7 Days

まずは土曜日!

Gaslight 6月23日(土)@Diningbase fam 21:00〜 1000yen(1D)
弾き語りライヴ:endoyukou, horiyamasumi, itokatsuhiro, saitomasaki, kaiwa etc...
DJ: tdsgk

酒と泣ける歌心とプロテストに塗れた素晴らしいイヴェントです!ぜひ遊びにいらしてくださいませ!

そして日曜日!

AOBA NU NOISE 6月24日(日)@Club SHAFT 20:00〜 Adv.1500yen(1D) door.2000yen(1D)
Guest Live: Umiuma
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), runny stools, M-KODA
DJs/ EVOL(from LoveRecords), kiyo, RAMBO, SISINOBU, SIF, 砂

今回は前日のGaslightにも出演するますみちゃんも在籍する超絶なトリオ、Umiumaが登場!口あんぐり開けてみてしまうくらい面白いですので是非!そして我々EVOLは最悪の場合、tdsgk1人なんですが頑張ります!

ということでこれだけでも2日連続でなんだかすげえな俺、とか思うのですが来月は毎週DJやります、7月8日と15日と22日。その後日本から2週間ほどいなくなります。で、その後9月くらいまで駆け抜ける予定です。流石にアラフォーなので大丈夫かしら、と思われる方も多いと思いますが自分が一番不安です。でもやってのける予定ですので皆さま励ましにいらしてください!詳細はまた!

ところでPCとUSBメモリーがあれば職場にいなくても、たとえば家でも仕事ができるので便利だなー、と思う反面、それで良いのか、とか思うことがある。確かに便利になった世の中ではあるのだが、その分何か食いつぶされている面があったりするんじゃないのか、とか思う。

私のように、さほど一生懸命に仕事をしないような人間ですら何だか線引きが怪しいのう、と感じるくらいなのでもう仕事一生懸命にやってしまいがちな方とか、やらされてしまうような方だったら、もう仕事とプライヴェートの線引きが消滅してしまっているのではないだろうか。

それで喜んでいるような人だったら別にそのまま喜び続けてれば良いわけだから幸せなもんだろうとか思うのだけれども、必ずしもそういう人ばかりではないと思う。私は極力避けたい。でも、職場で席に着けば途端に3人くらいに話しかけられ、下らない話のために廊下で追いかけられ、更には休憩室で新聞読んでてもお構いなしにずーっと話しかけられたりして相当にストレスを感じているような人間(私だ)にとってみれば、見方を変えればありがたいのかも知れない。何せビール飲みながら、音楽聴きながら、面倒くさいことを話しかけられたりせずに自分のペースで仕事をやっつけることができるのだから。まあ比較の問題ではあるのだけれども。

しかし最近、何だか1人でいたい。1人で音楽を聴いていたい。別に家庭が問題があるわけでは決してないのだけれども、ちょっとそういう気持ちなのだ。たとえばAnnette Peacockの「I'm The One」とかを聴いていたい。遂にCD化されたのだ!そうあれはもう10年くらい前か、仙台の今は亡きスカしたおしゃれな(フリーソウルっつーかアプレミディっつーか)レコード屋で原盤を、そう高くもなく安くもなく、という価格で買ったのだが盤質が悪く悲しい思いをしたのは。しかしこのレコード、結構周囲の人でも持っているのは盤質が良くない、ということでそういうものなのだ、と自分を納得させていたのだがこうしてノイズのない状態で聴けるのは大変に嬉しい。1972年リリースのアルバムである。Paul Bley(当時の旦那さん)やらRick MorottaやらAirtoやらMichael Garsonやらが参加した、豪華なアルバムではあるが実に不思議な音楽である。ファンキーでブルージーでどっしりした粘っこいリズム隊のお陰でアーシーで、そしてJoni Mitchellを思い起こさせるくらいの歌心に溢れたアルバムなのであるが、必ずシンセサイザーの(ムーグなんですか)奇妙な音色がにょわーとかぶぎょうーとか入っているのである。どんなにシンプルな曲でも必ず入っているのだから徹底している。それは当時シンセの研究を旦那さんとしていた彼女の血がそうさせたのだろうが、お陰で不思議すぎる感触の、最早アシッドなノリの作品になっているのだ。手堅い演奏陣だから安心して聴けるし、彼女の歌声も若干のやんちゃさを持ちながら堂々としているからシンガーソングライター名盤、と言いたくもなるのだがどうしても、どうしてもなんだこりゃ、とならざるを得ない。そしてそのなんだこりゃ感がこの作品を更なる名盤たらしめているのだった。ということでここでこうして手軽に聴けるようになって凄く嬉しいし、ノイズの減った状態で聴いていてもやっぱり変だし、やっぱり名盤なのだった。彼女の抑えきれない勢いの、女版Tim Buckleyみたいなスキャットシンセサイザーがシンクロするあたりとか何度聴いても興奮するし、こんなに奇妙な「Love Me Tender」のカヴァーは他のどこでも聴いたことはない。何故か上半身ビキニの彼女の写真満載のブックレットも読み応え(見応えもか・・・)あり。