Chants De Maldoror

昨日のイヴェントにお越しの皆様、ありがとうございました!いやーライヴ良かったなあ、とくに千住氏のドラミング。あんなに音でかいのにパシパシと軽やかに決まるドラムスは新鮮でした。

私も実に久々にAOBA NU NOISE以外で、しかも素面でDJなどしたのですが、どうだったのだろうか。微妙に曲のつなぎとかが上手く行った瞬間とかかなり心の中ではガッツポーズだったりしたのだが、いかんせんNina Hagenから加藤和彦、そんでThey Might Be Giants、とか、Arthur RussellからShriekback、とかいうつなぎばっかりだったので怖くて顔を上げてお客さんの方を見ることはできなかったのだった。

とか言っているうちにあっという間に今度の日曜日はこちらです。

AOBA NU NOISE 2009.3.29(sun)@CLUB SHAFT OPEN: 20:00~ ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)
LIVE Act: -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJ's: SISI(DA-DA-DA?),DROP,EVOL(Love records),RAMBO

月に一度のお楽しみ、私のホームグラウンドイヴェントになってしまったANNです。今回はEVOL相棒大久氏のThe Damned熱の高まりを受けて曲を選びたいと思います。しかしまったくもって正しい熱の高まりだ・・・。

ということで昨日から3,4時間しか寝ていないのでこれくらいで今日のところは勘弁していただいて、「Institute Of Sonology 1959 - 1969」を聴く。オランダに存在したエレクトロアクースティック研究所(的なもの?)で録音された楽曲を収めたコンピレーションである。不勉強にしてここに収められている方々の中ではDick Raaijmakersの名前しか存じ上げておらず、また彼の作品しか聴いたことはなかったのだが、この、今日のようなテクノロジーがなかった時代に結構伸び伸びと電子音で実験を繰り返した成果のような全6曲は、実に何にも囚われていないようなノイズ(と言っても良いような音)の応酬で非常に新鮮である。結構テープの切り貼りによる元祖サンプリング的なコラージュとか、衝撃的な音量で挟み込まれるノイズなど、ドキドキの嵐であって久々にこういう現音、というか電子音楽を纏めて聴いたせいもあるのだろうけれども、ちょっと忘れていた何かを思い出させられるような、そういう好企画盤である。Sub Rosaはこういうコンピを出してくれるという点に於いては、やはりいまだに突っ走っているレーベルだなあ、としみじみさせられた。ただ、Sub Rosaのこういう企画コンピは続編とかがバンバン出ると何だかテンションが下がってきてしまって、もうそろそろ良いかな、とかなってしまうのが玉に瑕だったりするのだけれども、もうちょっと聴きたいのでこれは続編希望、である。

ちなみに上のリンク先のジャケ写は、私が持っているのと違うし、タイトルも何だか異なるのだけれども内容は全く同じ、という謎の展開で、何故なんだ・・・?