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TOAD RECORDS&-W-(waikiki champions) presents "TOAD IN NOISE "×THE ADVANTAGE JAPAN TOUR 10.19(TUE)@CLUB PANGAEA open 20:00
ADV:2000YEN(1Drink) 限定50枚  DOOR:2500YEN(1Drink)
Live Act/ THE ADVANTAGE (US,SACRAMENTO ), -W-(waikiki champions), killer titts
DJs/ tdsgk( AOBA NU NOISE), JOY ( club snoozer sendai)

■TICKET INFORMATION
CLUB PANGEA 宮城県仙台市青葉区一番町1-11-20 SUGA-DUNビル4階
*WEB http://www.pangaea-sendai.com/index.html
*TEL 022-395-6198

waikiki champions (-W-) official web
*WEB http://waikiki-champions.hp.infoseek.co.jp/top.shtml
*MAIL waikism@hotmail.co.jp

TOAD RECORDS
*WEB http://www.toadrecords.com/

よろしくお願いします!

大沢親分が亡くなり、挙句の果てにはSolomon Burkeまでが亡くなってしまった10月だが、私は今日無事に誕生日を迎えられた。

それだけでも幸せなのだが、各方面からお祝いメールやらつぶやきやらいただきまして、誠にありがとうございました!とくに若い方々から今年は実に沢山お祝いしていただき、実に恐縮です。そして毎年恒例のBob DylanNeil Young祝いも、今年はまさかのセレクションをいただきましてありがとうございました。別にそれだけで、というわけでは決してないのだけれども、この歳になってもナイスな友人たちに囲まれて過ごせるのは本当に幸せなことだと思います。

ということで誕生日だからブクオフで自分への誕生日プレゼントを、と思い立ち、なんか高いのでも(注:ブクオフ基準で)買ったろかー、と意気込んで仕事帰りに寄ってみたが、500円コーナーから4枚抜いて終わった。GallhammerGloomy LightsとHeavenlyDecline & Fall of HeavenlyとMaria MuldaurMaria MuldaurとGoldmundMalady of Eleganceという組み合わせには何だかな、しかも内2枚が買い直し、ってのも何だかな、なのだが、やはりこれからもこんな感じなんだろな、ということを暗示するような36回目の誕生日なのだった。

ちなみに誕生日を迎えた夜12時にはAntony And The Johnsonsの「Swanlights」を聴いていた。今年ライヴ見たばっかりだし、客演とかも色々あったので全く早いペースだなあ、としか思えないのだが気がつくと前作から2年近く経ってたのですね。でもかなりの早いペースだと思う。それは彼(彼女)の快調さの証だと思うのだが、それでまたこう、新しいアプローチで傑作を出してくるのだからすげえなあ、と舌を巻かざるを得ない。今作は今までの作品にあったヒリヒリとした感じが、エレガントな感じに形を変えて表現されたアルバムのように感じられる。それはオーケストラの参加とかBjorkの参加とか、若干の華やかさが増したが故に感じられるのだが、それでいてメロディはごくシンプルで、そしてエレガントとは言えどもシンプルなピアノ主体の曲がやっぱり中心を占めるところとかやはり安心させられるのであった。思えば彼(彼女)のアルバムは、実験的な要素が見え隠れするけれどもキラーチューンに撃たれる場面の多々ある「Antony & The Johnsons」Antony & The Johnsons、それから必殺のキラーチューン満載「I Am A Bird Now」I'm a Bird Now、そしてそこから更に落ち着いて深い「The Crying Light」Crying Light、と意外に変化に富んでいるのだが、今作では早くも円熟、とでも言えそうなゆったりとした余裕のようなものが感じられる。でもそれがユルさとかと全く結びつかずに、新たな荒野に向かうような潔さ勇ましさみたいなものになっているのだから、何だか本当に、彼(彼女)は男らしい。紋切り型な言い方で申し訳ないのだが、男らしさ女らしさのうち、どちらかと言えば女らしさの強い印象の彼(彼女)であるが、作品は本当にいつでも雄々しい。そんな不思議なバランスが彼(彼女)の魅力であり、そして唯一無二なところであろう。今作には於いてはソウルマナーな側面の復活が個人的には嬉しいのだが、嗚呼、今野雄二にも聴いてもらいたかったなあ、とか切なくなったりする傑作。