We Die And See Beauty Reign

ご無沙汰しております。まずは先週土曜日の「Here, There」ありがとうございました。若い方々と色々交流できて、また色々な音楽も聴けて楽しかったです。そして偏屈極まりない我々EVOLのDJも楽しんでいただけたみたいで何よりです。我々もほとんど記憶のなかった前回AOBA NU NOISEの借りを返せたかな、と。

そして次の日のPoptuneもありがとうございました。疲労のせいかかけたい曲のA面B面間違えたり(Bananaramaの「Long Train Runnin'」のカヴァーなのにヴォーカルがないヴァージョンかけてしまった)、なんだか不調でしたがありがとうございました。地味につなぎ頑張りました。

さて、今度は

TOAD RECORDS&-W-(waikiki champions) presents "TOAD IN NOISE "×THE ADVANTAGE JAPAN TOUR 10.19(TUE)@CLUB PANGAEA open 20:00
ADV:2000YEN(1Drink) 限定50枚  DOOR:2500YEN(1Drink)
Live Act/ THE ADVANTAGE (US,SACRAMENTO ), -W-(waikiki champions), killer titts
DJs/ tdsgk( AOBA NU NOISE), JOY ( club snoozer sendai)

■TICKET INFORMATION
CLUB PANGEA 宮城県仙台市青葉区一番町1-11-20 SUGA-DUNビル4階
*WEB http://www.pangaea-sendai.com/index.html
*TEL 022-395-6198

waikiki champions (-W-) official web
*WEB http://waikiki-champions.hp.infoseek.co.jp/top.shtml
*MAIL waikism@hotmail.co.jp

TOAD RECORDS
*WEB http://www.toadrecords.com/

こんな企画があります。Hellaのメンバーを含む、ファミコン音楽をバンド編成でやってしまう恐怖の面白バンドの来仙イヴェントです。共演はお馴染みWaikiki Championsに、お父さんノイズ一人ユニットKiller Tittsという、あーホームだわー、という感じのノリなんで楽しくやりたいと思います。何かければ良いんだろうか・・・。楽しい悩みは尽きませんがよろしくお願いいたします!

と上で書いておきながら、私、全然ファミコンに思い入れがないのである。ファミコンが流行り始めたのは私が小学生の時だったのだが、当時私はそういうゲームとかよりもミニカーとか、そしてレコードとかの方にかなり入れ込んでいたので、あまり興味すら持たずにいたのだった。

しかし友人宅に行けばファミコンあったりして、F1レースとかエキサイトバイクとかはやった記憶がある。いまいちやり方とか会得していなかったのでなんだか手探りだったものだが、ちょっとやった記憶がある。でもそれ以降は大学時代にスーパーファミコンマリオカートにはまったぐらいで、後は基本そのようなゲームとは無縁の生活なのであった。

思えば小学生の頃のガンダムのプラモデルの空前の大ブームの頃も、ガンプラ目当てに列をなす小学生を尻目にひたすら車のプラモデル、しかも日本の旧車の、という志向だったので、随分とまあズレた小学生だったものだのう、と今にして思う。別に、お前らとは違うぜ、とかそういうわかりやすい優越感的メンタリティだったわけではなく、要は車が好きだったんだな、多分。そしてそれを今、昔から流行りに迎合しないクールネスを、とか思っていたら単に恥ずかしいだけであるが、逆に普通に世代的にデフォルトなガンダムの話題とか、ファミコンの話題とか全くできないので、ちょっとくらいはかじっておいた方が良かったのか、とか思うくらいなのだから。

まあそういうガキだった私は今、Isobel Campbell & Mark Laneganの「Hawk」を聴く。元Belle And Sebastian(もうそろそろこういうこと言わなくても良いのか)のIsobel嬢と元Screaming TreesのMarkのコラボレーションももう3枚目か。しかしこのコラボ、始まりこそ企画っぽかったが枚数を重ねるごとに充実しているから、このまま定期的に続けていって欲しいものである。前2作Ballad of the Broken SeasSunday at Devil Dirtも最高だったが、何と言うかLee Hazlewood & Nancy Sinatra的、というかまるでアメリカのロードムーヴィ的なものへの憧れみたいなものが、強く出ていたその2枚に比べて、今作は随分しっかりと地に足の着いた、というかこれを土台にしてのびのびとやろう、という感じが伝わってくる充実作である。基本線は変わらないものの、曲がより良くなっているし、Townes Van Zandtのカヴァーが2曲も入っていたり(しかも何故か2曲ともアルバム「Flyin' Shoes」Flyin Shoesから、という)、と聴きどころはたくさんある。なんかぶっ壊れたロカビリーミーツフリージャズ的な曲までが顔を出して、この単なる組み合わせの妙とかそういうレヴェルではなく、有機的なユニットとして本当に動いているのだなあとこちらに思わせる傑作。