Heaven's Gonna Happen Now

今月は24日(日)にAOBA NU NOISEあるみたいですよ。どれ、またいっちょかましますか!告知は詳細分かり次第ここでお伝えいたします。

余震だか本震だかわからんが、マジ地震ファック、という思いは皆同じだと思うのでまあ、今日は震災から1ヶ月、ということで記そう。

そう、前エントリで無理やりほっこり感のために写真を載せたが、この子は名前をアッチ、という。おばけのアッチ、というシリーズものの絵本があって幼少期に大層私は愛読していたものだ。この子は実に食いしん坊で、色々食べ物に関するネタが多かった、というのが愛読の原因でもあるかと思う。しかしこの、アッチ、という子の可愛らしさによるところが更に大きな原因でもある。

この子はちょうど震災の日、ひょんなことから私の職場にやってきて、さらにひょんなことから私がもらうことになった。その後地震が起きたわけだが、地震が起きた直後に、職場でどしゃどしゃに崩れた本棚から飛び出してきた本の下から救い出し、家に連れて帰ったのだった。

ということで震災から1ヶ月、となるとなかなか遠い道のりを思ってはあ、という気持ちになる(更には揺れ過ぎだろてめー、という気持ちに)のだが、このアッチが我が家に来て1ヶ月、ということも思えば、なんとなく、ほんの少しだけれどもほっとした気持ちにもなったりしたっていいじゃない(←世代的に渡辺美里を突如思いだしたのでこんな結び)。

で、CD棚も倒壊して、今はCDは積んである状態なのでなんか記念撮影大会しているから今日も載せる。

いやいや、絵的にアッチに似合うものを探して撮っているのだが、なかなかライフワークになりそうな勢いである、っていうかほっこりしようぜ、おい!

とほっこり強要にも疲れたのでThe Pains Of Being Pure At Heartの「Belong」を聴く。気づくと出ていたのだな。前作Pains of Being Pure at HeartはじわじわとやれRocketshipっぽいだの初期マイブラっぽいだのSlumberlandからリリース、だのとtweeな感じで(このtweeって使い方は正しいと思う)盛り上がっていたものだが、今作は制作陣がFloodにAlan Moulder、という布陣でこれまた、なんか悪い血が騒ぐ、というか。さて、聴いてみて音がシャキッとしていることに気づく。聴いて思い出したのはThe Smashing Pumpkinsの「Siamese Dream」Siamese Dreamだったり、Rideの「Going Blank Again」Going Blank Againだったり、The Railway Childrenの「Native Place」Native Placeするのだが、それは単に音のメリハリがしっかりとしている、ということからの連想だったりする。打ちこみのドラムス(まあチープめだが)とか入ったり、シンセサイザーの活躍が目立ったり、と結構スケールがアップしてはいるのだが無理なくやっている感じがして、小回りが効きそうな、軽やかな感じは健在なので凄く良い。おそらく、この音質がクリアになった、というか言い方によってはメジャー感(個人的にはその「感」はあんまりはっきりとはよくわからないのだけれども)が出た、ということでちょっと寂しく思う人もいるのかも知れないけれども、相変わらずのグっと一発でこちらを持って行くようなフックのある曲の良さ(これは本当にさり気ないけれども素晴らしい)と、あっさりとした感じのお陰で実に嫌みなく仕上がっているから私としては素直に、バンドの充実度がよく出ているんだなあ、という感想を持ったりした。時折ギターがしょわーっとか言ってて盛り上がる、このジーザス育ち、というかシューゲイザー育ちの血はどうしようもなくて抑えきれないもんだな、という己の性みたいなものも再確認してしまったものだが。