Singing In Unison

ああっ、1週間以上サボっていた・・・。すみません。

そして1月の私のDJスケジュールなのですが、どうやら1月26日(土)にGaslight、そして1月27日(日)にAOBA NU NOISE、という感じのようです。初の土曜日Gaslight、そして1月は開催しない予定だったAOBA NU NOISE、まだ詳細がわからないのですが分かり次第こちらで告知いたします。怒涛のDJしまくりだった2012年を終えて、さてさて2013年はどうなるのか・・・。

そしてDJではないのですけれども、1月31日(木)にClub SHAFTで行われるレコードフリーマーケットに「Used Records Shop td堂」が出店決定いたしましたのでお知らせいたします。こちらも詳細はわからないのですが、私に関して言えば我が家のレコード棚をより研ぎ澄まされたものにするために(って言うかレコ棚スペース確保のために)手持ちレコードを販売、しかもリーズナブルなプライスで販売する予定です。ただ、クラブ、という環境なのにクラブ映えしないようなレコードばっかりだと思いますのでDJネタ探しの方にはがっかり、かも知れないですけど何か売りますのでよろしくお願いいたします。

しかし今年が始まってまだ13日しか経っていないのに随分経ったような気がしているのは何だ、遂に私が時間を超える感覚で動き始めた証なのだろうか。否、単に年末年始感ないままに年を越してここまで来てあまりにも普通の生活をしまくっている、ということなのだろうな・・・。先日はWaikiki ChampionsやCellgameのライヴも観たし、昨日はFLEXにSpike ShoesにSkill KillsにZ、という豪華なライヴを観てまたもやWaikiki Championsのライヴも少し観て、という怒涛の展開なのでまだ1月半ばにさしかかったばかりというのになんかお腹一杯なのはそのせいなのか。

で、ちょっと最近思ったのだけれども、つまみ食いだけが好きな人はいるもので、それはそれで良いのだけれども、いかにもそのつまみ食いしているところに「深く関わっていますよ面」をしたがる人、というのにはどうにも馴染めないなあ、と思うのだった。多分そういう人は「それ」が好きなのではなくて、「それに関わっている自分」というのが好きなのである。でもって、「それ」は何でも良いんだろうな。「それ」がちょっとあまりメジャー寄りではなくて、マイナー寄りであれば。本当は青田買いみたいなものにしか興味ないのに、いかにも「新しいものを敏感に捉えるアンテナを持ってますよ、しかも熱心に関わってますよ」風情が出せれば。

私としてはそういうのって時間と金の無駄使いで何も自分には残らないんじゃないかな、って思うのだけれどもまあその人がそれで幸せならば良いのかな、と思う。ただ、それなのにいかにも「深く関わっていて、そんでこんなに好きですよ」的アティテュードを取られたり、全力で表明されると、ちょいとね、カチン、と来たりもするわけである。

でも、上記のようなこと書いてて思ったけど、別に生き死ににも、自分にも関係ないのでどうでも良いと言えばどうでも良いし、別に迷惑かからなければ全然問題ないのだな。ということで上のはちょっと思ったことを書いたまでで、どうこうすべきだ、ということではないので一つ穏便に。こういうことってこのままだと、「最近の若者は洋楽を聴かない」とか「ロック好きな人はアイドルを馬鹿にしている」とかそういうことに関してのああだこうだ言うネット上の議論の中でも陥りがちそうな「別にどうでも良いことの筈なのに自分とは違う立場の人に対してわーわー言う」という「実に気持ちは良いんだろうけれども結局何も言ってない」という話になってしまいそうなのであんまり言わないようにしないとな。

うん、まあ私は元気です。ということでレコードは聴いているのだが今はYoshi Wadaの「Singing In Unison」を聴いている。emとOmega Pointによって発掘やら再発やらが続く彼の78年の作品である。タイトル通り、男声3部による詠唱、の録音である。私は今、アナログ3枚組を聴いているわけであるがこれは2日分の録音が丸々入っているのであった。Pandit Pran Nathに教えられた詠唱法を実践したもの、というわけで延々微妙に揺れ動く声があーぅあーと言っているのがアナログ6面に渡っているわけで、これはかなりのシゴキ系、である。しかし私はラッキーなことに2連休で時間がある。ということで楽しんで聴いているがお経にしか聞こえない瞬間は多々ある、というかそういう瞬間の連続である、というかそういう瞬間しかない、と言えるかも知れない。ということはつまらないのか、となるかと思うのだが何だか面白くて仕方ない。次はどういう音程になるのかな、とかこの音程は辛そうだな、とか色々考えながら聴いていると熱心に口を開けて発声している3人の男の姿まで想像できて、実にエキサイティングな時間を過ごせるものである、ってちょっと大丈夫かな自分・・・。CDは短縮版なんでそちらがとっつきやすいかも知れないが、私はもうこうなったら地獄の底までこの「声ドローン」に付き合ってみよう、と腹を括ったのだった、と書いていたら今音程が急に上がって鳥肌立った!

一番上のリンクは左がCD、右がアナログ、です!