Well Well Well

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

7月22日にはまたAOBA NU NOISE関連でイヴェントある予定なので、お楽しみに!

 

今この拙ブログを更新しようと思ったら、「はてなブログで記事の有料販売が可能に!」というお知らせが目に入った。

 

んー、確かに最近とみにアナログ盤も高い。細野晴臣の「N.D.E.」とかのアナログもタワレコに予約してみたら、なんと予約中に4200円も値上がりしたのでキャンセルしたし、挙句数量確保できません、みたいな世界で、こんな、昔子供の頃に何かで読んだ、コーヒー1杯飲むのにトランク1個分の紙幣が必要で、そんでコーヒー飲んでる間に更に進んでトランク2個分の紙幣が必要になった、みたいな南米のインフレみたいな世の中、嫌だなまじで、という昨今である。

 

そんな世の中だから、拙ブログで一攫千金、いぇー!!とか一瞬吹きあがったが、まあ冷静に考えてみれば、いったいどこの誰がそんな貴重な金を落としてまで、こんなほぼ「ぼやき+音楽」というブログを読むんだ、という話である。そんなに甘くはない世の中である、ということはここまで生きてきて十分痛いくらいに承知している。

 

この間初めてこのはてなブログのお題、とやらに乗っかって書いてみたら結構アクセスがあったみたいで、「スター」とかいういわゆる「いいね」的なものもついていたので、その、私は存じ上げていないけれどもスターをつけてくれた人々のブログを覗きに行ったら、なんかすごく、そうか、私の知らない世界が確かに存在するのだな、ということを思い知らされるようなブログの数々だったので、ああいうブログは有料でも良い、のかも知れない。いや、知らないけど。

 

その他陰謀論、とかなんかアドヴァイス、とかヒント、とかそういう類の情報を網羅してあったりしたら、まあお金は落とされるのかも知れない。しかし昔から「何かの目的のために何かをする」というのが悉く苦手だった私としては、まあどだい無理な話であった。そこらへんの才覚があればもうちょい金稼げたんかな、という思いもあるにはあるのだけれども、まあそういう人生ではなかったんだな、という結論である。

 

でも細々とアマゾンアフィリエイトをやってはいるので、たまにささやかなご褒美が入ると毎回泣いて喜んでいる。ということでぜひささやかな喜びの種を皆様からお待ちしておりますわよ。

 

慣れないことを言ったりすると語尾が変になる。今日はThe Woodentopsの「Live Hypnobeat Live」が超おすすめですわよ!

Rough Tradeからデビューして、思えばXTCのAndy Partridgeがプロデュース、とかMorrisseyもお気に入り、とかそういう素敵な付加価値がありまくりだったのに、ビートの強靭さを追求するにつれてそういったものをすべて金繰り捨てて行ってしまった彼らの87年リリースのライヴ盤、である。これが前年に出ていたデビューアルバム

Giant

Giant

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にあった牧歌的な空気が全て振り落とされ、曲はだいたい1.5倍の速さに変わり果てながらひたすら突っ走るライヴ盤で、もはや狂気の沙汰みたいなことになっている。ドラムにシンバル類がない代わりにアクースティックギターのストロークのジャカジャカがリズム隊の一部になり、どったんどどたん、と繰り返されるシンプルなビートがめちゃくちゃ中毒性があって、まさにヒプノティック、である。それでいて曲がポップで人懐っこい、というのがまあ素晴らしいバランスで、86年から88年にかけてはThe Woodentopsが世界最高のバンドだった、と言っても過言ではないんじゃないかしら、とか今更思うのであった。もちろんこの後のアルバム

も素晴らしい進化を遂げて、ということだったし。その後はちょっと・・・、だったけれどもいまだに活動していて、この間The Primitivesとも対バン、という中学生時代の私が発狂してしまいそうなすげえこともあったようだし、うん、良いね。