We Are Explorers

次の金曜日は!

SALON de MURDER @ PANGAEA 2013年11月22日(金)22:00〜 2,000yen(1D)
Special Guest Live: Metasplice(Morphine Records / Philadelphia, USA)
Live: Coquettish Murder Girls, Yoshihiro Kikuchi (Fragment Factory / Pharmafabrik / Utech)
DJs:Kagayama (basement / RESIDENCE), DJ Masahiro (caico music / adancime), tdsgk (Que Sera Sera / AOBA NU NOISE)

オープンは22時です!私は日付変わってからの深い時間にやると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

そしてその後の11月の予定は

11月24日(日)にはCLUB SHAFTで「AOBA NU NOISE」(Group AにMilla And The GeeksにDay And Buffaloという豪華ゲスト陣!)、あれば11月27日(水)にDiningbase famで「Gaslight」、です。詳細はまた。

ちなみに今回ANNはスタートおそらく19時ですのでよろしくお願いいたします!

さて明日から野暮用で留守にします。金曜日のパンゲアまで仙台ではお会いできないと思いますが、皆様お元気でお過ごしくださいませ。

ところでお会計の際に店員さんにめちゃくちゃよく話しかけられるのである、最近。それはおそらく、店員さんのキャラクターに拠るところが大きいのであろうが、最近頻発している。

ある輸入食材も売っている酒屋で、カットトマト缶とホールトマト缶を買えばレジの店員さんに、自分のトマト缶利用法、そしてそのレシピのコツ、更には大型店舗で売っているトマト缶セットの話、などを熱く語られ、その足でスーパーに行けばレジの店員さんが私の買い物の中身を見て、そのアイスクリーム、そのビール、について熱く語り始めるのであった。あとコンビニの店員さんにもよく話しかけられる。ピスタチオ買ったり、一番搾りのとれたてホップ買ったり、煙草買ったりすると大体なんかその商品について語られがち、である・・・。

勿論そういうことが毎回起きるわけではないけれども、なかなかの頻度である。何だろう。フレンドリーな店員さんに当たる確率が高いのか、店員さんの心を動かす物を買っているのか、それとも語りかけやすさオーラを出しているのか。おそらく昔タワーレコードで店員さんに話しかけられたのは私がガキの分際でCommunardsの12インチとか買ってて珍妙だったから、ということだけだろうけれども、カナダのレスブリッジのHMVでも、ヴァンクーバーのVirginでも、更にはケベックの中古レコード屋でBilly Braggについて語られたり、まあ、レコード屋さんでは大体語りかけられるもんなのかな、とか今書いてみて思ったがそういう機会も最近は減ってるのかも知れないな・・・。というかレコ屋では話しかけられないですか、店員さんに・・・?あれ?昔の話、しかも地方だからかな。

まあ、それは良いとして、普通に別に近所の昔ながらの店でもないけれどもそういう風に話しかけられると、何だか楽しいものではある。別にうざったく語られたりとかしているわけでもないから、こんな世の中だけれどもまだまだフェイストゥフェイスにも良いとこあるじゃないか、とか人間としての深いところに触れられた気がしたりするものである、って別にそんな大げさな話でもないか。

で、それが更にディスカウントとかに結び付けば更に何だか、美しい話だなあと勝手に思ったりもしているのだけれども、そういうことはまずない。これからは語りかけやすさオーラに加えて、思わず値引きしたくなるオーラを出せるよう、更に徳を積まねばならないな・・・。

Cut Copyの「Free Your Mind」ほど聴いて一気に、悔しいくらいにゾクゾクきた作品はあんまりないんじゃないか、と思うくらいゾクゾク来たのだよ。「踊れるSonic Youth」(思えば凄い売り文句だな・・・)としてオーストラリアからデビューした彼らであるが、今作では、そう、私に青春というものがあったならばそれはこういう音だったのだ、と断言できる作品である。別に懐古的とか、昔の音の焼き直し、とかそういうものではなく、このベースラインにこのドラムパターン、このピアノの入り方、私の10代後半を彩ったアシッドハウス、それに感化されたロックバンドの突然変異したかのようなダンサブルなトラック、という所謂90年代前半UK、そう、セカンド・サマー・オブ・ラヴ(!!)的空気感に、まあ偶々なのだろうけれども、満ち溢れているのであった。一聴して、あああ・・・、と不思議な安心感に包まれてしまうような、そういう個人的には永遠に身体を揺すっていられるダンストラックでいっぱいのアルバムである。でも、それだけだったら別にここまで燃えないのだが、あのベタさ一歩手前の泣き成分多めのメロディと、あの艶っぽい、たまらないフレーズで歌っているヴォーカルが乗っかると、これは物凄いことになっているぞ・・・、と熱狂させるに相応しい作品になってしまっているのであった。アルバムとしても若干冗長さがあった前作よりもコンパクトにまとまっていて、今年の末も近づいて物凄い力作が出たものだなあ・・・、と感動。私がレコ屋の店員だったら、これ買う人に語りかける!そして飲みに行く!