Ohm

まだまだ未定なんですが告知!今月末は仙台の街でクレイジーな何かが2日連続で起こる!

GASLIGHT Vol.8 @diningbase fam 2013年1月26日(土)21:00〜\1500(1d)
Act: carl/masumi horiya /Masaki saito/ morio kamada/katz/砂
DJs: sasada/tdsgk/???
死海 鈴木美範

遂にあの泥酔弾き語り&ムード盛り上げ楽団DJイヴェントが土曜日開催!何がどうなるかわからないけど是非是非!

そして

AOBA NU NOISE@Club SHAFT 2013年1月27日(日)20:00〜ADV/1,500yen(1D)DOOR/2,000yen(1D)
Live Act/-W-(Waikiki Champions), masaki saito
DJs/EVOL (from LoveRecords), RAMBO, SISINOBU (ZUNDOKO DISCO,espacio,SUPERSTITION?), KIYO (quantum)

私が次の日過激なまでに早起きで仕事なのでEVOLは早い時間になることかと思いますが、2013年を駆け抜けるべく頑張ります。今年も体力だけは蓄えとかないと。

本当は2月にもう1つ面白そうなイヴェントが決まってたんですが、ちょっと出演者負傷の影響で延期になってしまったので残念。しかしSwansの延期来日でわかったのだが、「延期」ということはいずれあるのだ、という実にポジティヴに未来につなぐ行為なのだ。だから楽しみにネタを揃えておくのだ。CMG, TADZIOのミホちゃん、お大事に!早く良くなってねー。

というか大雪過ぎて笑うしかない。もっともっと北国の方々からすればいやいや普通ですから、となるのだろうが我が街仙台は微妙な北国なのでこういう一日中降り続いて積もって凍って残ってまた降って積もって凍って、という雪には不慣れな街なのである。

30年くらい前のクリスマスには大雪で停電になって、当時小学生だった私はうきょうきょその非日常感で盛り上がったものだが、今や雪降っても、めんどくせーなー、車混むしなー、という感じになってしまっている。嗚呼失われたイノセンス!っていうか普通のくたびれた大人になってしまったものだな・・・、という風に突然内省しちゃうくらいの凄い雪っぷりだったので正直今週はドタバタであった。

でも雪が降ると世界が静かになった気がするから良いことは良い。バスやトラックが車輪に巻いているチェーンがじゃりじゃり言っている音くらいしか聞こえない夜は非常に落ち着く。朝になって世界が動き出すとそれはそれはやかましいいつも通りの世界になるのだけれども、雪の夜は(家にいる時には)非常に良いものである。

ただ雪かきで身体痛くなった・・・。そして雪の朝。Yo La Tengoの「Fade」を聴く。前作からもう3年以上か。ここ2作がポップだけれども長尺曲バンバン、ラウドすぎるギターバンバンのきわっきわのアルバムだったので(加えてCondo FucksFuckbookまであったな)さてJohn McEntireプロデュースの今作はどうなんだろう、と思っていたら非常に静的なアルバムになっている。でもこれまでの彼らの静的寄りの印象があるアルバムに比べるとふくよかさが増していて実に奥行きの深い作品である。こういう風にシンプルなのに背後で何か蠢いて鳴っている感じ、というのは彼らの特徴でもあるのだが今作はその蠢き方が半端なく混ざりあっている感じである。それでいてどこをどう聴かせるか、というのがはっきりしているから重層的なのに非常にあっさりとした感触に仕上がっている。これはMcEntireのせいなのかな、とか思ったりするのだけれども別に彼が絡んでいなくてもこういう風に仕上がっていたのかも知れないな・・・。ただ、今作はドラムスやブラスの音をはじめ、各楽器が凄く良い音(まあ個人的な感覚なのだけれども)で鳴っている。これは今までの作品と比べても特筆すべきクリアーさで今作のすっきりとあっさりとした印象の大きな原因なのかも知れない。相変わらずの呟きのようなヴォーカルで紡がれる優しげなメロディも健在なのでしばらくはこれをずーっと聴いていたいな、と思わせられる味わい深い作品。ただ、これまでどこかにあったキテレツな部分とかラウドなギターバンドの側面、と言うのは影を潜めているのでそういう部分はこれからのシングルとかで聴けるかな、という更なる楽しみもある。先行シングルのEYE氏によるリミックスとか、そういうことを仕掛けてくるのは相変わらずなのだから。しかし彼らのライヴを渋谷のクワトロで観たのって、もう15年も前のことなのか、と気づいて物凄く遠い目に・・・。

そして日頃あんまりボートラとかに興味ない私であるが、今作はインスト2曲にカヴァー2曲(1曲はTodd Rundgrenの「I Saw The Light」だ)で、それが全てあまりにも素晴らしいので日本盤がオススメである。