Distant Lights

なんとアタシ達EVOLはオープンの20時から90分間やることになりました!現時点ではいつもの勝手にバック・トゥ・バックスタイル(超余談だがバック・トゥ・バックと聞くとまずThe Street Slidersの名曲が思い浮かぶ)のみならず、私1人時間、大久氏1人時間も設けようと思っておりますのでいつもより濃密にスタートからぶちかますことになりそうです!

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2011年9月25日(日)  20:00〜 DOOR/2000yen(1D) ADV/1500yen(1D)
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), runny stools meets雨先案内人, M-KODA
DJs/ EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SISINOBU, syun

勿論恒例の1次会も開催しますので久々に、電話なんてやめてさ、国分町で会おうよ!しかし何をかけようかな・・・。今んとこなんかヒップホップのレコードを我が家でザクザク発掘しているのだがそれはどうなんだろう・・・。

ところで映画「モテキ」を観てきた。マンガも読んでないし、テレビ版も信頼できる筋から激推薦されていていつかいつか、とか思いながらまだ観ていなかったりするのだが、何故か公開初日の初回で観てきた。凄く面白かった。

別にストーリーとかは今更私がああだこうだ言うまでもないような気がするのだが、正しくお金をかけた映画だなあ、としみじみ思った。あと「(500日)のサマー」(500)日のサマー [DVD]って影響デカい映画だったんだなあ、とか思った。というか恋愛に関して一家言もへったくれも持ってない私ですら、あちゃーバカだなー!とか、んーそういうもんなのかなあ、とか色々考えさせられたので、多分私以外の世の中の方々はもっともっとずっとずっと楽しめると思う、ストーリー的には。

私としてはディテール的にかなり色々な部分でうおーこれは、と盛り上がれる箇所がかなりあったのだが、そういう部分のみならず細部にまで凄く良く拘り、というか設定が効いていてかなり感心した。とくにiPhoneと普通の携帯電話の違い、というのが象徴的だったり、Twitterのアイコンにしても細かく設定されていて、それは持ち物とか着る物(ニューシャネルか!)と同じように登場人物の人物像を描き出していてなるほどなー、となったのだった。

勿論音楽はどれも効果的(すぎるくらい)の使われ方だったし、2回のカラオケのシーンで爆笑とか居酒屋のメニューで爆笑、とか画面の隅にdipのポスターだ、とかそれは多分映画とは関係ない世界なんだけどそういう発見とかもあってあっという間の2時間だった。だから我が地元にありがちな上から目線な感じで皆観た方が良い、とか言いたくなるんだけれど、そんなこと私が言うまでもなく皆観に行く勢いだろうから良いんだろうなあ。

ただ、これ自分が20代で独身で観てたらどうだったか、と考えると結構恐ろしい。変に幻想抱いて上京しちゃうんじゃないか、東京さ行げばこったらオサレな仕事さ就けんだべや、とか考えたりして。そしてストーリー的にも号泣とかしてたかも知れない。多分見る人の年齢性別環境でかなりこの映画が心に残して行くものは違うと思うので、そういう意味では私は上記のように思いました、という感想でとどめておいた方が良いのかもな。

でも、俺、今までの人生でモテ期なんてなかったよな・・・、とか切なくなってきたりもするので後でじわじわ、色々な意味で来る映画であったりもする。Ivyの「「All Hours」を聴く。おお、久々だなあ・・・。メンバーも変わらず、いつも忘れた頃にポロっとリリースしてくれるから嬉しい。Ivyのアルバムは全て聴いているのだが、この前のアルバムIn the Clear(6年以上前か!)はシンプルで地味ではあったけれども突然襲い掛かる切ないメロディの連発にやられた。そして今作は、と言えばシンプルなドラムマシーンのビートと軽やかなギターとベースの絡み、そして相変わらず麗しいDominique嬢のフランス訛りのヴォーカルで、うんうん、変わらない変わらない、メロディもサラリとしていて良いねえ、とか言いながら聴いてるとアルバム中盤からやっぱり物凄い切ないメロディが押し寄せて来て私の耳と心をさらって行って思考停止状態に陥らせるのだった。毎回何故か秋ぐらいの季節が似合う音楽だと思うのだけれども、今作も今の季節にずっぱまりのアルバムになっている。あー今夜は棚からIvyのアルバム全部引っ張り出してIvyナイトだ!そしてモテ期について考察して切なくなるんだ、秋の夜長に・・・。