Election Day

AOBA NU NOISE、来週の日曜日です!

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2012年1月22日(日)  20:00〜 DOOR/3000yen(1D) ADV/2500yen(1D)

GUEST LIVE/ BO NINGEN(from UK), moja
GUEST DJ/ TOMO(STYLE BAND TOKYO), kaaanji(AFTER DARK)
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), runny stools, M-KODA
DJs/ EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SISINOBU, SIF

EVOLが何時から、とか色々詳細はわかり次第お伝えいたしますが、BO NINGEN楽しみ!何かけようか、というのはぼんやり決まりつつあるんですが、まあそういうのって不思議と当日駆逐されてかけなかったりするので結局未定です。

ところで昨日の土曜日は震災の傷跡からの復興、ということで年末に注文して届いていたにも関わらず何だか体調不良で組み立てていないまま、1月最初の連休もMatthew Sweetで忙しく組み立てていないまま、という状態だったレコードボックスを組み立て、昨年の4月くらいからテキトーに床に置きっぱなしだったレコード群をしまい、またなるべく探しやすいようにあれを右にこれを左にそれを上に、とやっていた。震災前の時のレコード棚は、お、余裕あるね、という状態だったにも関わらず、それ以降のテキトーに床に置いていた我が家の新入荷を棚に入れて行ったらなんだかそれほど余裕がなかった、とかいう衝撃サプライズ(まあ目を逸らしていただけで想定内といえば想定内なのだが)があったりして、また12インチは大変に探しにくいからなるべく同じアーティストは同じところにまとめて、とか関連してそうな連中はなるべくまとめて、とかやっていたら物凄く時間がかかり、昼に休憩を入れて歩いてパンを買いに外に出た以外はほぼノンストップで作業して丸々1日が潰れた・・・。しかしこれでほぼ全タイトルがカンパニースリーヴ故、捜索が難航しがちなDFAのレコード群とか、あまりにもバラけて置き過ぎていた故いつかダブって買ってしまうのではないかと懸念していたFMPのPeter Brotzman関連のレコードとかをまとめられたのでこれからはもう余裕で聴きたいものをバシっと引っ張り出すことができるはずだ。あの、1枚探すために200枚くらい引っ張り出して、ないない、とか言っていた日々とはもうおさらばだ。

だからもう二度とあんなバカでかい地震来るなよ。

しかしその作業中は久々に沢山音楽聴いていたのだが、凄く楽しかった。最近家であまり音楽聴く時間取れていなかったぶんだけ、色々聴けて楽しかった。しかもレコード棚整理しながらだったので「あ、これ聴きたいな」というレコードも久々に発見して聴いたりして、何というか実に良い一日だった。幸せじゃのう、と私にしては珍しく大層満ち足りた気持ちになったのだった。そう、こういうことさえできれば私の場合良いのだ、多分。家で続けてMarc RibotからSondre LercheからHoward RileyからLFOからAlvin CurranからMayer HawthorneからIan GommからPenny And JeanからLemon Kittens、とか聴いていたら、もう一生家から出なくても良い・・・、何とかなるんじゃないか実は意外と・・・、とかそういう私が体内に飼っている潜在的な引き籠り志向の竜がむくむくと首をもたげて来たから今後の身の振り方については熟考したい。在宅で何かできないものか・・・。

で、最近中古で安く買ったArcadiaの「So Red The Rose」も聴いていた。うわっ、これもデラックスエディションなんて出てるのか・・・。85年リリースのDuran Duranの3人による別ユニットである。当時、Duran Duranの後の2人John TaylorAndy TaylorRobert PalmerとかTony ThompsonとThe Power Station組んでたからDuran Duran分裂か、とか話題になったことを覚えている。余談だがふと思えばThe Power Stationってプロデューサーも含めてDuran Duranの2人以外今ではもう皆故人なんだな・・・。皮ジャンで決めて結構豪快だったThe Power Stationと比してこちらはDuran Duranのソフィスティケイテッドされた側面を強調したような感じである。Alex Sadkin(嗚呼、彼も故人だ・・・)プロデュースで土屋昌巳とかHerbie HancockとかCarlos AlomarとかDavid GilmourとかGrace JonesとかStingとかAndy MackayとかDavid Van Tieghemとかやたらと豪華なゲストを迎えて作られたこのアルバムは(ちなみにミックスもRon St. GermainFrancois K.だったりする)ジャケットの感じからしてどちらかと言うと耽美気味な雰囲気は感じ取れると思うのだが、シンセサイザーとか、加工された音の存在感のでかいよく作りこんであるアルバムである。でもそれでいて何故だか骨太な、Roxy MusicとかJapanとかを想起させられるしっかりとしたバンド然とした音になっていて今聴くと面白い。多分にそれは沢山音は入っているけれども隙間をきちんと残した音になっているから結果として1つ1つの音が際立っているのかも知れない。実は名曲多数でサビが頭から離れない曲がDuran Duran本家よりも多いんじゃないか、という勢いの傑作なのだが結局これ1枚しか出していないし、さほどチャートアクションも派手ではなかったので今ではあまり顧みられないのかも知れないが、NHKの「洋楽倶楽部80's」じゃないけれども、80年代のUK音楽のある側面をしっかりと切り取ってわかりやすく目の前に提示してくれるような作品なので興奮して聴いてしまったのだった。

と書いているが、今回中古で買ってシングル以外の曲聴くのは初めてだなーとか思ってたら驚いたことに、本当に全曲聴いたことがあったのだった。何故だ、と思って記憶をたどってみたら、85年当時、レンタルレコードで借りてカセットにダビングして聴いていたんじゃないか、というおぼろげな記憶が蘇った。そうだ、確かThat'sの「鋭角ボーイでいてくれよ」、とかそういう歌がCMで使われてたカセットにダビングして『FMステーション』についてたカセットレーベル切り取ってデコってたわ、とかそこまで思い出された。まさかそれから四半世紀以上過ぎて当時知らないメディアで今や微妙に劣勢のCDで買ってビール飲みながら聴くことになるなんて・・・。しかもちゃんと聴いてたことまで忘れて・・・。