Weak In Your Light

バードランドでは初開催になるAOBA NU NOISEの詳細です!お願いですから来てくださいな!

AOBA NU NOISE

2024年2月3日(土)16:00~ @Sendai Birdland

Adv: 3000 yen +1D(600yen)Door: 3500 yen+1D(600yen)

チケット予約: sendaibirdland@gmail.com

Live: Waikiki Champions, IllJaponia(Taigen Kawabe from Bo Ningen), 食品まつりaka Foodman, ARAKAWA ATSUSHI, King Rambo Sound, Masaki Saito

DJ:  EVOL, Ian Martin(Call And Response), Shibuta, Asai, Ryota

アルバム

街 -MACHI- [CAR-32]

街 -MACHI- [CAR-32]

Amazon

リリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。おわかりのとおり、かなりの盛沢山なメンツです!ぜひ皆様ご来場お待ちしております。予約等お待ちしております。

 

で、そんな

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

 

あまり私は拙ブログの過去のエントリを見返すことは、別になんかこだわりがあるわけではないけれども、あんまりしていない。更新直後に誤字脱字とか変な表現とかないかな、とか見直す程度、である。まあ、それでもなんか変なとこは散見されるとは思うのだけれども。

 

あ、ちなみに今日は右手人差し指のひび割れの調子があんまり悪くないので、通常の人差し指タイピングで書いている。ただ、関係ないけど仕事中にカッターで、すぱーっと左手人差し指の第二関節のところを切ってしまって夥しく出血したので、なかなかここ最近手指の調子は、色々な要因があるとはいえ、あんまり良くないといえよう。

 

でも昨日のエントリを更新するにあたって、ふと1年前の自分はどんなこと書いてたのかしら、と思いちょっと遡って

mthdrsfgckr.hatenablog.com

を読んでみたが、どうもMarc And The MambasのCDが物理的に腐っていて変な音になっていたから激怒して、Apple Musicで同アルバムをダウンロードするに飽き足らず、ディスクユニオンのオンラインで同アルバムのアナログも買っていたらしい。

 

ははは、この人バッカだなー、でもよくわかるわその気持ち、っていうか読んでて面白いな、とか思ってたが、いやこれ書いたの自分だし、と普通に途中で気づくまで、なんだか「自分と気の合う人のおもろい文章」というフィーリングで読んでしまっていた・・・。俺、大丈夫か疲れているのか。

 

Nation Of Languageの「Strange Disciple」を聴いていた。

Strange Disciple

Strange Disciple

Amazon

昨年のこのアルバムで初めて聴いたのだけれども、もう3枚目なのですね。なんでも元々はThe Static JacksというバンドをやっていたIan Devaneyが、子ども時代に父親の車で聴いていたOMDの「Electricity」を耳にして、ちょっと奥さんたちとやってみようとなったユニットらしい。でLCD SoundsystemのNick Millhiserがプロデュースした今作も、まあそういうスタートの仕方なのだからエレポップでないわけがないのだが、手触りは不思議とエモを通過したバンドのような、という不思議なアルバムである。もちろんシンセの音色の印象とかは往年の感じに近いのだけれども、〇〇みたい、というリファレンスの名前はあんまり頭をよぎらず、曲やプロダクションなどはポストハードコアのなれの果てのようで決して懐古的でもなく、2020年代のUSのシンセポップ、というものになっているのに衝撃を受けた。たまに生のドラムやギターも入ってスケールも大きな瞬間があり、ガチです、という感じがビンビンに伝わるのだった。なんて言ったら良いのかな、The Weekndの「Blinding Lights」とか、確かに良い曲だけどどうしても往年のシンセポップ名曲が頭をよぎってしまうのよね。でこちらには、不思議とそう言う感じがないのだな。シンプルなのになんだかメロディもグッとくるしで、めちゃめちゃ味わい深い傑作。こういうエレポップバンド、もっと聴いてみたいのう。

 

 

 

 

Love Theme ( 4K VHS )

バードランドでは初開催になるAOBA NU NOISEの詳細です!来てくださいな!

AOBA NU NOISE

2024年2月3日(土)16:00~ @Sendai Birdland

Adv: 3000 yen +1D(600yen)Door: 3500 yen+1D(600yen)

チケット予約: sendaibirdland@gmail.com

Live: Waikiki Champions, IllJaponia(Taigen Kawabe from Bo Ningen), 食品まつりaka Foodman, ARAKAWA ATSUSHI, King Rambo Sound, Masaki Saito

DJ:  EVOL, Ian Martin(Call And Response), Shibuta, Asai, Ryota

アルバム

街 -MACHI- [CAR-32]

街 -MACHI- [CAR-32]

Amazon

リリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。おわかりのとおり、かなりの盛沢山なメンツです!ぜひ皆様ご来場お待ちしております。予約等お待ちしております。

 

で、そんな

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

前回のエントリ(2023年のベスト20枚)に入れ忘れた大事なアルバムがあったことを思い出した。

Romy「Mid Air

享楽的なのに憂いがあって、でもやっぱりポジティヴなダンスポップ集。1曲毎にわくわくさせられるけれどもトータルでとてもよく構成されていて、飽きずに聴けたのだった。リリースされた時ももちろん、最近もよく聴いていて、あれっ、20枚に入れてないじゃん!となったのだった。まあBar Italiaが2枚で1リリース、と考えれば2023年の20枚、ということかな。

 

さて、若い時は全然苦でもなかったものが、だんだん、だんだんとしんどいことになってくる、というのは噂にはよく聞いていたけれども、なるほどなあ、としみじみと身をもって理解することが最近多い。

 

最近冬になると指先がひび割れる。昔は(色々と)脂ぎっていたのか全然そんなこと想像もしていなかったのだけれども、大分(色々と)枯れてきて、潤いが指先から失われてしまったようである。で、これが痛い。もともと爪が巻き爪気味なので、とくに右手の人差し指の先に爪の横のところからひび割れが入っていて、何かを押したり、触ったり、何なら髪を洗ったりすることまで、何をするにも痛いので非常に難儀している。

 

もちろんそんな状況に手をこまねいているわけではなく、慣れないハンドクリームなどを重点的に塗り込んだりしているのだけれども、まあどうも対処療法なので、イマイチである。加えて私は、整髪料とかもだけれどもなんか身体に塗ったりつけたり、というのがちょっと好きではないので、どうしても控えめになってしまって、それもまた思わしくなかったりする。

 

あったかくなってくればまあ解消されるのだけれども、パソコンのキーボードを打つのにも大変難儀するので、なかなか更新にも気が向かなかったのは事実である。だから今、右手の人差し指の代わりに中指を多用する戦法に出ているのだが、まあ、仙台弁で言うところの「いずい」ってやつで、まあ違和感ありまくり、なのである。

 

あとレコードのシールドのシュリンク開けるのも大変だったり、缶ビールのプルタブ開けたりするのにも難儀するので、なかなか生活に支障が出ている。とくにシュリンク開けるのは中指でやって、まあ大丈夫なのだけれどもこれで開ける際によくやるのだけれども、爪と指の間のビミョーなところ切ったりするとこれまた痛すぎるので、はらはらする、よね(カッター使え)。

 

ということで中指中心で打ち込んでいるので今日の更新は一味違う感じが出ているのではないか、と思うのだが(狂気)、Mandy, Indianaの「I've Seen A Way」を聴く。

 

フランス人女性ヴォーカリスト(なので歌詞もフランス語)含むマンチェスターとベルリンを拠点とする4人組のデビューアルバムである。いや、これがシンセや打ち込みヘヴィなのにちゃんとギャンギャンのバンドの音で、しかも相当カオティック、である。最初に思い出したのはGirl Band改めGilla Band

がよりプログラミングに重きを置いた感じ、というものだったのだけれども、なんとそこのDaniel Foxがミックスで絡んでいたりするのでなるほど、と納得したものである。故にウワモノはインダストリアル、とかノイジーな、とかそういう形容すら拒むような大変などぅわーという音の渦巻く荒れ狂いようなのだが、一方でビートがしっかりしているのでめちゃくちゃにはならず、ドライヴ感がある。これはGiant SwanのRobin Stewartもミックスしているからなのだろうか。しかしそういうミキサーの影響のみならず吐き捨てるような、そして決して心地いいところには落ちてこないValentine嬢のクールなヴォイスもまた、このアルバムのユニークな質感に貢献しているのだった。なるほどSquid

のサポートとかもしてたのですかそうですか。しかしこの良い意味でレイヴ感もあってのやっかましいし殺気ある感じ・・・、AOBA NU NOISEに出てもらいたい!

 

 

 

 

Disparais

そしてお待たせいたしました、バードランドでは初開催になるAOBA NU NOISEの詳細です!

AOBA NU NOISE

2024年2月3日(土)16:00~ @Sendai Birdland

Adv: 3000 yen +1D(600yen)Door: 3500 yen+1D(600yen)

チケット予約: sendaibirdland@gmail.com

Live: Waikiki Champions, IllJaponia(Taigen Kawabe from Bo Ningen), 食品まつりaka Foodman, ARAKAWA ATSUSHI, King Rambo Sound, Masaki Saito

DJ:  EVOL, Ian Martin(Call And Response), Shibuta, Asai, Ryota

アルバム

街 -MACHI- [CAR-32]

街 -MACHI- [CAR-32]

Amazon

リリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。おわかりのとおり、かなりの盛沢山なメンツです!ぜひ皆様ご来場お待ちしております。予約等お待ちしております。

 

で、そんな

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

先日のUS Lounge、ご来場の皆さまありがとうございました。ひらしょーくんが渡米してしまうのは、寂しいなあ。彼の明るいキャラクター、そして思慮深さにあと数年触れられないのか、と思うとなんだか喪失感もあるのですが、それはさておき、健康にまた再会できるようにあちらでも元気に過ごしてもらいたいものです。こちらも健康に留意して過ごしてまた遊びたいものだなあ。

 

そんなUS Lounge、私は色々北米縛りでかけ倒したわけだが、端的に言ってSwansとLinda RonstadtJennifer LopezBeyonceとKevin MorbyとSay She SheとBruce Springsteenという感じでありました。いまだに何だったんだろう、なぜあんなに自信満々でつないでいたのだろう、という微かな謎があります、Paul SimonThe RaptureChaka Khanとかいう流れとか・・・。

 

さてそういえば、なんだか私の場合どたばた過ぎて年末年始気分もないまま、そしてとくに年始になってからは気持ち的にも全然非常事態な感じで、日常があるだけでもありがたい、というモードに(おそらく全国民が)なってしまっているのですっかり失念していたのだが、2023年も終わり2024年も始まった、ということで毎年恒例、2023年はこういうアルバムが私は好きでした、という20枚を一気にどーん、と。

 

Depeche ModeMemento Mori

期せずしてデュオになってしまったDMだが、なんだかこう曲の強度がここに来て最強、且つ音もここ30年くらいの路線ではすごく絞られている、ということでベテランの凄みを確認。

 

Boygenius「The Record」

the record [12 inch Analog]

the record [12 inch Analog]

  • アーティスト:boygenius
  • Interscope Records
Amazon

Matadorからの最初の12インチこっきりのユニットだと思ったら、こんなにつええアルバムまで。名曲しかなかった。

 

Evian Christ「Revanchist」

日頃こういう音に親しんでいないが故に、かもしれないけれどもなんだこのトランスのりなのに暴力的な音は。DHRとかを思い出したりもして、音的には2023年一番の衝撃。

 

Bar Italia「Tracey Denim」

bar italia TRACEY DENIM (LP)

bar italia TRACEY DENIM (LP)

  • ノーブランド品
Amazon

Bar Italia「The Twits」

まさか2枚もアルバム出ると思わなかったし、まさか私の好きなロックンロールはこういうアルバムです、という作品をこの連中が出してくるとは思わなかった。全貌が見えてきたけどまだ謎もあって良い。

 

Lloyd Cole「On Pain」

On Pain [12 inch Analog]

On Pain [12 inch Analog]

Amazon

ここ数年のシンセ打ち込み路線で最高の1枚。今回はギターもあり。やはり曲が作れる人というのは強い。

 

The Lemon Twigs「Everything Harmony」

EVERYTHING HARMONY [12 inch Analog]

EVERYTHING HARMONY [12 inch Analog]

Amazon

4ADを離れた兄弟だけれども、前作での路線が大爆発してまさに名曲しかないアルバム。

 

Maxine Funke「River Said」

もちろん「うたもの」としても素晴らしいけれども、とくにB面のフィールドレコーディングまで飲み込んだ音響アプローチがアンビエントみたいな感じまであって、衝撃的に感動した。

 

Anohni And The Johnsons「My Back Was A Bridge For You To Cross」

恐らく2023年最も聴いたアルバム。待っていた、こういうのを。

 

Swans「The Beggar」

Beggar

Beggar

Amazon

もはや近作の区別がつきにくくなってきているけれども、それでも今回はなんか一皮剥けてしまったかのような、壮絶な大作。

 

Lucinda Williams「Stories From A Rock N Roll Heart」

Stories from a Rock N Roll Heart (輸入盤レコード) [Analog]

病気からのリハビリ中、というのにこんなに痛快なロックンロールが久々に彼女の作品で聴けるとは。

 

坂本龍一「12」

12 [12 inch Analog]

家で2023年に一番聴いた音楽。続編を待っていたんだけれども。

 

Blake Mills「Jelly Road」

Jelly Road

Jelly Road

Amazon

変なのに王道、という新時代のアメリカ音楽。

 

Mary Jane Leach「Woodwind Multiples」

Woodwind Multiples [Analog]

Woodwind Multiples [Analog]

Amazon

ドローン的な音楽もたーくさん聴いたけれども、この木管多重録音作品は清冽だった。

 

Mitski「The Land Is Inhospitable And So Are We」

地味に毎回路線が違うけれども、今回の大らか路線もやはり、曲と歌メロの組み合わせがツボを。

 

Mary Lattimore「Goodbye, Hotel Arkada」

豪華なコラボレーターももちろん最高だけれども、彼女のハープと流麗なサウンドスケープが一番なんだかすごいことになっている。

 

Gia Margaret「Romantic Piano」

上のMary Lattimoreと裏表のような作品だけれども、両者とも2023年の気分、ってこういうものだったかなあ、と私個人に関しては思う。

 

Eddie Chacon「Sundown」

こういうソウルフルでメロウなアルバム、たくさんあるのだろうけれども私の聴いた中では2023年はこれが最高だったし、John Carroll Kirbyも絶好調だった。

 

Lathe Of Heaven「Bound By Naked Skies」

私の好きな音楽はたくさんあるけれども、恐らく一番好きなのはこういう音楽。

 

ということで20枚目はCharlene Darlingの「La Porte」である。

La Porte [Analog]

La Porte [Analog]

Amazon

フランス出身でブリュッセルで活動する彼女のセカンドアルバムである。Disciplesからのリリースにはどれも驚かせられるけれども、これも凄く良くて本当に聴き狂っていた。The Raincoatsとかを思い出すような、エッジーないわゆるポストパンク的な音には無条件で血沸き肉踊り、一方でサイケデリックな音からダブにまで突入するかのような混沌とした音もあって、そこらへんのバランスも実になんというか、我が家のレコード棚をまぜこぜにしたような感覚があって、友達になりたい。それでいてちゃんと練られたポップさがあって、バンドサウンドも良い意味でユルくてとっつきやすいのも実に魅力的。英語とフランス語でのヴォーカル、というのもなんだか本当に良い意味で何者でもない感が出ていて、良い意味で何が何だかわからないけれども魅力的、という音楽にはどんなジャンルであれ、相変わらず惹かれてしまうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Non-Linear Stages

ひらしょー君渡米前の最後のイヴェント、というか送別会的なイヴェントでDJいたします!私は北米大陸の音楽縛りで行います。

U.S. LOUNGE

2024年1月8日(月・成人の日)15:00~ @ Monet 

Door: Free+1D(600yen)

DJ:  tdsgk, Gin, Shinshin, Hirasho

入場無料!!!しかも祝日の15時から!!!ぜひ皆様ご参集ください!

 

そしてお待たせいたしました、AOBA NU NOISEです!

AOBA NU NOISE

2024年2月3日(土)16:00~ @Birdland

アルバム

街 -MACHI- [CAR-32]

街 -MACHI- [CAR-32]

Amazon

リリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。お待ちしております!

 

で、そんな

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

いきなり新年早々、世の中ハードモード過ぎる年明けですが、今年もよろしくお願いいたします。もう自然相手だけでも大変なんだから、人間同士が諍いやってたりする場合ではないのだ、と思うのだけれども世界にはそういうのが止められない人々がいて、それによって苦しむ人々がいるのは、おそらく昔も今も変わっていないことで、それは凄く空しいことである。

 

ところで今回の地震で被災した地域は私は今まで行ったことのない場所なのだけれども、それでも関係なく、大変に心が痛む。まだ全容がわかっていないのが不気味だけれども、あの東日本大震災の時も被災地以外にいた人々はこういう気持ちだったのかな、と想像できる。あの時何が心の支えというか励ましになったかというと、一番最初に、直接的には県外からの応援の警察車両や消防車両を見た時、であった。大げさかもしれないけれども、なんか見捨てられてはいなかった、という感覚がまずはちょっとした安らぎになったことをよく覚えている。だから今回も被災した方々がそういう気持ちになれるような支援が必要なのかな、と思ったりもするのであった。だから、決して声高にじゃなくても良いけれども、そういう支援のお手伝いが自分にもできれば良いな、と思っている。

 

ということとは関係なしに明日から仕事ということには本気で絶望している。何も部屋が片付いていないまま、というのはここ数年なかったような正月休み明けなので大変不本意なのだが、Jules Reidyの「Trances」を聴いている。

Trances [Analog]

Trances [Analog]

Amazon
Trances

Trances

  • Shelter Press
Amazon

この間までJulia Reidyという名前だったけれども今作からは男性名のJulesになっているのでもしかしたらそういうことなのかな、というギタリストのアルバムである。前作あたりから気になっていたのだが、やっと新作から聴いている。これが純正調でつま弾かれるギターにフィールドレコーディングやら加工された声、などが混然一体となっていて、一体何を聴いているのかよくわからなくなるような、なかなかに壮絶な音楽である。全くそういう音が入っていないにも関わらず急にガムランのように聞こえたり、全てが低音の闇に消えていったり、そこに純正調チューニングでギターの単音がハッとさせる勢いで鳴り響いたり、実にスリリングである。そう、和音が何だか日頃親しんでいる和音ではないので大いに違和感があるのだが、その違和感が作品の肝になっていてめちゃくちゃ面白い。これは全作品聴いてみたくなってくるな。

Cold, Cold, Streets

ひらしょー君渡米前の最後のイヴェント、というか送別会的なイヴェントでDJいたします!

U.S. LOUNGE

2024年1月8日(月・成人の日)15:00~ @ Monet 

Door: Free+1D(600yen)

DJ:  tdsgk, Gin, Shinshin, Hirasho

入場無料!!!しかも祝日の15時から!!!ぜひ皆様ご参集ください!

 

そしてお待たせいたしました、AOBA NU NOISEです!

AOBA NU NOISE

2024年2月3日(土)16:00~ @Birdland

先日、素晴らしいアルバム

街 -MACHI- [CAR-32]

街 -MACHI- [CAR-32]

Amazon

(いや、これが本当に良いアルバムで)をリリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。しかも初のライヴハウス開催、です。詳細はまた後日ですが、面白いライヴアクトだらけですし、久々にEVOLもアナログ盤かけ倒せる環境でのロックンロール大喜利大会になると思いますので、当日は他にも良いイヴェント多数あるかと思いますが、こちら、お待ちしております!ところで2024年でAOBA NU NOISE18年やってることになるんですね、こんなことになるとは・・・。

 

で、そんな

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

毎年のことだけれどもあっという間に大晦日になってしまった。今年は凄く目まぐるしくてなんだか落ち着かない1年だったけれども、年末も何だか1日もホッとできる日がないままにここまで来てしまった。

 

私の言うホッとできる日、というのは1日中のんびりレコード聴いたりしながら部屋の片づけができて、本を読んだりお茶を飲んだりして、晩御飯作ってビール飲んだりしてまたレコード聴いて、という日なのだが、まあそんなことが贅沢になる、というのも意外な話で、歳を取ればとるほどどんどん時間はなくなっていく。これはこの歳になるまでわからなかったことだ。

 

そう、時間はなくなっていく。それは新年を迎えればまた人生で残された時間が減っていく、ということが明らかなわけで、それから目を背けることはなかなか難しい。寧ろ年々対峙することをより要求されるわけで、そのためにも毎日悔いなく過ごしていかんとな、と思うのだが、まあそんなことはなかなか難しいこともよくわかっている。しかし、来年もこんな感じで気が向いたら更新する拙ブログと共に、ひっそりとのんびりと生きていく所存であるので、どうぞご贔屓に。

 

しかし多分2023年の大晦日にFeargal Sharkeyの「Wish」とか聴いている人間はこの世に1人であろう、ということはわかっている。

Wish

Wish

Amazon

元The Undertonesのヴォーカルのセカンドソロアルバム、1988年リリースである。前作

Feargal Sharkey [LP]

Feargal Sharkey [LP]

Amazon

がめちゃヒットしたのに比べると、大変地味なチャートアクションのアルバムだったので、ちょっとなんだかな、な結果になっているのだが、それは内容が悪い、ということでは決してない。Danny Kortchmarプロデュースでアメリカ録音、Stete JordanにWaddy Wachtel、Benmont TenchにKeith Richardsまでいる豪華なバックによるキャッチーなポップ~ソウル(所謂ブルーアイドソウルってやつ)ナンバーに独特のFeargalさんヴォーカルも冴えまくりでなかなかに痛快なアルバムである。いや、本当に何故ヒットしなかったのか不思議でならない大傑作である。そして今確認したら、今を時めくEddie Chaconも曲書いていたりして、今だから評価されるべき1枚、である。サブスクにないけど、信じられないくらい安くCDもレコードも買えるので、1枚、いかがですか・・・。

 

 

Poison Tree

ひらしょー君渡米前の最後のイヴェント、というか送別会的なイヴェントでDJいたします!

U.S. LOUNGE

2024年1月8日(月・成人の日)15:00~ @ Monet 

Door: Free+1D(600yen)

DJ:  tdsgk, Gin, Shinshin, Hirasho

入場無料!!!しかも祝日の15時から!!!ぜひ皆様ご参集ください!

 

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

多分皆様、日頃私がどう暮らしながら日々を乗り越えているのか気になるでしょう、という全くありえない前提のもとに今日は話を進めていきたいところである。

 

ふと気になることを検索することで色々解決したり、もしくは新たなモヤモヤを生みだしたり、というのはこのインターネットの世の中に於いてはごく当たり前のことであろうけれども、私はこの間Bryan Ferryの「Bete Noire」という1987年のアルバム

Bete Noire-remastered

Bete Noire-remastered

Amazon

の世の中に於ける受け止められ方が気になったので検索した。いや、勿論大好きなアルバムだけれども、ちょっと異色作だよな、ということが気になって、あとUKオリジナルのアナログだとどれくらいの値段なのかしら、私が当時タワレコで買ったアメ盤は我が家のプレイヤーと相性が悪くて針飛んだりしたよな、とか思いながら色々ネットで見ていたのであった。

 

Wikipediaに辿り着き、まあ概ね高評価のアルバムだ、ということがわかった。なんだよリリース当時地味に賛否両論だったのにな、とか思いながら読み進めていると、シングル曲「Kiss And Tell」のPVには3人のモデルが登場し、その中にMandy Smithもいるということがわかったのだった。

 

Mandy Smith。少女時代からモデルで、その後Stock, Aitken & WatemanのPWLからデビューしたユーロビートの歌姫、というよりは16歳の時に33歳年上の当時The Rolling StonesにいたBill Wymanという性豪ベーシストと付き合っていることを発表し、18歳で結婚して即離婚したことで有名な彼女。Wikipediaのリンクは便利だのう、と今度は彼女のWikipediaを読んでいった。

 

まあその後彼女のお母さんがBill Wymanの息子と結婚した、とかいうめちゃくちゃ親子関係クロスしてる状態になった、ということを知って驚愕して、なんてバビロンな・・・、と思ったりもしたのだけれども彼女の音楽に関しての記述にふと目が留まった。それによると、彼女の1987年のデビューシングル「I Just Can't Wait」はUKではもうスキャンダルまみれだったから正当にも評価されず、他の国ではまあまあヒット、とかそうか面白いな、というか当時からPWLのレコードってめちゃくちゃ嫌われてたよなあ売れてたけど、とか思いながらいると同曲の「Cool And Breezy Jazz Mix」ってのはバレアリックなヴァージョンでPWLがリリースした最高の曲、とか言われているという記述があり、なぬ?となったのであった。

 

バレアリック。よく耳に目にするけれどもイマイチよくわからない言葉。これも検索して調べてみた結果、イビザ島あたりのオープンマインドなクラブのダンスフロアーで流れていそうな、ジャンル分けできないけれどもフロアで映えそうな音楽のジャンル、ということもわかった。となると我が家にはバレアリックなレコードがめっちゃあるわな、というか、今まで中古屋で全然安かった微妙なレコードが突如「バレアリック」と書かれたコメントと共に微妙に値段が上がった現象のことも思い出した。

 

ということで今度はMandy Smithの「I Just Can't Wait」のそのヴァージョンが気になる。バレアリック(付け焼刃の知識)な我が家には必須なのではないか、ということでレコードを探してみると、ヒットする結果としてはソールドアウトしていたり、日本盤の同曲12インチのB面に入っているようだけれども何だか2000円くらいしていそうで、いや、それはないべ、となったわけである。

 

YouTubeで同曲を聴いてみる。


www.youtube.com

 

勿論知っている曲だ(何故なら我が家には群馬のブックオフで買った、アルバムのCDがある)。そしてこのヴァージョン、良いな。かー、気になる、欲しいな、となるわけである。

 

しかし気になるのは、"Mandy Smith I Just Can't Wait Cool and Breezy"で検索すると結構ヒットする「Mandy's Theme」という曲。いや、この曲名知ってるな、なんだろ、と色々検索すると見覚えのある彼女の12インチのジャケットが出てくる。ちょっと待て、この2種の12インチ、「Victim Of Pleasure」というのと「Boys And Girls」って随分前に南仙台のブックオフでそれぞれ110円で買ったやつで家にあるんじゃないか、まだ手放してなければ、と気になって家で探したい気持ちになったけれども、仕事が終わって帰宅すればレコードのコンテナとか段ボールをどかす気力もないままに寝落ちの日々だったので、2日くらいもやもやMandyのことを考えながらいて、しかして遂に昨日意を決して色々どかしてレコ箱をひっくり返していたらRight Said Fredの「I'm Too Sexy」12インチ(同時に南仙台ブックオフで買ったレコード)の横から無事2枚、彼女の上記12インチが発見され、はやる心をおさえつつターンテーブルに乗っけてみると「Victim Of Pleasure」12インチに入っている「Mandy's Theme」のPart 1とPart 2は例の「I Just Can't Wait」(The Cool And Breezy Jazz Mix)を2分割したもの(なぜそんなことを・・・)、そして「Boys And Girls」12インチに入っている「Mandy's Theme」は後ろに(I Just Can't Wait The Cool And Breezy Jazz Mix)と書いてあるくらいで例のヴァージョンそのまんまだったのでたまげた。というかなんでそんなタイトル変えたりしてんのや、と呆れると同時に、自分しっかりしろや、と何だか残念な気分になった。でも家にあったのだからいずれバレアリックDJする際にはかけるつもりである、そんな機会は一生ないかも知れないけれども。

 

えー、下らない話にお付き合いくださりありがとうございます。ちょっと結果的に嬉しかったので研究成果のご報告も兼ねて、というエントリでした。Loopselの「Oga For Oga」を聴く。

Oga For Oga

Oga For Oga

Amazon

スウェーデンLiechtensteinというバンドをやったり、Monokulturをやっていたり、というElin Engstromによるソロプロジェクトのセカンドアルバム、フロムDFA、である。DFA、色々出してて面白いなあ、という感想はさておき、前作「The Spiral」は幽玄なアクースティックギターとドローンのダークな組み合わせで「Marble Index」の頃のNicoみたいだ、と思いつつ愛聴していたのだがここにきてめちゃくちゃ傑作が出てきたのであった。基本線は変わらず、であるがより「曲」の体裁をなしており実はメランコリックでメロディアスな曲作ってるじゃないか、という発見も嬉しい。Leonard CohenをNicoが英語とスウェーデン語で歌っているような、そしてそういうフォーキーなストラクチャーながら後ろで蠢く何だか禍々しいどろりとした音、声、ベース、鳴り物、という深遠な森の中でYoung Marble Giantsが喧嘩しているような、そういう音楽である。でも急に、靄の中ではあるけれどもハッとさせられるほど美しい展開がやってきたりして、全く気が抜けない謎のアルバムである。怖い、けど美しい、という厄介なやつだな。

Whatever Happened To Christmas

お、DJの告知も久々ですね。もしかしたらお待たせしてましたか・・・?

U.S. LOUNGE

2024年1月8日(月・成人の日)15:00~ @ Monet 

Door: Free+1D(600yen)

DJ:  tdsgk, Gin, Shinshin, Hirasho

なんと2024年の1月からアメリカに行ってしまうひらしょー君企画のイヴェントに出ます。入場無料!!!しかも祝日の15時から!!!そして音楽はどうも北米縛り、ということらしいのでこれは我が家のカントリーロックのレコードが鳴るのか、それともとんがったニューヨークの音楽が爆発するか、それとも曲解の嵐なのか。それはそれとしてひらしょー君の送別会もかねてぜひ皆様ご参集ください!

 

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

ちゃんと寒くなってくるもんだなあ、とあのバカみたいな酷暑だった今年の夏のことを思うと、地球も極端なものだ、とふと思うのであった。

 

怒涛の12月もとりあえず仕事の面ではひと段落付きそうな予感がしている今日この頃ではあるが、なんかずーっと無茶苦茶怒りまくってて、いまだに思い出すだけで物とかぶん投げたり、眉間に皺寄ってきたりするので、なんかこのまま年越ししてしまいそうである。

 

良くない。そういうものこそ忘年しないといけない。でもそういう気持ちにさせる連中とは忘年会なんか一切したくもないので(ハナタラシのライヴ後みたいになりそうだし)、忘年会は楽しい友達と、に限る。しかしなかなかこの歳になってくると連続連夜、というのも辛いので加減しないと、となるのだがついこの間会った方々、久しくお会いしていない方々、本当に会いたい人はたくさんいる。仙台にもたくさん、他の土地にもたくさん。皆さん、お元気ですか。また近いうちにお会いしたいです。年内は無理ですが来年、飲んだりとか、遊んだりとかしてお会いしたいですね。

 

暮れの元気なご挨拶になってしまったがまだクリスマス前なのでAimee Mannの「One More Drifter In The Snow」を聴いている。

One More Drifter In The Snow [Analog]

One More Drifter In The Snow [Analog]

Amazon

つい先日アナログ化されて、まあ共同購入してしまったわけである。もともとは2006年のクリスマスアルバムなので、まあまあ前の音源ではあるがコンセプトがコンセプトなのでもちろん時代は感じない。スタンダードやカヴァーがほとんどで、オリジナルは1曲、という形であるが、Frank Sinatraが歌ったJimmy Webbの曲からスタートしほとんどがおなじみの曲、かと思いきや英語圏ではおなじみなのだろうけれども知らない曲もあったりしてそうだよな、この風習は西洋のものだもんな、というかキリスト生誕の祭りだもんな、と改めて思わせられる良い機会でもある(ってなんだそれ)。そしてもともとのCDではラストに配置されていた(今回のアナログではラスト前)オリジナル曲「Calling On Mary」がAimee Mann節大炸裂のマイナーな展開の激名曲過ぎて、良い意味でハッとするアクセントになっているのであった。ちなみに旦那さんのMichael Penn作の「Christmastime」もさすがのPenn節炸裂で、このご夫婦はまったく、やってくれる。ところで2008年にもこのアルバムCDで出ていて、そこにはJoni Mitchellの「River」が入っている、とな・・・?何・・・?