We Don't Write Anything On Paper Or So

tdsgkのDJ&ライヴ情報インNovember。
DJは

minimum final~salon de murder~ @club SHAFT 11月1日(Tue)21:00〜 1500円w1D
DJ :TDSGK(EVOL,Aoba Nu Noise)
Special guest live : KLEPTOMANIAC(BLACK SMOKER / W.A.G)
Live :Coquettish Murder Girls, Aoyama(store 15nov) & Kikuchi, Killertitts

あれやりたい、これやりたい、と妄想が先走ってまとまらないのですが、多分そのままでやります!

で、ライヴは

「見いだされた樹」 2011年11月19日(土)@K.s GARAGE(K.s studio 2階)仙台市青葉区国分町1丁目47 tel 022-263-2360
open 18:30 start 19:00
出演 sekifu, yumbo, Que Sera Sera
前売り予約:2,000円 当日:2,500円
*ドリンク代はいただきません、お飲物はご自由にお持ち込みください。
*前売予約は「お名前、チケット枚数」を明記の上、下記のアドレス宛にメールをお送り下さい。確認次第こちらから予約完了メールを送らせていただきます。前売予約は定員になり次第、〆切らせていただきます。(定員40名)
actuel@ever.ocn.ne.jp
お問い合わせ
ensemble of rests
actuel@ever.ocn.ne.jp

驚愕の(いやそんなでもないか)カヴァー計画検討中。是非いらしてください!

ちなみにAOBA NU NOISEは10月30日の日曜日です!よろしくお願いいたします。

ところで風邪ひいてから耳の調子が悪かった。私の場合持病のような感じで、体調が悪くなったり疲れがたまったりすると耳に来る。以前は鼓膜の裏に水がたまって、それを抜くために耳鼻科で注射針を耳の中にぶっ刺される、というトラウマ必至の経験をしたりしたものだった。

で、今回もしょうがねえなあ、また刺されるのかよ、と暗い気持ちで昨日、2,3回通った実家近くの耳鼻科に行ってみたら、夜7時までなはずなのに夜6時でもうやってない。ったくやる気ねえな、と今日午前中に出直してみたら、やる気どころの騒ぎでなく、昨年の12月末以来休診していたのだった・・・。なんだと・・・。駐車場にロープ貼るとか外にもっと目立つようなことをしてもらわないと・・・。震災前からかよ・・・。

ということで新規開拓した耳鼻科に行ってみたら、別にぶっ刺されることもなかった。診断の結果、左耳の鼓膜の動きが悪いとのこと。ということでまたクスリ漬けの日々である。虫刺されだの耳だの、今年は病院に行く機会が多い。なんだかな・・・。

しかしふと思った。鼓膜は何か抵抗しているんじゃないか、とか。昨日もこの病状を同僚のアメリカ人に話したら「音楽聴き過ぎだからじゃないか」とか言われてこの野郎、とか思ったのだが、あながち嘘じゃないのかも知れない。風邪がトリガーになってるとは言え、耳が鼓膜が「もうこんなの聴きたくねえよ」とか言って反乱してるのか。「口では嫌だ嫌だ言ってるのに身体はこんなになってるじゃねえか」的エロ劇画の逆ヴァージョンというか(わかりづらいしどうでも良いので別にこんな例出さなくて良かったか)。

でも考えてみれば私の心はノリノリなのに身体がダメ、ってことはある。牡蠣とか大好きなのにもう身体が拒絶反応を示したり、こってりしたラーメンも食べたいのに身体がアウト、だったり(ものによる。天下一品はとくにもう絶対アウト)。それが遂に鼓膜ヴァージョンに至る事態にまで来てしまったのか。というか、これからも楽しく音楽を聴くためにも鼓膜のご機嫌をうかがいながら過ごして行かなければならないな。でもクスリで治るだろうからそんなに心配しなくても良い、と信じたい。昨夜もCorruptedからのNeil YoungDreamin Man Live 92
からのM83ハリー・アップ・ウィ・アー・ドリーミングからの、みたいな祭を挙行してしまったしな・・・。

で今日は車内でThe Bluetonesザ・ベスト・オブ・ブルートーンズからのももいろクローバーミライボウルミライボウルからのHolger Hiller「Oben Im Eck / Ein Bundel Faulnis In Der Grube」という超カオティックな流れだったし。でもこれくらい鼓膜には厳しくしていかないと・・・。ということでホルガー博士の2 in 1のこのCDには久々に熱狂させられた。元Palais Schaumburgの彼のセカンドとファーストソロをカップリングしたオトクなCDである。今余裕で廃盤みたいだが、ファーストは日本で紙ジャケリマスタでボートラ付き腐敗のルツボでリリースされているらしい(今知った。最早注文するかしないかで切羽詰まって焦っているのでこんなブログなんて書いてる場合じゃないんだが)。最近はあまり彼のニュースを聞かなかったりするのだけれども(アルバム出してほしいな)、この時期のサンプルが飛び交う何とも形容しがたい音世界は今聴いてもめちゃくちゃ刺激的である。86年作セカンドの「Oben〜」は日本ではWaveからひっどいライナー付きで「Hyperprism」(邦題:「ホルガー博士の実験室」って)というタイトルで出ていたものの1曲差し替えエディション(ヴァージョン違い的な)である。これがKurt Weil的な感じの重厚なクラシカル的空気もありの、でも音質がちょっとチープめなサンプルがバシバシなのでそこまで濃密ではない、というなんとも言い難い感じである。でも切り貼りされたサンプルは秩序立っているようでかなりハチャメチャで、全く予測不可能に切り込んでくるし、AssociatesのBilly McKenzieがDiamanda Galasばりの狂ったような声を聴かせまくっていたり、小林泉美(ホルガー博士の元夫人)がキーボードで全面参加していたり当時ショコラータだった宮城県出身かの香織が素敵な歌声を聴かせていたり、Moritz Von Oswaldが良い感じでドラムス叩いていたり、Tom Verlaineの歌詞を歌ってみたり、Einsturzende Neubautenの「Yu-Gung」のサンプルがあったり、ともう確かに実験室をそのままどばっと開放したかのようなとっ散らかったパーツをまとめあげているのが全体を覆うやっぱりなんだかクラシカルな感じ、というもう書いててもわけわからんので84年作ファーストの「Ein Bundel〜」(邦題:「腐敗のルツボ」って)に話を持って行くと永遠のクラブクラシック(極私的)である、狂気のグラムロック(?)「Jonny」が入っているだけあって、どこかロックっぽいものがセカンドに比べると背骨的に入っているような印象である。意外にものわかりよく(あくまで比較的)音が並んでいる感じでとっつきやすい。しかしやっぱり切っ先鋭いサンプル切り貼り(っつーか、エディットと言えば良いのか)のセンスは物凄くて、やはり四方八方から予測不可能に音が飛び込んでくる。挙句、ヒップホップのようなぶっといビートを組み上げるにいたっている部分もあって、突き抜け過ぎである。The Art Of Noiseの「Beatbox」とか「Close ( To The Edit )」が更に鋭く、しかし曖昧になったような瞬間には悶絶する。立花ハジメ「Replicant J.B.」のエディットも思えば彼だな・・・。ただ、ベースの感じとか全編に渡って若干の脱力なノリがあって、それがまた濃密に構築されている音と面白いバランスを取っているのだった。こちらにもやっぱりMoritz Von Oswaldがいるし、Andreas DorauもいるしKurt Dahlkeもいて、そうだ、Ata Takだったもんなリリースは。ところで私はHolger Hillerのどこか冷めた、でも時に囁くように、時に叫ぶように歌うヴォーカルが、Blixaさんと双璧を成すくらい素晴らしいものだと信じて疑わないのだが。