Echononecho

明日です!

AOBA NU NOISE 2009.3.29(sun)@CLUB SHAFT OPEN: 20:00~ ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)
LIVE Act: -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJ's: SISI(DA-DA-DA?),DROP,EVOL(Love records),RAMBO

我々EVOLは21時過ぎからわーっとやりますので皆様是非お越しくださいませ!今回は若干の新機軸を打ち出し・・・、とかEVOL2人とも思ってはいるのですが、いつものテイストにブレはないと思われますので安心して(?)遊びに来てください!

今日はソース焼きそば作ったのだが、キャベツが多すぎてぐじゅぐじゅになってしまい、失敗、というほどではないけれども結構思い描いていたソース焼きそば像とはかなり異なる物が出来てしまって、深く落ち込んだ。決して美味しくなくはないのだが、否、俺が今日作りたかったソース焼きそばはこういうものではない、違う、違うんだ!という思いの方がどんな慰めの言葉よりも勝ってしまい大層落ち込んでしまったのであった。

まあ今日は麺を違うフライパンで表面がぱりぱりになるまで焼く、という手法を取っていたが故に全体がぐじゅぐじゅになる、という悲劇を免れたのがまだ傷が浅かった勝因なのだろうと思うのだが、それにしてもなあ・・・。早いとこまた焼きそば作ってリヴェンジしたい、と夜空に叫びたくなる春の夜なのであった。

しかし、毎度自分でも不思議に思うし、そしてそれ以上にお読みの皆様は不思議に思っているのだろうが、何で私こんなにお料理に関してあーでもないこーでもない、と異常に拘っているのだろうか、というか一生懸命なんだろうか。少なくとも間違いなく仕事に於いては絶対に現れてこない類の熱意であるし、生活の中の他の局面に於いてもこれほどの積極性を見せて臨むことは、多分ないであろう。そして意外に思われるかも知れないのだが、レコード関係に於いても見せることのない熱意である。ということはこれはもう、今までの人生でかつて私が見せたことのない最大級の熱意を持って臨んでいるわけである。今気づいた。

それは生来の食いしん坊である、ということも大きく関係しているのかも知れないのだけれども、今までの人生で私がしたことがない、何かを作り出すということ、それをしているからこんなにあっつくなっているのだろうかもしかしたら。思えば今までの人生、あまりクリエイティヴなこととは無縁な人生であったわけで、そんな私が齢30を過ぎてから「何かを作り出す」なんていう経験をしているから燃え尽きそうなくらいにまでヒートアップしてお料理に臨んでいるのだろうか。これは何だか、何だか新発見過ぎてヤバイ気がする。灰にならないように気をつけながら今後とも臨んでいきたいところである。

と大袈裟に書いているがまあ、ソース焼きそばだったりするんだよな、作っているものが。まあ、良い。何事も小さいことから積み重ねて行くのだ。今日は不気味に前向きに思われるかも知れないが、それは上記のように思いっきり落ち込んだから自分を鼓舞しようとしているのだよ、ということは敢えて言わなくてもわかっていただけるかと。

Mi Amiの「Watersports」を聴く。「マイアミ」ではなく「ミーアミ」と読むらしい。昔、Dischordレーベルからアルバム2枚リリースして解散したBlack Eyesというキテレツなバンドがいたのだが(結構好きだった)、そこのメンバーによる新バンド、らしい。Quarterstickからのリリースである。さて、このMi Amiであるが、こちらもやっぱりキテレツである。実にシンプルな3ピースのバンドなのであるが、全体的にダンサブルでファンキー、である。もう人力で4つ打ちしているような、そういう感じである。ベースも多彩な音色だし。しかし、しかしだ。ヴォーカルが何だか女性だか男性だか、マジメなんだかふざけているのか判別できないような素っ頓狂な高音で切羽詰った勢いで言葉を吐き出しているし、ギターはノーウェイヴな感じで無調な切り込み方をしてくる。不気味だ、不気味すぎる。しかしこの破壊力たるや最近感じることのできなかった殺気を帯びた感じで、何だか凄く新鮮だし、逆に凄く信頼に足るような音楽だと思うのである。ある意味ニューウェイヴっぽいと言えばニューウェイヴっぽいのだが、それは単純に表面的な音のせいだけではなく、何だか「やったろじゃないか」という気合いとアイディアの奔出具合のせいなのかも知れない、と思う。久々にこういう音で興奮させられたなあ、と思ったのだがふと気づいた。何だか毎回上記AOBA NU NOISEでご一緒している-W-の音楽のようなのである。もしかしたらこういう痛快な音楽は、まだまだオーヴァーグラウンドになっていないだけで同時多発的に世界中のアンダーグラウンドで蠢いているのかもなあ、と思い始めたら何だか面白くなってきた。