Batman

Rare Rec Lounge~平日珍盤集会~ @bar fam 2020年1月27日(月)19:00~  ¥600(1D)*珍盤カレーあり

tdsgk, D.O.I, Ryota, Hiroshi, Yucchi

 よく見るとイヴェント名、「Rare」ってあるんだな・・・。しかし、そんな中レアでもなんでもない可能性の高い、色々な観点から「珍」なレコード持っていきます。何故かこういうのは選盤が早い・・・。

 

さて、何となく仕事も始まってしまってもう通常運転な日々であるが、仕事が始まったら面白いくらいに体調が悪くて、自分でも笑えるやら呆れるやら、な感じである。私は5年前に低音障害型観音性難聴、というものを発症して、まあ日々騙し騙し暮らしているのだが、今週に入ってから左耳が結構ガチで聞こえ辛くて大いに難儀している。そもそも発症時に病院に行った際に医者に、「原因はストレス」とスパッと断言されたくらいなので、いやいや、困ったものである。しかし考えてみると高血圧の原因はストレス、そしてこの耳の不調の原因もストレス、ということでいやはや意外に私、繊細、というかストレス耐性が低いのではないか、と気づかされる2020年である。

 

しかしそんな中、少なくとも環境的にはストレスを軽減しよう、と正月休みの最終日は朝8時から午後3時くらいまで、昼食をとるのも、つまり空腹も忘れるくらいの勢いで部屋のレコードを整理して棚に戻したり箱に詰めて重ねて、とかやってかなり部屋が広くなった。ちなみにその日は、一息ついたら寝落ちして、起きたら夕方、と1日2食で片づけに精を出したことになるので、何とも極端な2020年の幕開けであった。

 

おかげで今はなかなか快適にレコードを引っ張り出して聴ける環境になったので、少なくとも家は快適、である。そうそうこんなレコード買ってたよな、という家庭内ディグも絶好調で、なんか我が家なのに、いやーここ品ぞろえ良いよな、うわシールドで発見!とか何か凄いヤバいレコード屋を発見したみたいな気持ちで楽しい・・・、って気狂いみたいな話だが、まあ昨年はかなり後半駆け抜けた感があって、だから部屋の整理とか蔑ろだったのでしょうがない。だから今週は結構沢山レコード聴いたりしていた。しかしまた何か箱とか買ってきて重ねなきゃな・・・、大丈夫かな・・・、とか言ってるそばからレコード増えたりしているので、何だかもう自分でも色々よくわからない。

 

そう、レコードは増える、のである。この連休は、つまり休みの次の日に休みがある、ということは私の場合通常滅多にないことなので、何だか変に気持ちの余裕があった。余裕がある、ということは車に乗り込んで日頃は滅多にしないハードオフ周り、とかしてしまうわけである。仙台にはハードオフ猛者、みたいな人間が私の知る限り少なくとも2人くらいはいるので、なんかもうその連中に荒らされてるはずだわ、行く気もしないわ、という気持ちになっているからたまにしか行かないのだけれども、何となく気持ちに余裕があるとハードオフでも攻めてみるか、という気にもなるので余裕って大事だ。

 

で、北のハードオフに行き、いやいや何にもないな、と思いながら棚を見てそしてジャンクコーナーも見て、かろうじて1枚だけ110円で買って、うーんなんかな、ということで北の方の中古レコード屋に行き、いやいや先週も来たばっかりだから何もないでしょ、とか思っていたら新しい箱を発見してしまってまんまと3枚買って(しかも1枚は持ってる奴)、なんか収まりがつかないな、となって更に西のハードオフに行き、そこは結構昨年から比較的マメに行ってたところなんだけれども初めて見るものがちょっとあって、いやいやこれどうかな、とか言って3枚買って、とかやってると1日であっという間に7枚くらい増えたりするので怖ろしい・・・。

 

ということで、今年はこういうことをなるべくしないで暮らして行こう、とは思ってはいるものの不安な幕開けである。そんなちょっとしたドライヴのBGMはNaked Cityしかない。

Complete Studio Recordings

Complete Studio Recordings

  • アーティスト:Naked City
  • 出版社/メーカー: Tzadik
  • 発売日: 2005/03/22
  • メディア: CD
 

ちょっと思い立ったらめちゃくちゃ聴きたくなって箱を車内に持ち込んで(私の得意技)ひたすら最近Naked Cityを聴いている。John ZornBill Frisell、Wayne HorvitzにFred Frith、Joey Baron、という大変なメンツによるハードコア、ジャズ、ロックバンドのアルバムを5枚のCDに網羅した箱である。まあ、結構音楽的には幅広く、彼らの代名詞となった短い速い目まぐるしいナンバーのみならずドローンプラス不穏なノイズ、みたいな楽曲群が印象的な「Absinthe」や1曲31分の「Leg Tch'e」とかもあって、当たり前のことだけれども全く一筋縄ではいかない。もともと「ロックバンドの限界に挑戦する」作曲ワークショップでのバンドがベースになっているらしく、ここに収められた全作品とも全て、あらゆる方向に振り切れまくった楽曲だらけなので、聴いていてベクトルは違えど異常に興奮させられる、というか車で聴くのはどうなんだ、というものであるが・・・。でも、異常にジャンルをこれでもかと横断する複雑な構成の曲が山塚EYEの叫びと悲鳴みたいなJohn Zornのサックスでぶった切られて、あれよあれよと数十秒で終わっていく、でそんな曲がたたみかけるようにこれでもかと続くのは、まさに快感、の一言である。意外に「Radio」

Radio

Radio

  • アーティスト:Naked City & John Zorn
  • 出版社/メーカー: Avant Japan
  • 発売日: 1997/06/17
  • メディア: CD
 

 がこのフォーマットでの完成形という気がするアルバムでとても楽しめるのは新たな発見であったが、まあ「拷問天国」

拷問天国

拷問天国

 

 のエクストリームここに極まれり、みたいな42曲28分、というのがまあ、何と言うか止められないのだなあ・・・。