Lady M

先週末、仙台ではジャズフェスでしたが、今週20日土曜日は入場無料のAOBA NU NOISE番外編インビアガーデン!

「AOBA NU NOISE EXTRA」@ 仙台駅前E-beanS4F杜のテラスガーデンビアガーデン 2014年9月20日(土)16:00〜23:00 入場無料!!
Live Act: -W-, Masaki Saito
DJs: EVOL, RAMBO, Qiyo (QUATOUT), Sisinobu (ZUNDOKO DISCO), Eito (NU HORIZON)

無料、そして土曜日、これは絶好すぎる条件なので皆さまよろしくお願いいたします!晴れてくれー。

そして

AOBA NU NOISE @ CLUB SHAFT 2014年9月28日(日)20:00〜 DOOR/1,500yen(別途入場時1ドリンク500円)
GUEST LIVE /櫻井 響 feat' マッシュ櫻井、Town Adult Speciality
LIVE/ waikiki champions, masaki saito
DJs/ EVOL, RAMBO, QIYO (QUATOUT), SISINOBU (ZUNDOKO DISCO), EITO (NU HORIZUN)

詳しい告知は前エントリを参照していただきたいですがこちらもよろしくお願いたします!

そして!

Somewhere In My Heart @ PANGAEA 2014年10月8日(水)20:00〜 ADV 2000yen+1D, DOOR 2500yen+1D
Live / Hunx and His Punx (US), Prima-Donna, Waikiki Champions
DJ / Twee Grrrls Club, Rika (fuse ), tdsgk (AOBA NU NOISE), carl (Bikini Loundge / theeloves ), mie

こちらも詳しい告知は前エントリを参照してください!ギターポップだパンクだとかジャンル関係なく皆さんわいわい遊びに来てください!Bikini LoungeからのRainpaints × La Neigeによる新しいカセットのリリースパーティでもあります、よろしくお願いいたします!

さて、我が家でCDが腐っていた。

なんかCDって腐ったりするらしいよ、という話は以前から聞いていたがまあ関係ねえべ、と思っていたのだった。しかしある日Twitter上で、私も持っているとあるCDが腐食している、という話を読んで、もしや、と思って我が家のThe Auteurs vs. μ-ZiqのCDMu-Ziq Vs the Auteursを調べてみたら、ディスク面が見事に外周からカビが生えたみたいに白くなっていて、そしてほぼ中ほどまでその白いもやもやは広がっていたのでこれは・・・、となったのだった。

試しに聴いてみたら1曲目は聴けたが2曲目途中からOvalのCDみたいになって、つまりががががが飛んでしまい、3曲目辺りはもううんともすんとも言わない、という状態になったから何だか狂おしい気分だ。そんなさ、生ものじゃないんだから腐ってどうするんだよ、と・・・。

Twitter上ではまた別の情報でイギリスのどこだかの工場で93年辺りまで作られたCDが腐食している、というのを読んだのだが、いやいや、我が家のこのCD、これ94年のオランダ製ですから!もう多分もしかしたら貴兄貴女の家のCDも腐ってるかも知れないですよ!と言って無駄に不安を煽るのは震災以降この国ではよくある手口で、それに対してもっともらしく反論して、それにまた反論されて、というのも良く見る光景ではあるが、いやいやこんなことがあるとは、という気分である。だって、CDってレコードに比べて半永久的にもつよ、と私のような80年代育ちはCD出始めの時の売り文句を散々聞かされまくったのに・・・。

まあ、冷静に考えれば別に1枚のCDが腐っていたからそっから全体に広がってどんどん他のCDも腐っていく、とかそういう腐ったミカン状態になるわけではないし、他のCDは多分大丈夫だろう(とは言え、我が家のCDの枚数を考えると全部確認するのはかなり面倒、というかしんどい、というかバイト君バイトちゃんいないと難しい作業なので確証は取れないのだけれども)と考えておこうと思うのだが。でもそれにしても、なあ・・・。レコードのカビは頑張って取れるけどCD腐られちゃあどうしようもないから泣き寝入りしかないのか。今更Virginレーベル、というかHutレーベルに送りつけて返品交換せい、というのもナンセンスな気がするし。

まあ音源的にはiTunesにあるのを確認できたのでまあ聴こうと思えば聴けるし、そもそも何で20年気付かなかったか、と言えば他のThe Auteursの音源は2カ月に1回ずつくらい聴くくらい我が人生に必要な音楽であるのだが、この作品だけ毎回スルーしていたからに他ならないし。だからあまりデカイ影響はないと言えばない。しかし、それでも気持ち的にさ、こうさ、繰り返しになるけれどやりきれないのだよ。

ところで今回の件で久々にThe Auteursのことをネットで色々調べてみたら何でも全アルバム2枚組になってデラックス再発されてるらしいじゃないか・・・。いやいや、もうそういう昔出たCDのありがたみを忘れるようなことばっかりやってるともっともっとこれからもCD腐ってしまうぞ、と無駄に理不尽な言いがかりを。

ということでBlonde Redheadの「Barragan」を聴く。日本人女性とイタリア人兄弟2人によるトリオの4年ぶりくらいの新作である。DNAの名曲(?)から取ったバンド名通りTouch & Go時代はソリッドなギターバンドだったのだが、その後4ADに移籍して大分静謐な、というか内省的な感じになっていった彼ら。今回は4ADを離れ自身のレーベルからのリリースなのだが最早昔、というか初期とは当然ながら大分違う音になっている。しかし思えばTouch & Go末期にはThe Third Eye Foundationのリミックスがあったり、なんか一筋縄ではいかない感じバリバリになっていたので、そこら辺からの道筋を考えていくと打ち込みやシンセとかも普通に憶さず使った路線の完成形みたいなこの作品が出来上がったのも当然かも知れないし、凄く恰好良い。前作はちょっと個人的にはピンとこなかったのだが今作では隙間を活かしたアンサンブルの組み立てが凄く面白くて、色々な音が適所に置かれていく感じの音作りで、抗いようもなくメランコリックなメロディと合わさって何だか凄くセンチメンタルな気持ちになる曲多数である。何か全体的に幽玄な低温サイケデリックな空気が充満していて、こういうたゆたう感じの音って文句なしにたまらんなあ、となると同時にこれがあのBlonde Redheadなんだよなあ、と思うと凄く不思議な気持ちにもなったりする。最早いかにも「バンド」という音ではないし、でも逆にこの振り切り方が潔いからこんな傑作が生まれたのだろうな。