Friday Night

まだまだ日中暑いので、Tシャツ!

aobanunoise.thebase.inあkk

よろしくお願いいたします!

 

そして次のcsgbは10月14日(金)です。私の48歳初のDJの予定、そして激務真っただ中の予定。

 

ああもう10月だ。私が一つ年を取る月だ。昔は、誕生日のある月だ、と何だか10月ってわくわくとしていたものだ。結局、誕生日がある、という事実だけで他にスペシャルな何かがそれにトッピングされる、とかそういうことは毎年とくになかったようにも思うのだけれども、何だか10月はマジック、であった。

 

でもくたびれた大人になって、朝から晩まであっという間に過ぎていって、という毎日のまま10月に突入し、仕事柄10月がある意味繁忙期、という状態だととくにスペシャルな月、という感覚もないままに、平和に過ごせればそれでいい、という思いが先に立ってしまうので、何だかそれって寂しい。寂しいけど仕方がない。こうやって皆大人になっていくのだ。そして年を取って死んでいく。

 

ということだけではなくメメントモリ、で逆に生きている時間をちゃんとカルペディエム、で音楽聴けばまずカルペディエムのファーストステップ、ということでBeth Ortonの新作が10月をスぺシャルにしてくれる。

8枚目(かな?)のアルバムは、彼女のキャリアの中で1,2を争う名盤だと思う。6年ぶりの新作はPartisanレーベルからの初のリリースなのだけれども、凄く空間に広がりがあって、現世のジャズ的音楽との接点も見受けられる良い意味で抽象的なバッキングに、彼女のかすれ気味の、昔と比べても低くなって本当に個性的な歌声になっているヴォーカルが浮遊するという実に有機的な音楽になっていて、ありそうでなかったようなアルバムになっている。Van Morrisonのこのアルバム

とかNala Sinephroのこのアルバムとか

Daniel Lanoisとかの諸作品を思わせるような、でも彼女のヴォーカルが、アンビエントっぽい、とかそういう言葉で形容したくなるような音楽になることをギリギリで引き留めていてスリリングな、それでいてセンチメンタルな(歌詞も含めて)ポップソング集、なのである。特徴的なぬるりと入り込んでくるサックスでAlabaster DePlume

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まで参加しててびっくりした。控えめに言って今年のベストのアルバムかも知れない。