The King Of Rock 'n' Roll

昨日は80年代的おしゃれ音楽、というか蒸し暑くない音楽をかけてきました。Musicdining arkさん、ありがとうございました!そしてTentenさん、Eitoさん、お疲れ様でした!あんなカフェバー的な選曲になるとは・・・。でも、Fra Lippo LippiとかChris Reaとかかけられて面白かったです。

で、来週の日曜日です!

CMG presents「salon de murder」@超五感cafe&gallery PANGAEA 2013年7月14日(日)open/start 21:00 2000yen(w/1drink)
Special GUEST:KLEPTOMANIAC(black smoker records), 37A(PANTY)
LIVE collage:河村康輔
DJs:青山泰知(store15nov), Murata (KURUUCREW), TDSGK(aoba nu noise), Coquettish Murder Girls

私は21時45分からなんですが、これ絶対面白いので皆さま参集してくださいませ!休みの前の日です。

ちなみに同日行われるDiningbase famの2周年記念イヴェントでもDJやる予定ですので、皆さま、共に夜の仙台の一番町アーケードを駆け抜けましょう、マジで!タクシー代割り勘もありです。

そして更に今月はいつものAOBA NU NOISE、そしていつものGaslightがありますのでよろしくです!来月も既に4本確定中です。どこまで行くのか・・・。

そういえば、今日は空に重い雲の蓋が被されていたおかげで、蓋の中身の地上はどよーん、むあーんという感じだったのだが、テレビからの音楽の力でおそらくほとんどの人が乗り切ったのだろう。

こないだもテレビからの音楽の日があったみたいだし、どんどん「音楽の○○」が増殖しているのである。とくに震災後。

思えば私も震災後やたらとDJの機会が増えつつあるのは、これはもしかしたら「音楽の○○」の機運が盛り上がっているからなのだろうか。それとも、そういった大きなうねり的な「音楽の○○」に対するカウンターとして私の出番が増えて来ているのだろうか。と言うか音楽の恐ろしさ、具合の悪さ、エグさ、そういったものを体現しているとみなされての出番増なのだろうか。心外だなー、でも秋元康メドレーとかに対するカウンター的存在だったら、まあ、それは光栄なことなのかも知れないな。

とたまには腹に一物ある更新なのであった。今日はJ.G.バラードを熱く読んでいたからなのか。それとも部屋をガンガンに片づけながらPrefab Sproutの「From Langley Park To Memphis」を聴いていたからだろうか。最近88年づいているのだが、こちらのアルバムも88年作のサードである。と言うかリアルタイムで初めて聴いた彼らの作品である。それよりも前にラジオで「Goodbye Lucille #1」を聴いていたのであるが(確か飯島真理の番組)、1枚まるまるというのはこれが最初である。こうして振り返ってみると、シンセサイザーの多用とかあったりはするものの、シンプルなバンド的佇まいの最後の作品ともいえるであろう(この後「Protest Songs」Protest Songsが出るがこれはこの作品より前の録音だし)。最初に聴いた時はポップでまとまって軽やかな楽曲群にとくに惹かれたものであるが、今久々に聴いてみると当時はちょっとわからなかった「Nancy」とかのメロウネスにグッとくるのであった。Pizzicato Five「Bellissima!」ベリッシマ的な官能的な響きのあるソウルっぽい曲、というか。しかしこうして聴いてみるとシンプルに聴こえながらもとんでもないコード進行だったり曲の展開だったり、練りに練られまくった曲のオンパレードで度肝を抜かれる。なのにこんなにさらっと、しかも滑稽さを湛えたような感じで聴かせちゃうのだからな・・・、と遠い目になってしまう。この後の作品も、これよりも前の作品も好きだけれどもまたここら辺のロックバンド的な佇まいの音でも聴かせてもらいたいな、とか思うのだけれども結局リリースされる作品全てが名作なのだからそんな贅沢なこと言っている場合ではないのかな。新作も聴きたいなあ。