Gusto

とんでもない話の告知です・・・。

Nag Nag Nag @ diningbase fam 2013年9月15日(日)18:00〜20:00 \1500 (1D+1Pad+1Pen)
Lecturer: tdsgk

えっと私めがNew Waveというジャンルに類されるであろう音楽、もしくはNew Waveって何だろう、ということについて語り実際に音源を色々聴いていく、という講義形式の2時間イヴェント、です。

これは本気でなのですが、ことNew Waveに関しては私なぞよりもその道について研究している先達がいらっしゃるわけで、決して自分が語れるほどではないのではないか、と思っております。なので、本当に大したこと話せないとは思いますが、しかしオファーを引き受けたからには楽しい、そして何らかの形で各参加者の皆さまが「なるほどなあ」ときっかけでも掴めるような機会になればな、と思っておりますのでよろしくお願いいたします。上記のように1ドリンクに1ノートパッド、1ペン付きなので手ブラで参加できます(手ブラって表記、ちょっとあれですね・・・)。また、間に合えばですが、その日にかける音楽で焼けるのはCDに焼いて配布したいと思っておりますし、配布用プリントも作っていって、くれぐれもグダグダなものにならないように頑張りたいです。実際の仕事と微妙にリンクしていて何だかこんがらがりそうですが、こっちの方が本業みたいな感じだなあ・・・。

まあ、何より今回のイヴェントのタイトルから気合い感じていただければ、と思う所存です。

さて、オリンピックが東京で開かれるようで。何らかの恩恵を被る方々にはおめでとうございます、と。そしてくれぐれも不利益を被る方々が1人もいないように、ということを心から願うばかりである。個人的には何ら関係ない話なので別にどうでも良いのだが、そんな場合じゃないだろうよ今は、という思いがあるのは誰もがそうだと思う。

でも、それはそれで、7年後、というその言葉には何か思うところがある。7年か。7年後はどうなっていうのだろうか、私も友達も家族も日本も世界も。そう考えると何か不思議な感情に囚われる。あまり先のことまで考えるほど楽観的な人間ではないので、振り返って「7年」というものを考えてみようと7年前の自分のブログの記事を読んでみたら、Lloyd Cole聴いてWire聴いてBrian Auger聴いてThe Jesus And Mary Chain聴いて世の中のことに関してぶつくさぶつくさ言っていて、あまりにも変わっていなさ過ぎて唖然とした・・・。世の中変わっても自分というものはなかなか変わらない、ということを感じると共に多分7年ってあっという間だ、と感じるに至った次第である。

今いる狂った連中が7年のうちに死に絶えて、もっと住みやすい世の中になっていると良いと思うし、色々な問題が片付いていると良いなあ、と思う。というか未来のことを考えるなら、それくらい明るいこと考えないとやってられないと思うのでそういう希望を持ちたいものである。多分オリンピックに興味なんて持たないまま7年過ごして多分興味ないまま終わって行くのだろう、というのは7年後の自分の姿を考えても容易に想像がつくのだけれども。そして、David Bowieの「Five Years」を今から聴こうと思っていたりするくらいに相当性格悪いのも変わらないと思うし。

でも震災後、希望でも持たないとやってられない状態になってそれから3年過ぎて、「生きていただけで良いじゃん」と国から言われ続けているような状態が続くようになるとは思ってもいなかったので、そんなに色々良い方向には物事変わらないのかな、ということもうすうすわかってはいる。でも、個人的には7年後生きていたら、音楽聴いて友達と酒飲んで、という日々が送れていることだけは希望したい。

Sampsの「Macrochips & Microdips」を聴く。Ariel Pink絡み、そしてNite Jewelの旦那様であるCole M.G.N.率いる3人組の日本編集アルバムである。Mexican Summerとかから出ていたEPは気にはなっていたけれども、そんなに追いかけられない、とスルーしていたのでこの編集盤は凄く嬉しい。そして嗚呼アナログで買っときゃよかったかなあ、と猛烈に後悔するいつものパターンに陥っている。基本的に凄くダンサブルな音楽なのであるが、サンプリングを切って貼ってグルーヴを作り出しているような、そういう音である。ディスコハウスっぽいフィールがあるのが個人的には凄くしっくり来る、というか好みなのだが、例えば90年代後半とか2000年代前半とかのそういう音に比べると、良い意味での粗っぽさとか、アイディア一発で押し切る気合い、みたいなものが漲っていてそれが凄くこちらにも伝わってドキドキするのである。しかもサンプリングを切り貼りしてるんですよ、それが売りなんですよ、と大声で言っているのではなくあくまで手段の1つとして使ってるんですわ、みたいなクールさも兼ね添えているし、何だか結構ぼこぼこなのにスムーズ、という不思議な感覚、しかも明らかにダンス音楽としては逸脱しまくっていて、みたいな荒ぶる感じに興奮せざるを得ない。嗚呼、来日公演観たいなあ・・・。ちなみにこのコンピには未発表曲も収録されているのであるが、Prefab Sproutの「Appetite」のサンプルを切り貼りしてエフェクトかけただけでディスコハウス風グルーヴを作り出した曲なんていうとんでもないものがあって、鼻血出た。