがあるのかちょっとわかりませんが是非!大体DJブースセットする余地がなく、CDJのみでDJ、という事態からもなんか大変なことになっているんじゃないかと。そして記念すべきevolとしての初お呼ばれDJなので頑張ります。evol目当ての方なんてのは絶対いないわけだけれども。そしてそしてその同日にはAOBA NU NOISEがありまして、初の同日ダブルヘッダー、という大変な事態に。老いてなお盛ん、とはまさにこのことか・・・。evolファン(いない)の方々はPANGAEAからSHAFTへと一緒にツアーしましょう!

しかし日々どばーと過ごしていたらあっという間にもうすぐ上記イヴェント、という感じになってしまい、いやいやあっという間に全てが過ぎ去っていってしまう。そんな日々の中でどんなことを自分は己に刻み付けてきたのだろうか、と考えてみれば頭に残っているのは戦国武将ブームに対する違和感、とか車を運転していて目に入った、前の車のリアウィンドウに貼られた「AIKAWA NANASE」という文字と彼女のものと思しきシルエットのおそらく自作のカッティングシート、とか「プレミアム」という言葉を乱発しているこの世の中では最早「プレミアム」という言葉の価値がなくなっているのではないか、という懸念、とかベランダ越しにお隣さんからいただいたお隣さんの実家で作っているキャベツの美味しさ、とかそういうしょうもないネタばかりだったりする。

このままではいけない。やはり日々散歩も毎日更新、とかそういうタスクを自らに課さなければつまらない大人になってしまうのではないか自分、という思いが頭を擡げて来る。また自らに鞭打ってやるか、と珍しく前向きになってみたりする。

でも、今の私の今年8月に新調したPCはキーボードのタッチのせいなのか何なのか、母音が脱落しやすくて打ち辛いからさー、とか言い訳を同時に考えている自分がいることも見逃せなかったりする。

しかし聴いていた音楽は全て刻み付けている。Devendra Banhartの「What Will We Be」が大傑作、というか衝撃のアルバムなので興奮だ。元々とろーんとした空気のフォーク色濃い音楽性が基本の彼である。Young Godレーベル時代にそれは極まって、XL、というかメジャーに移籍してからは色々やってて、それはそれで面白いけれどもちょっと初期の頃が懐かしいなあ、とか思いながらいた私は結構それほど期待もせずに新作を聴いていたのであった。そうしたら何だか純度のより高いとろーん、というかもやーんとした空気に包まれた、しかも前よりもグッドでスウィートなメロディの曲群が流れ出てきたからまずはちょっと「おっ、やっぱり良いね」とか思っていたのだった。相変わらずお前は現地人か、と突っ込みを入れたくなるような達者なポルトガル語の曲も混じっているから何だか楽しく聴いていたのだった。そうしたら突如往年のディスコ風の、そして何だか彼のヴォーカルも心なしか粘っこい曲が現れてびっくりする。しかしこの哀感漂うメロディは抗えないのう、と思っていたら曲名が「16th Valencia & Roxy Music」とな?そこでいったんアルバムの印象がガラリと変わったところでまたスウィートなフォーク風ナンバーが連発され、こちらの衝撃も緩和されて今回の作品はなんか甘いメロディの曲が多くて明るいのう、とか思っていたらばラストナンバーにこれはStudio Oneで昔に録音されたんか、と突っ込みを入れたくなるようなオルガンビキビキのスカナンバー(音質も往年ばり)がぶちかまされて呆然となった。今までも多彩な音楽性の片鱗は見え隠れしていたものの、今回のように振り切れたナンバーがガツンと存在感を放っていたアルバムはなかった。それでいて今までの路線の純度も高まっていてアルバム全体でとっ散らかった印象がないわけだから、これは大変なことである。前述のディスコ風ナンバー(というかRoxy Musicっぽいんだな、歌い方も含めて)も含んだ数曲でなんとDaniel Lanoisがミックスを手がけていて、何だかこれまた大変なことになっている。やっぱりまだまだやってくれる男だったのだ、Devendra氏は、と反省することしきりの大傑作。