Sympathy For The Devil

csgb@bar fam 2020年2月28日(金) 21:00start ¥1500(1D)

Guest DJ: Sacco Simpson ( Drunk ), tmym

DJ: 5atrou, tdsgk

 今回csgbはShinshinさん抜きですが、楽しいナイスなゲストと共にわいわいやりましょう!私はMarc Almond終わるまで選曲とかできないな・・・。

そしてちょっと先の話ですが

AOBA NU NOISE  @Hi-hat Sendai 2020年4月11日(土)(第一部)19:00~23:00 ADV.¥2500(+1D)DOOR.¥3500(+1D)

Live: Olololop、Contraire、Waikiki Champions、Masaki Saito

(第二部)23:00~ DOOR.¥2000(本編第一部参加の方は無料)

Live: ShiShi Yamazaki、こまどり社(獅子舞パフォーマンス)

DJs: Casin, SIF, EVOL, RYOTA, RAMBO

SHOP: 呑処 神

 今回もHi-Hatでやります!Olololopはヤバいライヴだし、東京AOBAに1980YENで出てくれたShiShiさんはとにかく面白いし、そして獅子舞!これはいつにもまして何だか凄いことに・・・。Casinさんもいます!

 

暖冬暖冬、と言ってもまあ寒いし、雪が少ないな、とか言っていても雪は降ることは降る。ということで昨夜から久々に雪模様の仙台であるが、昨夜は雪のおかげで急遽外食と相まって(なんで・・・、と思われるかも知れないがまあ色々事情があってですね)、そういう事態の時にはよく行くことになる中華料理屋に行った。

 

何回か行ってて、その度に焼きそばを私は食べていたのだけれども、初めて行って食べた時、醤油あんのあんかけ焼きそばは何だか物凄くしょっぱかった。で2回目に行った時には塩あんかけの海鮮焼きそばを食べたら、今度は何だか味がしない。これは・・・、となったので3回目の時にはまた醤油あんのあんかけ焼きそばを食べたら、やっぱりしょっぱい、という事態になったので、さてさて、次はあるのか・・・、と思っていたら昨夜行く羽目になったので、思い切って焼きそばルーティーンから抜け出して、白ごま担々麺を注文してみた。

 

お、美味しい・・・。これだったのか、この店で食べるべきだったものは、と結構衝撃を受けて帰路に着いたのだが、本当に美味しかったのか、何か自分が疲れとかでおかしくなってて美味しく感じられたんじゃないのか、やはり確認したい・・・、という思いが募り、今日も昼前に出かける用事があったので、狂ってんじゃないのか自分、とも思うのだけれどもまた同じ店で白ごま担々麺を食べた。昨夜よりも辛みが強い気がしたけれども、やはり美味しい、となったので、あのお店の白ごま担々麺は美味しい、と確定した次第である。

 

まあ疲れも2日休みが続けば結構取れるもんだね、と今日は午後は家にいてのんびりお茶を飲みながら

つかれた日には鍋にキャベツとホロホロ鳥を放り込み

つかれた日には鍋にキャベツとホロホロ鳥を放り込み

 

 をぱらぱらと読んだり、そんなゆったりとした午後にはおよそ似つかわしくない、

Nemesister

Nemesister

  • アーティスト:Babes in Toyland
  • 出版社/メーカー: Wea International
  • 発売日: 1995/05/09
  • メディア: CD
 

 とか、Mouse On Marsの彼がMark E. Smithのヴォイスをフィーチャーして作った

Molocular Meditation [Analog]

Molocular Meditation [Analog]

 

 とかを聴いていた。Von Sudenfed、好きだったなあ・・・。

Tromatic Reflexxions [Analog]

Tromatic Reflexxions [Analog]

  • アーティスト:Von Sudenfed
  • 出版社/メーカー: Domino
  • 発売日: 2007/07/10
  • メディア: LP Record
 

 

しかし何よりもこの2日間でずーっと聴いていたのはBryan Ferryの「Live At The Royal Albert Hall 1974」である。

Live At The Royal Albert Hall 1974

Live At The Royal Albert Hall 1974

  • アーティスト:Bryan Ferry
  • 出版社/メーカー: Bmg Rights Managemen
  • 発売日: 2020/02/07
  • メディア: CD
 

 なぜ今更私が生まれた年のライヴ盤なんて・・・、と思いまあまあフツーの気持ちで注文して届いたのでどれどれ、と聴き始めたのだが、これが!!とんでもない怪物級に楽しいアルバムなので正直びっくりした。Bryan Ferryのソロ作最初の2枚は

These Foolish Things by Bryan Ferry (1999-01-01)

These Foolish Things by Bryan Ferry (1999-01-01)

  • アーティスト:Bryan Ferry
  • 出版社/メーカー: VIRGIN
  • メディア: CD
 
アナザー・タイム、アナザー・プレイス(いつかどこかで)(紙ジャケット仕様)

アナザー・タイム、アナザー・プレイス(いつかどこかで)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:ブライアン・フェリー
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD
 

セカンドソロのタイトル曲以外カヴァー曲、なのでこの2枚を中心としたこのライヴ盤もカヴァー大会(Roxy Musicの「Country Life」

Country Life

Country Life

  • アーティスト:Roxy Music
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1989/10/31
  • メディア: CD
 

 からも1曲やってるが)である。なのだけれどもPhil ManzaneraやPaul ThompsonにEddie Jobsonと言ったRoxy Music組にJohn WettonやJohn Porterというメンバーを軸にオーケストラにバックシンガーにパーカッションに、という鉄壁のメンバーによる演奏はとんでもなくタイトでスタジオ盤よりもかなり熱量が凄いし、私が生まれた年だからもう46年近く前の(12月のライヴのようだからまあ45年前、というか)フェリィ様のやんちゃさもまだ若干うかがえるあっついヴォーカルがまた大変なことになっていて、スタジオ盤が大分大人しく感じられるくらいの自由なヴォーカル、である。またブックレットの写真もメンバー全員タキシードで、いや、これは期待しないで聴いてた私がバカでした、と完全にノックアウトしてくるライヴ盤。まあ考えてみればフェリィ様、期待を裏切ることなんてこれまでなかったんだけれども。とりあえず冒頭3曲の流れだけで(何なら冒頭のドラムの音だけでも)もう貴兄貴女は、なんて音楽って楽しいの・・・、と震えること間違いなし、の悦楽盤。

 

 

 

 

Yesterday, Today And Tomorrow

今年度一番の激務を先週月曜日から昨日の日曜日までぶっ続けでやっていたらさすがに体調が悪くもなるもので、今日は病院の定期健診であったがそれ以外は死んだように過ごしていた。だから更新もご無沙汰なのである。今週末はMarc Almond様の来日なのでそれまでに体調は完璧にしておかなければならないから、これからが本当の意味の勝負で、仕事で体調など崩している場合ではないのである。

 

ということで元気ではなかったがまあ何とか生きている。日々色々なことがあったが、まあ雑感としては、文句ばかり言うことが何等かのためになるであろうとくに後進の、と思っているような人と仕事するのは疲れるのう、ということや、「いらすとや」のイラストをネタではなくガチで使っているようなものに対して段々拒絶反応が薄れてきている自分に恐怖を感じる、ということや、山下達郎の「サンデーソングブック」に於けるScott Walker特集は3週間とても楽しかったけれども、それこそ80年代以降の、達郎氏言うところのアヴァンギャルド路線を愛する(勿論キャリア初期のポップアイドルとでも言える時期も大好きだけれども)者としては何だか本当に申し訳ない、という不思議な気持ちにさせられる特集だな、と思ったり、そして達郎さん、「The Drift」

Drift [Analog]

Drift [Analog]

  • アーティスト:Scott Walker
  • 出版社/メーカー: 4ad / Ada
  • 発売日: 2012/07/10
  • メディア: LP Record
 

 の後のオリジナルアルバムを1枚

Bish Bosch [12 inch Analog]

Bish Bosch [12 inch Analog]

  • アーティスト:Scott Walker
  • 出版社/メーカー: 4ad / Ada
  • 発売日: 2012/12/04
  • メディア: LP Record
 

 お忘れですよ、とかなんならその後Sunn O)))と一緒にやったのも

Soused [12 inch Analog]

Soused [12 inch Analog]

  • アーティスト:Scott Walker + Sunn O)))
  • 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
  • 発売日: 2014/09/23
  • メディア: LP Record
 

オリジナルアルバムに数えて良いのでは、という内容だったじゃないですか、と、もしお会いできるなら直接お話ししたい、でも彼のラジオで「Marc Almond」とか「Nick Cave」とかいう言葉が聞けるのはとても面白かったです、も伝えたいと思ったりした、ということがあった。

 

また、そんな激務の中帰宅したらUKに注文していたDawn Chorus And The Blue Titsの「I'm Going Down」7インチが届いていて、針を落としたら泣きそうなくらいに感動して、嗚呼また音楽に救われた、とか言って4回くらい連続で聴いたりしていた。そりゃあBruce Springsteenの史上最高の名曲のカヴァーだから悪いわけないのだけれども、こんなにも染みるとは、と自分でも軽く引くくらいに感動したものである。

 

っていう日々だったので、これからまた激務のダメージから立ち直って行かなければならない。今日の定期健診の血液検査やらなんやらの数値もダメダメだったので・・・。あ、血圧の数値は大丈夫だし、ここ数週間悩まされていた三半規管のめちゃくちゃ具合も改善はされつつあるから、まあ暴飲暴食を避け、ということだな・・・。

 

今日はリハビリ的更新なのでこんな感じで。Charlie Megiraの「Tomorrow's Gone」を聴く。

Tomorrow's Gone [12 inch Analog]

Tomorrow's Gone [12 inch Analog]

  • アーティスト:Charlie Megira
  • 出版社/メーカー: Numero
  • 発売日: 2019/11/01
  • メディア: LP Record
 

最早向かうところ敵なしのNumeroがコンパイルした、イスラエル出身の彼のコンピレーションである。これが、何だか物凄い不思議な作品集、なのである。否、音的にはそんなに大変なことにはなっていないのだけれども、全体としてこのコンピを聴くと残るのは、いやこれはどういうことなんだ、という無数のクエスチョンマークの嵐、なのである。まずアナログ1枚目はリヴァーブの効きまくった彼のギター1本と歌、がメインでロウな音質音、更にロッカバラードみたいな曲が多いし、彼のクールなヴォーカルも相まってElvis PresleyとかRoy Orbison、Carl Perkinsのデモかしら、か弱いLink Wrayのような曲もあるね、みたいな感想の古き良き時代のアメリカ、的音ではあるが、ヴォーカル入りの場合その言語はヘブライ語、というあれあれ、何か変だなあ、と思いながら詳細なブックレットを読んでみれば、彼は1972年生まれなのでほぼ私と同世代、だからこのアナログ1枚目を聴いた時の50~60年代の発掘音源なのね、とかいう印象はこの時点で粉々に崩れ去れるわけである。で、アナログ2枚目に針を落とすと今度はバンドの音になっていてヴォーカルは英語でJoy Divisionみたいな曲だったり、The Jesus And Mary Chainの「Just Like Honey」のインストヴァージョンみたいな曲だったり、The Cureの「Just Like Heaven」みたいな曲だったり、弱っちくなったDinosaur Jr.みたいな曲だったり(曲名が「Freak Junior」って、それは・・・)、The Crampsが劣悪な音質でユルくThe Missionの曲を演奏しているような感じだったり、という全くもってアナログ2枚で世界が違いすぎて腰が抜ける。とにかくこの何とも言えない癖になる違和感は、このコンピ全体を通して体感してもらいたい。彼は2016年に移住先のベルリンで自殺してしまったのでもうこれ以降の音源はないのだけれども、ブックレットにあったように、そのキャリア終盤での、もう少しで色々ブレイクスルーのチャンス、をちゃんとつかめていたら、とも思う。でも、この悲運のイスラエルロックンローラーの遺した音源を今こうして聴くことができるのは、せめてもの救いなのかも知れない。

 

Never Tell

月曜日の珍盤祭、ありがとうございました!とりあえずみんなでワイワイとお話ししながら音楽聴けてとても楽しかったです。ちょっとガチで私の場合「珍」過ぎる音の連続で申し訳なかったかな・・・、とか思ったりしたのですが我が家で普通に流れている音楽が結構「珍」なのかもな・・・、とか改めて考える良い機会になりました。(最近は

Ritualistic Mutilation in the Bloody Darkness [Analog]

Ritualistic Mutilation in the Bloody Darkness [Analog]

  • アーティスト:Controlled Death
  • 出版社/メーカー: Urashima
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: LP Record
 

 これを聴いて、本当にレコードに針を落とした瞬間からアナログ4面に渡って、嗚呼・・・、癒し・・・、となったりしたのですが)また是非やりましょう!

 

さてまたお昼ご飯の話でもしよう。昨日、あまりにも仕事のお昼休みがタイト、つまり時間があんまりなかったのだが、コンビニの何かでは絶対に済ませたくはない、そういう気分だったので車に乗ってかっぱ亭に行った。結構昔はよく行っていたのだけれども最近は全然行っていなくて、多分100年ぶりくらいに行ったのだった。

 

なぜ時間がない中でここを選んだか、というとサーヴされるのがとんでもなく速い、のである。久々に入る店内は昔と変わらず、そんな中カウンターに座り、博多ラーメン、極細博多麺で、と注文して、近くの洗面台で手を洗い、腰を下ろし、店内のBGMに耳を傾けて、おやこの曲は、と思った瞬間にはもうラーメンが来た。多分1分半くらいでもうラーメンが来るわけだから、まあ凄い話である。

 

100年前と変わらぬラーメンを啜りながら、そうだこれはREO Speedwagonの「Keep On Loving You」だ、何故こんな博多ラーメン屋で・・・、と思いながらいるとSimply Redの「It's Only Love」が流れてきて、おお・・・と感動したので思わず、博多細麺で替え玉を注文してしまってお腹いっぱいになってしまった。

 

しかし所要時間は替え玉まで平らげて15分。速い、速すぎる。しかしあのBGMは何だったのだろう、有線だったのだろうか、それにしても渋い、とか思いながら車で職場に戻り、午後からの業務には余裕で間に合ったのだった。

 

しかし1989年にBarry Whiteの曲を赤毛のソウルフルなシンガー率いるバンド

New Flame

New Flame

  • アーティスト:Simply Red
  • 出版社/メーカー: East/West Records
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
 

 が良い感じに調理した「It's Only Love」を聴きながらラーメンを食べるなんて2020年は、いったい誰が想像できたであろうか。あの時店内にいたお客さんも皆、「It's Only Loveだ・・・」と思って感動して、震えていたなあ・・・。

 

まあ、そんな妄想はさておきBlack Marbleの「Bigger Than Life」

BIGGER THAN LIFE [12 inch Analog]

BIGGER THAN LIFE [12 inch Analog]

  • アーティスト:BLACK MARBLE
  • 出版社/メーカー: Sacred Bones Records
  • 発売日: 2019/10/25
  • メディア: LP Record
 

 を聴く。Sacred Bonesに移籍してのサードアルバム、である。前作

IT'S IMMATERIAL [12 inch Analog]

IT'S IMMATERIAL [12 inch Analog]

  • アーティスト:BLACK MARBLE
  • 出版社/メーカー: GHOIN
  • 発売日: 2016/10/14
  • メディア: LP Record
 

からChris Stewartさん1人のソロプロジェクトになっていたのであるがその前作が大変すばらしく、この新作も凄く楽しみにしていたのだがなんだか全然入荷しなくてやっと最近聴けたのである。 なんでもNYからLAにお引越ししたらしいのだが、音には全くと言ってよいほどその変化は表れず、今は一体いつなんだ、と驚くしかない80年代初頭~半ばまでのシンセ~エレポップ、としか形容できない音なのである。New Order、というのが一番手っ取り早いリファレンスであろうが、それどころかOrchestral Manoeuvres In The Dark(OMD)とかその他、もう皆あんまり話題にもしないようなエレポップアクト(最高なのだが)の名前が頭の中を去来する、そういう感じなのだが、今作は何だか泣きの展開が更に極められていて普通にベースラインの動きだけで涙が出そうになる、そういうインスタントな名曲の連発でしびれる。Lust For Youth

LUST FOR YOUTH [12 inch Analog]

LUST FOR YOUTH [12 inch Analog]

  • アーティスト:LUST FOR YOUTH
  • 出版社/メーカー: SACRED Bones 1
  • 発売日: 2019/06/07
  • メディア: LP Record
 

 も最近はこういう路線だよな、と思うとこのSacred Bonesへの移籍、というのも凄くナチュラルな話なんだな、と思えて1人膝を打った次第である。

 

 

 

Way The World Is

Rare Rec Lounge~平日珍盤集会~ @bar fam 2020年1月27日(月)19:00~  ¥600(1D)*珍盤カレーあり

tdsgk, D.O.I, Ryota, Hiroshi, Yucchi

 変なレコード、もしかしたら結構我が家にはあるのかも知れないな・・・、と選盤してて実感しました。明日よろしくお願いいたします!

 

金曜日のcsgb、極限まで削ぎ落としたソリッドな客数で挙行いたしました!いやー、サラさんのDJは新旧硬軟入り乱れて名曲揃いで楽しかった・・・。またやって欲しいです、よろしく!

 

むかーし何かのインタヴューでFantastic Plastic Machine田中知之が「代官山に住んでいるのはSt. Jamesが近いから」とかなんとか言っているのを読んで、物凄い衝撃を受けたのだが、私が今のところからなかなかしぶとく引っ越さないのは(どんなに部屋が手狭になってきていても)、それはまあまあ近くに「丸富」があるから、なのかも知れない。

 

丸富はまあ、最近市民権を完全に得たっぽい言葉で言えば町中華と言えば町中華、の店なのだがフィーチャーは長崎ちゃんぽんと長崎皿うどん、というまあもうたまらない店である。店もおじさんとおばさんが2人で物凄く手際よく回していて活気があるし、いつ何時行ってもお客さんが結構いる。でも回転が速いのでそんなに待つこともなく、というか店に入れずに並んだ、なんて記憶は全くないな。我が家の近所はまあまあラーメン激戦区で、店外に待つ人々、なんてのをよく目にするのだけれども、そういう世界とは無縁だし、まあそういう店でもない。

 

お店は年季の入った調度品が多くて、油でコーティングされているような輝きがテーブルやカウンターからは感じられるが、まあそういうのは全く気にならない。私は今日も11時過ぎに入って、大好物の長崎皿うどんを頼み、もう何度も読んでいるだろう『ゴルゴ13』の「スエズの東」とか「地獄の回廊」とかを読んで、あーたしかエンディングはこんなだったよな、とか思いながらいた。

 

すると麺類にデフォルトで付いてくるおにぎり(時にご飯)と、皿うどんには付いてくるスープが置かれ、食べながら皿うどんを待った。しかし後から後から今日はお客さんが来るので若干いつもよりは到着は遅かったけどまたゴルゴ13を読みながらいると、程なくして、皿うどんが到着。パリパリの麺とかまぼこも入ったあんかけの取り合わせが麻薬的な中毒を引き起こすガンギマリの一皿で、今日はとくに紅ショウガがもたらす強烈なアクセントに感動、一心不乱に食べ進める。

 

店内にはAMラジオが流れている。夏とかは野球中継を聞きながら食べる皿うどんやちゃんぽんも、野球にこれっぽっちも興味はないけれども、何とも味わい深いのだが日曜日の仙台では昼前は「Groovy Music Sunday」という番組を地元のAM局でやっており、今日はそれが流れていた。すると、突然かまやつひろしの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」が流れた。あの激ヒップなパリの地名も歌いこまれているような名曲が、この郊外の町中華店で流れている様は、何だか強烈過ぎてめまいが起きそうだった。

 

そう、めまい、と言えば最近横になるとほんの数秒ではあるが強烈に頭の中がぐるぐる、としてなんだなんだ、と混乱するのだけれどもすぐ治まるからまあ大ごとではないのであろう。でも調べてみると三半規管の不調のようで、これまた女性に多い、とか。以前私が低音障害型感音性難聴、を発症した際にもネットで調べたら女性に多い、とか書いてあって、いやいやそんなことないでしょう、と思ったことを思い出すのだが、私の三半規管は女性なのだろうか。というかそもそも私は男性なのか。多分男性だとは思うのだけれども、果たしてどこまでそれを言い切れるのか・・・。

 

とか思いながらムッシュのグルーヴに合わせて皿うどんを食し終わり、店を出た。ムッシュは「君はある時何を見ても何をやっても/何事にもかんげきしなくなった自分に/気が付くだろう/そうさ君はムダに年をとりすぎたのさ」と同曲の最後で歌っていたけれども、今日も今日とて私は丸富の長崎皿うどんにかんげきすることができた。まだ私はムダに年は取りすぎていないかな、そうでしょ、ムッシュ

 

Pale Saintsの「The Comforts Of Madness」

 が30周年記念で再発されたので聴いている、って30年か・・・。90年に4ADからリリースされたファーストである。そういえば当時来日して、朝のテレビに出てるの見たことを今急に思い出した、別にライヴとかではなかったけれども。思えばあの時期LushもRideもデビューして、The House Of Loveもやっとメジャーからのセカンドアルバムをリリースして、My Bloody Valentineは「Glider E.P.」をリリースして、と何か90年の最初の方はわくわくしてたなあ、自分。さてこのアルバムはJohn FryerとGil Nortonがプロデュースしていて、且つアルバムは全曲途切れなく(あ、A面とB面は切れているのだが)編集されていて、当時から何だか異彩を放っていたものである。結構加工がヘヴィなのでなかなか変な手触りのアルバムではあるが、甘いメロディにか弱げなヴォーカル、豪放なドラムスにデカいベースと暴れるギター、という私という人間の10代を形成するには十分すぎた最高なアルバムである。今回のリマスターで、当時から最高だったけれども更にドラムスの音が最高になり(タムの音が良いんだよなあ)、またアクースティックギターの響きにハッとさせられる、というリマスターかくあるべき、な素晴らしい作品。かつボーナスのデモやPeel Sessionsからわかるのは、実はとてもストレートなギターバンドで(勿論曲も良いし)あまり装飾がない状態だったとしても十分に魅力的だった、ということ。しかし同時に4ADからのリリースで、且つああいう振り切れた加工のファーストアルバム、でなかったらここまでいまだに語られることもなかったのかな、と思うことも確か。この後のPale SaintsはここでのPale Saintsとは(少なくともスタジオ録音作品に関しては)全く別物なので、貴重なドキュメントがこうして手厚く再リリース、というのはめちゃくちゃ嬉しい。あと、よくこのアルバム「シューゲイザー」とか言われるけど、そうかな・・・?個人的には何となくそういう呼称は、何か違和感があるんだな。まあ、ちょっとシューゲイザー、というものの定義、とか考えるとめんどくさい話になってしまうのでそれはそれで。

 

 

 

 

 

Cold

csgb@bar fam 2020年1月24日(金) 21:00start ¥1500(1D)

Guest DJ: Sara

DJ: Shinshin, 5atrou, tdsgk

 

Rare Rec Lounge~平日珍盤集会~ @bar fam 2020年1月27日(月)19:00~  ¥600(1D)*珍盤カレーあり

tdsgk, D.O.I, Ryota, Hiroshi, Yucchi

 両方ともよろしくお願いいたします!当然、全然違うレコードしかかけないです。

 

さて、この間吉野家に行って麻辣牛鍋膳、というものを食べたのだが、勿論辛いのだけれどもそれ以上に、凄くしょっぱく感じられておや・・・、となってしまった。

 

そういえば前のシーズンに普通の牛鍋膳を食べてやっぱりしょっぱくて、おや・・・、となったのを食べてから思い出したのだが、この味の具合、普通なのかな・・・。もしかして私の舌がおかしいのだろうか、日頃吉野家では牛丼並みつゆ抜き、しか食べていないから舌が甘やかされている、というか・・・。

 

またその後日幸楽苑で塩野菜タンメン、というものを食べたら、かなりしょっぱくて、やっぱりおや・・・、となってしまったのだけれども、昔はそういう風に感じたこともあまりなかったので、味付けが濃くなったのか、それとも私の舌がもうしょっぱいものへの耐性が失われつつあるのか・・・。

 

外食で食べるものは味が濃い目である、というのはよく言われる話ではあるけれども、こんなに色々しょっぱかったかなあ、と最近不安である。別に私が己の血圧を気にして食事を毎日家で薄味にしている、ということでもないのだが(まあ基本我が家は薄味、と言えば薄味なのだけれども)、私の舌はもうアテにならないので皆さん、どうですか、牛鍋膳とか塩野菜たんめん、味濃くないですか・・・、と問いたい。もし「そんなこともないですよ」ということになるのだったら、単にもしかしたら私の職場の近くの吉野家幸楽苑の味付けが濃い、ということだけかも知れない。それか、もう私が老いてしまったか何らかの原因による衰えで、舌が塩分に過敏になっている、ということかもしれないので大人しくこれからは違うものを食べる、ということになるのか・・・。

 

なかなか最近、結構生きていると不安になることもあるのよ、自分がもうダメなのかな、と・・・。例えば、味覚以外にも、何だか最近のAPC、物凄く高くないか・・・。しかもなんかちょっと・・・、前よりもピンと来ない、というか昔はぎりぎりで凄く良かったところが、今ぎりぎりでちょっと外してないか・・・、とか思ったりもするのだけれども、それは単に自分がもう色々ついていけてないだけなのかな、とか思わされたりもするわけで、なかなか自分に自信が持てない日々である。

 

というのも、最近本屋さんとか行くともう見出しがセンセーショナルに、今は時代は違うんだよ、あんたが古いんだよ、みたいにこちらに迫ってくるようなものが多いわけで・・・。それは私の職場とかでも同じで、これからの世代はこれまでの世代が経験したこともないような世界を生きるのだからどうこう、というのが一つの流れとしてあって、だから古い考えは無視してどうこう、とか言われると明らかにもう旧世代に属しつつある私としては、ああなんかおかしいな、と思ってしまうのは私がもう歳を取った古い世代だからなのかな、しょうがないんだな、とか思わされることが多いわけである。

 

でも、もしかしたらそれらは全てがはりぼての話で、本当は幸楽苑吉野家もしょっぱいし、最近のAPCはダサいのかも知れず、もしかしたら結局のところ私が正しいのかも知れない。

 

いや、まあ結局私が正しくないわけないんだけどもね!当たり前じゃん!と無駄に自分を鼓舞してみたくもなったりする今日この頃。まあ昔から過去を否定して、というのには物凄くわかりやすくロマンがあって、最近はもしかしたら誰もがそういう取っつきやすいロマンに流されがちなのかも知れない、昔以上に。だからホリ〇モンとか安倍〇三とか小泉〇次郎とかしょうもないのに何か言ってそうに見えるバカばっかりちやほやされるわけでしょう・・・。

 

なんか無茶苦茶な論理で大荒れになりそうなので、Nurse With Woundの「Thunder Perfect Mind」を聴く。

Thunder Perfect Mind-Digi

Thunder Perfect Mind-Digi

  • アーティスト:Nurse With Wound
  • 出版社/メーカー: Durtro / Jnana
  • 発売日: 2017/02/10
  • メディア: CD
 

92年の作品であるが、我が家にあるのは2001年にStreamlineからリリースされたアナログの再発盤である。Current 93にも同名アルバムがあって 

Thunder Perfect Mind

Thunder Perfect Mind

  • アーティスト:Current 93
  • 出版社/メーカー: Pidm
  • 発売日: 1992/03/05
  • メディア: CD
 

これはDavid TibetとSteven Stapletonが同じ夢を見たことに端を発するらしい。全く内容は違うけれども、いやこういう方にロマン(?)があると思うなあ。内容はNWWらしいコラージュ炸裂、というよりはマシーンビートが背後で蠢く上で何か四方八方から何かの鳴き声とか何かが転がる音とか工業ノイズとかドアが閉まる音とかがとびかかってくるどっきりナンバーを始め、意外にアグレッシヴな音響工作作品、である。もしかしたらColin Potterの頑張りのせいなのか、ともかく結構かっちりと摩訶不思議な音を構築しているアルバムである。ダークアンビエント的表情の楽曲もあって、爆音で部屋で聴いていると何だか背後が気になる、不穏なアルバムでもある。ちなみにApple Musicにもあったので早速ダウンロードして歩きながら聴いてみたが、兎に角不安しかなかったので、あまり外で聴くにはお勧めできない。Coilの故John BalanceとかRose McDowallとかも、どういう風にかは全くわからないけど参加。

 

 

Almost Falling In Love

csgb@bar fam 2020年1月24日(金) 21:00start ¥15001(1D)

Guest DJ: Sara

DJ: Shinshin, 5atrou, tdsgk

 来週だったとは・・・。この日は何と最年少ゲスト、SaraさんのDJをお楽しみに!絶対面白いはずです。しかしこの日Club SHAFTではcsgbとも縁の深いホナミちゃんのイヴェントがあってですね、私はそちらも行きたかったものですが・・・。ということで是非皆様、ハシゴしてください、そんなに距離もないので!

久々に

Rare Rec Lounge~平日珍盤集会~ @bar fam 2020年1月27日(月)19:00~  ¥600(1D)*珍盤カレーあり

tdsgk, D.O.I, Ryota, Hiroshi, Yucchi

 平日にふらっと遊びにいらしてください、変なの持っていきます!

 

さて、最近よく読んでいる2つのブログが大変面白い日記になっているのもあって、ちょっと日記みたいなものを書きたくなったのだ。

 

1月14日

仕事。まあまあ早く終わる。職場にMeditationsからレコードが2枚届く。帰り道にセヴンイレヴンでタワーレコードからの荷物を回収して早めに帰宅。Georgiaの「Seeking Thrills」を聴くが期待以上にアルバムとして素晴らしく2020年一発目の新譜としては幸先の良いスタート。

Seeking Thrills [輸入アナログ盤 / 1LP] (WIGLP384)_891 [Analog]

Seeking Thrills [輸入アナログ盤 / 1LP] (WIGLP384)_891 [Analog]

  • アーティスト:GEORGIA,ジョージア
  • 出版社/メーカー: DOMINO
  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: LP Record
 

 

1月15日

イレギュラーに仕事。職場のスタジオでICレコーダーに音声を録音し、それを編集する。ICレコーダーから職場のPCにフォルダを移し、ヘッドフォンをしてノイズの具合とか長さとかを確認し、気になったらウェブ上のmp3カッターで波形を見ながら編集、とかひたすら作業を集中してノンストップでやっていたら、あっという間に午前中が終わっていた。つくづく思うのだが、私は一体何の仕事をしているのか・・・。

 

あまりにも根を詰め過ぎて疲れたので、自分へのご褒美として昼食は職場からまあまあ近い四川料理屋でランチの豚ヒレの唐揚げおろし醤油だれ定食。ここの店は辛いものは本気で容赦なく辛いが、普通に何を食べても感動的に美味しいのでとっておきである。

 

この日は職場全体もイレギュラーな動きで早めに終業。ヨドバシカメラに行ってCDRを経費で買い、その後おなじみの古本中古盤屋にビールを持ってお邪魔。なんか悩み相談、というか自分がカウンセラーになったような錯覚を覚えながら秋田昌美の本を買って帰宅。 

倒錯のアナグラム―周縁的ポルノグラフィーの劇場

倒錯のアナグラム―周縁的ポルノグラフィーの劇場

 

 帰宅して清水靖晃の「案山子」を聴いたりする。嫌いじゃないし、面白いし新鮮なのだけれども、そこまでかなー、とか思ったり。まあもっと聴きこむ所存である。

案山子

案山子

 

 

1月16日

普通に仕事。会議やら欠員補充やらであっという間に午前中が過ぎ、お昼はまたまた自分へのご褒美で南インドカレー。ここは野菜が本当に美味しくて、何か身体がすっきりするような気になれる。この日もカリフラワーとプルーンのカレー、とかあって凄く意外に美味しかった。

 

まあまあの時間に終業し、この日は1人の夕食だったので適当に家で作ろうかとも思ったが、家にスパゲッティがないことを思い出し、なんかめんどくさくなって帰り道にちょっと足を伸ばして中華料理屋であんかけ焼きそばを食す。私のナンバー1あんかけ焼きそばを出す店は以前拙ブログにも書いたとおりなくなってしまったし、ナンバー2のお店もある日突然なくなってしまったので、この店のあんかけ焼きそばが繰り上がりでナンバー1に。満足して帰宅。Luc Ferrariとか聴いたりしてのんびりする。なんか良い意味でのダラッとした感じが最高である。

Music Promenade / Unheimlich Schon [Analog]

Music Promenade / Unheimlich Schon [Analog]

  • アーティスト:Luc Ferrari
  • 出版社/メーカー: Recollection Grm
  • 発売日: 2019/04/12
  • メディア: LP Record
 

 

1月17日

普通に仕事。あまりにもあっという間に午前中が過ぎ、そして午後も惰性で駆け抜け、早々と一旦帰宅。着替えて電車で街中へ行き、20時から最高の連中と新年会。1件目はとにかく何を食べても飲んでも美味しいお店、且つ爆笑の嵐、2件目も凍ったレモンサワーの中身を無限にお代わりしつつ、爆笑の嵐。充実の夜。この日は帰宅して風呂入ってすぐ寝ちゃったので何も聴いていないが、電車ではiPod代わりの旧iPhoneで18+の「Collect」を。最近ニュース聞かないけど、何してるのかな・・・。最高にクールなエロ歌詞男女かけあいR&B。 

Collect [12 inch Analog]

Collect [12 inch Analog]

  • アーティスト:18+
  • 出版社/メーカー: Houndstooth
  • 発売日: 2016/05/27
  • メディア: LP Record
 

 

1月18日

楽しい酒は全く残らない。昨夜もビールにワインにハイボールにレモンサワー、と浴びるように飲んだのに全く元気に、ただちょっとゆっくり起床。仕事に行きさらっと仕事をこなして、早々と終業、散髪。20年間同じ人に切ってもらっているのだけれども、毎回同じオーダーでも毎回違うので、もう最早どうなるかはお任せ、という感じである。今回も、前回と同じように、とは言ってはみたものの、まあ違う感じになっているような・・・。というかあまり私髪型気にしてないので、この毎回ロシアンルーレット的な当たるも八卦、みたいな感じもまあ、良いだろう。

 

ということで聴いているのはPeter Astor And The Holy Roadの「Paradise」である。 

Paradise

Paradise

  • アーティスト:Pete Astor
  • 出版社/メーカー: Tapete Records
  • 発売日: 2019/11/08
  • メディア: CD
 

 2019年は初アナログ化、ということで

Laugh [Analog]

Laugh [Analog]

  • アーティスト:Terry Hall
  • 出版社/メーカー: Demon
  • 発売日: 2019/05/03
  • メディア: LP Record
 
Amplified Heart (25th Anniversary) [Analog]

Amplified Heart (25th Anniversary) [Analog]

  • アーティスト:Everything But the Girl
  • 出版社/メーカー: Buzzin Fly Records
  • 発売日: 2019/07/05
  • メディア: LP Record
 
Andromeda.. -Download- [12 inch Analog]

Andromeda.. -Download- [12 inch Analog]

  • アーティスト:Prefab Sprout
  • 出版社/メーカー: Sony Music Cg
  • 発売日: 2019/10/25
  • メディア: LP Record
 

 とかわいわい盛り上がったものだが、個人的にはこのPete(r) Astorのアルバムのアナログでの再発(CDも出たけど)が爆上がりだったものである。92年にそれまでのCreationを離れ、フランスのDanceteriaからリリースされたサードソロアルバム、である。一応「And The Holy Road」とバンド名義ではあるが、これ1作しかこの名義なかったなあ。元FeltのNeil Scottがギターを弾き、何だか豪華だな・・・、と興奮した記憶があるが内容もPete(r) Astorと言えばこういう音であってほしい!というようなファン発狂の粒ぞろい楽曲のギターバンドサウンドのアルバムである。とにかくこの人はThe Loft、The Weather Prophetsというバンドで初期CreationレーベルやPrimal ScreamもいたElevationレーベルをしっかりと支えていたにも関わらず、めっちゃくちゃ何故か地味な存在なわけだが、それでも一貫して(途中エレクトロニカに走ったりの時期もあったが)名曲連発で活動してきたわけである。もちろんこのアルバムの後も名作揃い、なのだがこのアルバムには、どれも光り輝いていて、今聴いても、本当にこういう曲だけしか必要ないんじゃないか、人生には・・・と思ってしまいそうな誘惑に駆られるTelevisionやRichard Hellからの影響を消化して昇華させた、ユーモアや哀しみを湛えた珠玉の10曲が収められている。ちなみに来日ライヴの際のMCで知ったのだが収録曲「Donnelly」は溺死したFive Go Down To The Sea(これも初期Creationのちょっとしたキワモノ的な・・・)のメンバーについての歌だ、という話で、それも何だかぐっと来たものである。まあ色々あるけれども、冒頭のシングル曲だけでも即死できるので、とにかく皆聴いてもらいたいし、そして語り合いたい。

 

 

Batman

Rare Rec Lounge~平日珍盤集会~ @bar fam 2020年1月27日(月)19:00~  ¥600(1D)*珍盤カレーあり

tdsgk, D.O.I, Ryota, Hiroshi, Yucchi

 よく見るとイヴェント名、「Rare」ってあるんだな・・・。しかし、そんな中レアでもなんでもない可能性の高い、色々な観点から「珍」なレコード持っていきます。何故かこういうのは選盤が早い・・・。

 

さて、何となく仕事も始まってしまってもう通常運転な日々であるが、仕事が始まったら面白いくらいに体調が悪くて、自分でも笑えるやら呆れるやら、な感じである。私は5年前に低音障害型観音性難聴、というものを発症して、まあ日々騙し騙し暮らしているのだが、今週に入ってから左耳が結構ガチで聞こえ辛くて大いに難儀している。そもそも発症時に病院に行った際に医者に、「原因はストレス」とスパッと断言されたくらいなので、いやいや、困ったものである。しかし考えてみると高血圧の原因はストレス、そしてこの耳の不調の原因もストレス、ということでいやはや意外に私、繊細、というかストレス耐性が低いのではないか、と気づかされる2020年である。

 

しかしそんな中、少なくとも環境的にはストレスを軽減しよう、と正月休みの最終日は朝8時から午後3時くらいまで、昼食をとるのも、つまり空腹も忘れるくらいの勢いで部屋のレコードを整理して棚に戻したり箱に詰めて重ねて、とかやってかなり部屋が広くなった。ちなみにその日は、一息ついたら寝落ちして、起きたら夕方、と1日2食で片づけに精を出したことになるので、何とも極端な2020年の幕開けであった。

 

おかげで今はなかなか快適にレコードを引っ張り出して聴ける環境になったので、少なくとも家は快適、である。そうそうこんなレコード買ってたよな、という家庭内ディグも絶好調で、なんか我が家なのに、いやーここ品ぞろえ良いよな、うわシールドで発見!とか何か凄いヤバいレコード屋を発見したみたいな気持ちで楽しい・・・、って気狂いみたいな話だが、まあ昨年はかなり後半駆け抜けた感があって、だから部屋の整理とか蔑ろだったのでしょうがない。だから今週は結構沢山レコード聴いたりしていた。しかしまた何か箱とか買ってきて重ねなきゃな・・・、大丈夫かな・・・、とか言ってるそばからレコード増えたりしているので、何だかもう自分でも色々よくわからない。

 

そう、レコードは増える、のである。この連休は、つまり休みの次の日に休みがある、ということは私の場合通常滅多にないことなので、何だか変に気持ちの余裕があった。余裕がある、ということは車に乗り込んで日頃は滅多にしないハードオフ周り、とかしてしまうわけである。仙台にはハードオフ猛者、みたいな人間が私の知る限り少なくとも2人くらいはいるので、なんかもうその連中に荒らされてるはずだわ、行く気もしないわ、という気持ちになっているからたまにしか行かないのだけれども、何となく気持ちに余裕があるとハードオフでも攻めてみるか、という気にもなるので余裕って大事だ。

 

で、北のハードオフに行き、いやいや何にもないな、と思いながら棚を見てそしてジャンクコーナーも見て、かろうじて1枚だけ110円で買って、うーんなんかな、ということで北の方の中古レコード屋に行き、いやいや先週も来たばっかりだから何もないでしょ、とか思っていたら新しい箱を発見してしまってまんまと3枚買って(しかも1枚は持ってる奴)、なんか収まりがつかないな、となって更に西のハードオフに行き、そこは結構昨年から比較的マメに行ってたところなんだけれども初めて見るものがちょっとあって、いやいやこれどうかな、とか言って3枚買って、とかやってると1日であっという間に7枚くらい増えたりするので怖ろしい・・・。

 

ということで、今年はこういうことをなるべくしないで暮らして行こう、とは思ってはいるものの不安な幕開けである。そんなちょっとしたドライヴのBGMはNaked Cityしかない。

Complete Studio Recordings

Complete Studio Recordings

  • アーティスト:Naked City
  • 出版社/メーカー: Tzadik
  • 発売日: 2005/03/22
  • メディア: CD
 

ちょっと思い立ったらめちゃくちゃ聴きたくなって箱を車内に持ち込んで(私の得意技)ひたすら最近Naked Cityを聴いている。John ZornBill Frisell、Wayne HorvitzにFred Frith、Joey Baron、という大変なメンツによるハードコア、ジャズ、ロックバンドのアルバムを5枚のCDに網羅した箱である。まあ、結構音楽的には幅広く、彼らの代名詞となった短い速い目まぐるしいナンバーのみならずドローンプラス不穏なノイズ、みたいな楽曲群が印象的な「Absinthe」や1曲31分の「Leg Tch'e」とかもあって、当たり前のことだけれども全く一筋縄ではいかない。もともと「ロックバンドの限界に挑戦する」作曲ワークショップでのバンドがベースになっているらしく、ここに収められた全作品とも全て、あらゆる方向に振り切れまくった楽曲だらけなので、聴いていてベクトルは違えど異常に興奮させられる、というか車で聴くのはどうなんだ、というものであるが・・・。でも、異常にジャンルをこれでもかと横断する複雑な構成の曲が山塚EYEの叫びと悲鳴みたいなJohn Zornのサックスでぶった切られて、あれよあれよと数十秒で終わっていく、でそんな曲がたたみかけるようにこれでもかと続くのは、まさに快感、の一言である。意外に「Radio」

Radio

Radio

  • アーティスト:Naked City & John Zorn
  • 出版社/メーカー: Avant Japan
  • 発売日: 1997/06/17
  • メディア: CD
 

 がこのフォーマットでの完成形という気がするアルバムでとても楽しめるのは新たな発見であったが、まあ「拷問天国」

拷問天国

拷問天国

 

 のエクストリームここに極まれり、みたいな42曲28分、というのがまあ、何と言うか止められないのだなあ・・・。