Paris

Stereo♪Vol. 5 2010.5.22( Sat ) 18:00〜25:00 @超五感cafe&gallery PANGAEA 1000円(1Drink)*Food持ち込み自由!

【ライブ】lily of the valley
2005年、ノゾミ(vo, key, prog, etc)を中心に結成。仙台を中心に活動を開始する。1年間にわたる楽曲制作の後、lily of the valleyとして、2006年に自ら主催したイベント「lily’s cafe」より本格的にライヴ活動をスタートする。その後、何度かのメンバー・チェンジを重ね、ツカサ(gu)とのチームとして現在の編成に至る。 2008年、Only Feedback/コロムビアミュージックエンタテインメントよりリリースされ話題を呼んだ、ジャパニーズ・シューゲイザー・コンピレーション・アルバム『Total Feedback』に、ルミナスオレンジ、ハタユウスケグループ、monocismらとともに参加。翌年2009年には、自身初のフルアルバム『my secret garden』を発表。アメリカ、香港でも流通される。エレクトロニカシューゲイザーの要素を含み、浮遊感の中にある光を表現した、コーラス・ワーク主体で作る独自の世界観は高い評価を得ている。

【DJ】よらよら、石油王、MUSS、tdsgk、めぐる、まひろ

よろしくです!ちなみにDJも増えているみたいなので次回告知から修正いたします!私は確か日付変わる直前あたりが出番だったような気が・・・。ちなみにこの後5月30日、6月6日にもDJありますのでよろしくお願いいたします!

ところで実は明日東京にyumboライヴで弾丸ツアー決行いたします。秋葉原グッドマンで17時半開場18時開演、です。麓健一さん、ヤマジカズヒデさん(!)、ふくろさんと共演です。もし良ければ是非!私は演奏はいたしませんが、ローディ兼運転手として行きます。

ということで今月はふと思えば毎週音楽関係の催し物に絡んでいる私なのであった。いつの間にこんな人生になっていたのだろうか・・・。別にそれで食い扶持を稼いでいるわけでもなく(むしろ食い扶持を切り詰めているような・・・)、更には決して表舞台でどかん、ということでもなく何故毎週色々やっているのだろうか、とたまに思う。

でも毎回考えるだけ無駄なのだ。何故なら答えはすぐに出てきて、しかも毎回同じだからである。それは、好きだから、である。金の問題ではないのだ。

要は、金になるからと言って仕事だけをするか、ということであってそれは即答でNOな訳である。だから私の場合、バランスを取るためにもDJしたりツアー同行したり、とかしなければならないのである。うむ、そうだそうだ。

そりゃあお金になった方が良いけれども、これが仕事になっちゃったら好きじゃなくなって辛くなってしまいそうだからこれで良いのだ、と青いことを言ってみたりしよう。まず何よりも何だか音楽聴くのが楽しくて仕方がない日々が、どんなことがあっても20年以上ずっと続いているわけだから良いのだ。Kate Nashの「My Best Friend Is You」も最高だから良いのだ。リリースされていたの知らなくて、地元の新聞の夕刊の記事で知った、という体たらくなのだけれども・・・。前作Made of Bricksはリリースからかなりタイミング遅れて聴いたのだが、思いっきりはまってしまったのだ。だからさほどブランクも感じていなかったのだが、実はその間ケアワーカー的な仕事をしたり、とかしていたらしい。で、そういった期間を経てBernard Butlerをプロデューサーに迎えて制作された今作は、何だか凄くパワーアップしているのだった。前作でかなり完成されていた「コンパクトにまとまったおもちゃ箱」的な音づくりは、生楽器が大幅に導入されたりパンクみたいなナンバーがあったり(勿論以前のようなエレポップのような曲もあるが)、曲の速度が変化したり、吐き出すようなリーディング的ナンバーが出てきたり、60年代女性ポップス的な(Bernard Butlerは本当にこの路線大好きなんだな)ナンバーが出てきたり、しっとり穏やかな美しいメロディの内省的なナンバーが出てきたりして意外にヴァラエティ豊かになっているのだ。前作もヴァラエティ豊かではあったが今回はそれが本当にわかりやすくでっかく展開されているような印象である。ということでそれだけでも面白いが、彼女の歌詞がまた最高で、自分の好きな男の子が好きな女の子のことを痛烈に揶揄したり、ロック的ライフスタイルを皮肉ったり、という痛快な毒のあるユーモアが効いていたり、かと思えば凄く優しく寄り添ってくるような歌詞があったりして、多分等身大な感じなんだろうけれども、なんだか凄いぞお前!と舌を巻かざるを得ない。基本的にちょっと上手くいかない人間関係を斜めに切り取るような歌詞が大好きな私としてはやられた・・・、という感じである。そういう歌詞を抑え切れない、的字余り直前のような勢いで詰め込んで歌いあげる彼女のヴォーカルも相変わらず最高である。少なくとも冒頭2曲聴いただけでも「なんてすげえ曲ばっかなんだ・・・」と思わず口に出してしまうこと請け合いの傑作。