A Gentle Acaba ( Vento Em Rosa )

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!2022年はAOBAできると良いなあー。その際には是非皆様このTシャツ着用の上でご参集いただきたい!
 
先日職場で健康診断があったのだが、その日を境に何だか大層具合が悪くなってしまって難儀していたのであった。
 
全くこれでは不健康診断ではないか。まあ、別にその健康診断の際に何があった、というわけでもないのだが・・・、いや、胃検診でバリウム飲んでグルグル回されたりして、結局そのバリウムが体外に出切ったのが翌朝だったな・・・。それが全ての元凶なのかどうかわからないが、頭が痛いとか身体の節々が痛いとか寒いとか何なら腰が痛いとか目の奥が痛い、とか全ての身体の不調が一気に襲い掛かってきたかのような事態になってしまって、大変に辛い日々であった。
 
今日くらいには何とか復調してまあまあ元気になったが、これ、年齢のせいでこれからずっとこうなんですよ、とか言われるような事態だったらもう世を儚むわ、くらいのしんどさであった。
 
結構私くらいの40代後半になってくると不調が意外に洒落になんなくなってくるので、マジで勘弁願いたいものである。まあ最終的に残った不調が頭痛と目の奥の痛みと肩こり首の痛み、とかだったので要は疲れが蓄積していたのだろう、という結論になったのだが。
 
でも歯茎が痛いとか耳の聞こえが悪くなる、とかまで出てきていたので、何もこんな一気にどさくさに紛れて不調が畳みかけてこなくても、という感じであった。季節の変わり目、という一言で済ませられるうちはまだ良いのだが、本当、普通に食べて寝て起きて歩いて、というごくごく基礎レヴェルの健康のありがたみを感じる一幕であったよのう。
 
で、Alabaster DePlumeの「Gold」が癒してくれたのであるよ、そんな不調なわたくしめを。

前作

To Cy & Lee [12 inch Analog]

To Cy & Lee [12 inch Analog]

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で一気に私を虜にしてくれた、ついでにレーベル、International Anthemを要チェックレーベルにしてくれた彼の新作である。マンチェスターのサクソフォーン奏者であり、詩人であり、活動家でもある、というなんだかわかるようなわからないような肩書の彼であるが、今作はアナログ2枚組のヴォリュームで、The Comet Is Comingとか(あんまりよう知らない)のメンバーやら大勢のミュージシャンとの即興セッションをまとめたものらしく前作と同じような、もやーっとした、エキゾティックなメロディを震えるサックスが奏でる、どこの国の音楽か謎な不思議な世界もあれば、ビートを感じるポエトリーリーディングが乗っかるファンキーな世界も歌というか語りの世界もボッサの空気もエチオピアのジャズのような世界も、めちゃくちゃ良い意味でばらんばらんに畳みかける感動の作品。ちょっと不調な時に聴いたらマジ、救われた・・・、って感じるくらいに音楽のエネルギーを放出しまくる充実作。それでいて全貌が何だかまだ謎、というのもとても楽しい。またAlabasterさんの声というか歌がArto LindsayとかMomusとかを想起させるような、そういうヴォーカルなのでもろに好物。現時点での今年のベストである。