そしてお待たせいたしました、バードランドでは初開催になるAOBA NU NOISEの詳細です!
AOBA NU NOISE
2024年2月3日(土)16:00~ @Sendai Birdland
Adv: 3000 yen +1D(600yen)Door: 3500 yen+1D(600yen)
チケット予約: sendaibirdland@gmail.com
Live: Waikiki Champions, IllJaponia(Taigen Kawabe from Bo Ningen), 食品まつりaka Foodman, ARAKAWA ATSUSHI, King Rambo Sound, Masaki Saito
DJ: EVOL, Ian Martin(Call And Response), Shibuta, Asai, Ryota
アルバム
リリースしたWaikiki Championsのリリパ、です。おわかりのとおり、かなりの盛沢山なメンツです!ぜひ皆様ご来場お待ちしております。予約等お待ちしております。
で、そんな
AOBA NU NOISEのTシャツです!
先日のUS Lounge、ご来場の皆さまありがとうございました。ひらしょーくんが渡米してしまうのは、寂しいなあ。彼の明るいキャラクター、そして思慮深さにあと数年触れられないのか、と思うとなんだか喪失感もあるのですが、それはさておき、健康にまた再会できるようにあちらでも元気に過ごしてもらいたいものです。こちらも健康に留意して過ごしてまた遊びたいものだなあ。
そんなUS Lounge、私は色々北米縛りでかけ倒したわけだが、端的に言ってSwansとLinda RonstadtとJennifer LopezとBeyonceとKevin MorbyとSay She SheとBruce Springsteenという感じでありました。いまだに何だったんだろう、なぜあんなに自信満々でつないでいたのだろう、という微かな謎があります、Paul Simon~The Rapture~Chaka Khanとかいう流れとか・・・。
さてそういえば、なんだか私の場合どたばた過ぎて年末年始気分もないまま、そしてとくに年始になってからは気持ち的にも全然非常事態な感じで、日常があるだけでもありがたい、というモードに(おそらく全国民が)なってしまっているのですっかり失念していたのだが、2023年も終わり2024年も始まった、ということで毎年恒例、2023年はこういうアルバムが私は好きでした、という20枚を一気にどーん、と。
期せずしてデュオになってしまったDMだが、なんだかこう曲の強度がここに来て最強、且つ音もここ30年くらいの路線ではすごく絞られている、ということでベテランの凄みを確認。
Boygenius「The Record」
Matadorからの最初の12インチこっきりのユニットだと思ったら、こんなにつええアルバムまで。名曲しかなかった。
Evian Christ「Revanchist」
日頃こういう音に親しんでいないが故に、かもしれないけれどもなんだこのトランスのりなのに暴力的な音は。DHRとかを思い出したりもして、音的には2023年一番の衝撃。
Bar Italia「Tracey Denim」
Bar Italia「The Twits」
まさか2枚もアルバム出ると思わなかったし、まさか私の好きなロックンロールはこういうアルバムです、という作品をこの連中が出してくるとは思わなかった。全貌が見えてきたけどまだ謎もあって良い。
Lloyd Cole「On Pain」
ここ数年のシンセ打ち込み路線で最高の1枚。今回はギターもあり。やはり曲が作れる人というのは強い。
The Lemon Twigs「Everything Harmony」
4ADを離れた兄弟だけれども、前作での路線が大爆発してまさに名曲しかないアルバム。
Maxine Funke「River Said」
もちろん「うたもの」としても素晴らしいけれども、とくにB面のフィールドレコーディングまで飲み込んだ音響アプローチがアンビエントみたいな感じまであって、衝撃的に感動した。
Anohni And The Johnsons「My Back Was A Bridge For You To Cross」
恐らく2023年最も聴いたアルバム。待っていた、こういうのを。
Swans「The Beggar」
もはや近作の区別がつきにくくなってきているけれども、それでも今回はなんか一皮剥けてしまったかのような、壮絶な大作。
Lucinda Williams「Stories From A Rock N Roll Heart」
病気からのリハビリ中、というのにこんなに痛快なロックンロールが久々に彼女の作品で聴けるとは。
坂本龍一「12」
家で2023年に一番聴いた音楽。続編を待っていたんだけれども。
Blake Mills「Jelly Road」
変なのに王道、という新時代のアメリカ音楽。
Mary Jane Leach「Woodwind Multiples」
ドローン的な音楽もたーくさん聴いたけれども、この木管多重録音作品は清冽だった。
Mitski「The Land Is Inhospitable And So Are We」
地味に毎回路線が違うけれども、今回の大らか路線もやはり、曲と歌メロの組み合わせがツボを。
Mary Lattimore「Goodbye, Hotel Arkada」
豪華なコラボレーターももちろん最高だけれども、彼女のハープと流麗なサウンドスケープが一番なんだかすごいことになっている。
Gia Margaret「Romantic Piano」
上のMary Lattimoreと裏表のような作品だけれども、両者とも2023年の気分、ってこういうものだったかなあ、と私個人に関しては思う。
Eddie Chacon「Sundown」
こういうソウルフルでメロウなアルバム、たくさんあるのだろうけれども私の聴いた中では2023年はこれが最高だったし、John Carroll Kirbyも絶好調だった。
Lathe Of Heaven「Bound By Naked Skies」
私の好きな音楽はたくさんあるけれども、恐らく一番好きなのはこういう音楽。
ということで20枚目はCharlene Darlingの「La Porte」である。
フランス出身でブリュッセルで活動する彼女のセカンドアルバムである。Disciplesからのリリースにはどれも驚かせられるけれども、これも凄く良くて本当に聴き狂っていた。The Raincoatsとかを思い出すような、エッジーないわゆるポストパンク的な音には無条件で血沸き肉踊り、一方でサイケデリックな音からダブにまで突入するかのような混沌とした音もあって、そこらへんのバランスも実になんというか、我が家のレコード棚をまぜこぜにしたような感覚があって、友達になりたい。それでいてちゃんと練られたポップさがあって、バンドサウンドも良い意味でユルくてとっつきやすいのも実に魅力的。英語とフランス語でのヴォーカル、というのもなんだか本当に良い意味で何者でもない感が出ていて、良い意味で何が何だかわからないけれども魅力的、という音楽にはどんなジャンルであれ、相変わらず惹かれてしまうのであった。