Perfume For Winter

"AOBA NU NOISE" 2008.12.29(mon)@CLUB SHAFT  OPEN: 20:00~  ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)

BAND Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA  DJ's : EVOL(Love records), BOW, DROP, RAMBO

今回のテーマはくどいようですが、「かっこいいロック」でございます。是非とも皆様忘年会気分でお越しくださいませ!私も年賀状放棄して頑張る所存です(←年賀状を後回しにする言い訳)。と言うか、今電話で相棒大久氏と焼き鳥決定したので何が何でも頑張れる気がしてきました。

しかし毎年のことだが年末は超気忙しい。更にはこの時期になると車の交通量も冗談みたいに増えるから渋滞に巻き込まれる機会も多く、そこにこの気忙しさなものだから、変にイライラが増して実に不安になる。しかもこういう交通量多い時に限って、ただでさえ我が家の近所はトラックが多いのだが、その数が2割り増しくらいになっていて、しかも皆突込み気味の運転だったりするものだからはらはらさせられる。

どうせあと2,3週間もすれば年末年始とかいう気持ちも薄れて普通になってしまうのに、何故「今年もあと1週間切ったうわー!」みたいなテンションになってしまうのか実に不思議だ。ご他聞に漏れず私もそのテンションに飲み込まれがちなのだが、それは周囲がそのテンションで私に迫り来るから故、なのだ。別に大掃除とか今年最後の○○、とかあまり積極的な方ではないのに、いつの間にかそのペースに乗せられてしまうのだ。

とは言え、それはこの世の中の常だから仕方がないということも重々承知している。そうか皆今年の辻褄を合わせたいのだな、しょうがないお付き合いしますよ、という余裕でもって接したいものである、思い切り自分のことは棚に上げて。そう、棚に上げて、である。私は思いっ切り色んなこと継続事項として来年まで持ち越す覚悟であるので棚の上は見ないでおこうと思う。

と気忙しさを紛らせたところでFenneszの「Black Sea」を聴く。坂本龍一との共作Cendreがあったり、前作VeniceではDavid Sylvianのヴォーカルをフィーチャーした曲があったり、と色々新展開を見せていた彼だが、今作ではギターが(勿論以前から使われていたが)それとはっきりわかる音色のままに聴こえたりして若干のこれまでとの違いが見受けられる。そして何だか、音の層が重厚なことは重厚なのだけれどもどことなく柔らかくなっているように感じられる。坂本龍一とのコラボのアルバムの方ではかなり優しげな表情が意外だったのだが、今作にもその印象が残っている。しかしまあ、基本的にはドローンっちゃあドローンなのだが、それでもかなり雄大な感じが強くて何だか落ち着いて聴けてしまうのであった。気がつくとこのアルバム、入手してからめっちゃくちゃ聴きまくってしまっていて、しかもいつ聴いても何だか新鮮な感動があるのだ。名作。