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AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

先週土曜日のAOBA NU NOISEにお越しの皆様、まことにありがとうございました!1PBOXとAOBA NU NOISEの相性が異常に良いのはわかっていたのですが、こないだも本当に面白かった・・・。ライヴが5組、そしてDJはCASINさんとEVOL、という感じだったのですが、それぞれベクトルは違えど面白い音を出していて、それぞれ興奮しましたねー。それって実にAOBA NU NOISEっぽいな、と原点を見つめなおす良いきっかけにもなりました。

 

EVOLは個人的に相棒の大久さんがLeonard Cohenかけ始めた瞬間がベストのブチ上がり時間でした!あとこんなにThe Red Krayolaとかが流れるイヴェントってのも普通ないんじゃないか・・・?ということにもふと気づきました。また皆様お会いしましょう!

 

さて私が住む仙台市では、市議会議員の選挙が次の日曜日に行われる。ということで炎天下の中選挙カーが走り回り、候補者が走り回り、という光景が見受けられるのだが、昨日帰宅したら1枚のハガキが目に入った。

 

それは今度の選挙で私が住む区の立候補者からであり、それはどうも高校の同級生のようであった。あれ、いたかな・・・、と思いながらいたが、よく考えて、嗚呼いたな、いたような気がするな、と思い至った。というくらいに私は卒業後の同級生、同窓生への興味が薄すぎるくらいに薄いのである。

 

でも自民党の候補なので、絶対に票なんか入れないし、むしろ落選してもらいたいと思っている。だって、自民党からです、って宣言するってことは今の世の中では、自分が何も考えていません、自分のことしか考えていません、ということを高らかに宣言しているようなもので、そういうことにも無自覚なまま立候補できる、ってことはどう考えても狂っているでしょう。

 

と、かように私は政治のことになると引かれるくらいにヒートアップしがちなのだが、それはその候補者の高校時代のこととかを微かながらも思い出したりして、なんか、そんなんでいいのかよ、とさらに怒りが沸き起こってきたので今むしろムカつきまくっている。いやはや、選挙期間中はどうも何かと機嫌が悪くなることが多いものである。

 

Swell Mapsの「A Trip To Marineville」を聴いてこんな淀んだ空気を払拭したい。

Trip to Marineville [12 inch Analog]

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Nikki SuddenとEpic Soundtracksの兄弟を中心に後にTelevision Personalitiesに加わるJowe Headやらもいた、DIYなロックンロールバンドによる1979年リリースのファーストアルバムである。1972年くらいから活動していたらしいが本格的な活動はやはりパンク以降、ということになるのだろうか。しかしこの連中がぶっちぎりでオリジナルなのは、ルースなノリの強い、強烈なリフの豪快なガシャガシャロックンロールと、ノイズというか具体音のような謎の蠢く音が同居していたことで、とても同じバンドの同じ1枚のアルバムとは思えない振り切れ方を見せている。宅録もあったりするし、なんともシャキッとしないユルさと、それに関係なく突っ走る感じ、そしてブラックホールのようなノイズ、もう一体何なんだこれは、という気持ちイコール最高じゃん!という気持ち、という方程式が出来上がるのであった。セカンドもよりよくわからん方向に行ってノイズアンビエントみたいにとれる瞬間もあってすごく良いが、このファーストのロックンロール感もまた格別、である。再発とかも数種出ているし、編集盤とか未発表曲集もかなり出ているが、どれも基本的にはルースなロックンロールとノイズ、の2パターンだけであって実に清々しい。