Hand In Glove

昨夜のAOBA NU NOISEにお越しの皆様ありがとうございました。例によってギリギリまで焼き鳥屋で燃料補給、小走りに会場着、その後はハードコアなクイックメニュー(BUCK-TICK「Do The "I Love You"」参照のこと)で目まぐるしくやって、あとはテキーラハイネケンで結構頑張りました。12月29日のAOBA NU NOISEは相棒大久氏も復活で、既に「かっこいいロック」という方針が出ていますのでお楽しみに。

ところで今日はとくにネタもないのだが、テレビをつけたらZEEBRA先生のライヴをやってて、全く興味ないんだけどぼーと見ていたら、バックトラックのネタがLevel 42の「Something About You」Level Best使いでマジでのけぞって衝撃を受けた。

あとZazen Boysのライヴに行った。新作の路線がやっぱり好きだなあ、と旧作からの曲を聴きながら思った。何か半端に何か片足突っ込んでるような感じなんだよなあ、2枚目辺りまでの曲って、とか全くKYな意見を書いているがこれはあくまで個人の意見ということで。

あと最近デラックスエディションが出すぎだ。HMVに行ってニューリリースコーナー見てたら昨年リリースのCDがデラックスエディション、ひどいものでは今年出たのがもうデラックスエディション、とかいう事態になっていて、どこの国でも売れるものを売ることに必死なのはよくわかるんだけど、逆にひくなあ、と素朴に思ったし、何よりDuffyもAdeleもFeistも全部既に持ってる奴だから腹立たしい。この際もう最初のリリースからデラックスエディションにしろ、というものである。

今日は小ネタ連発で。The Smithsの「The Sound Of The Smiths」を聴く。最新ベスト盤2枚組である。彼等のコンピと言えば結構てきとーな感じで4種類くらい出ているような気がするが、今回のこれは結構面白い。シングル曲中心に、イタリアでのみリリースされていた「Barbarism Begins At Home」の7インチエディットとかを集めた1枚目とB面曲とかライヴとかを集めた2枚目、ということでレアなトラックがしっかりと入っていて大満足である。とくに「I Started Something I Couldn't Finish」のカセットリリースのみに収録だったJames「What's The World」をカヴァーしたライヴテイクが私として嬉しい。以前から何度も言われているようにThe Smithsはシングルバンドという側面もあったわけだから、コンピレーション作品もしっかりと意味を持っているものだが、そんな中でもこれは決定版だろうなあ、と思うのであった。久々に聴いて、全曲知っているのに鼻血出しそうな勢いで興奮した、とくに初期シングル曲には。「The Queen Is Dead」The Queen Is Dead辺りからリアルタイムで聴いていた時から大好きだったもの、今こうして20年以上の時を経て聴いてもノスタルジーとかそういうのとは無縁な感じでめちゃめちゃフレッシュに聴こえるものである。やっぱJohnny Marrって凄いギタリストだったんだな、と今もなお現役の彼には失礼な発言であるが、本当にギターの細かいフレージングとか、ちょっと普通ではない。それが認識できただけでもこのコンピの意義はある。しかしRHINOからのリリースであるが、そうかリアルタイムで大好きで聴いていたグループの音源が再発レーベルから出ちゃうんだなあ、と何だか猛烈に歳を取った感じがしたのも否めない。あっという間に今年も最後の月ですよ・・・。