Smalltown

こないだの日曜日のAOBA NU NOISEにお越しの皆さま、ありがとうございました!ゲストのライヴもDJもメロウな空間がANNに発生する、という凄い展開で面白かったです!呑処神は、ピスタチオとヘネシーで常連客で賑わう飲み屋的様相を呈していて、俺飲み屋やろうかな、とか幻想を抱かせてくれるような楽しさだったなあ。本当に何か世間話だらけで異空間でしたが、また今後ともよろしくお願いいたします。そしてオープニングのEVOLは結局ほぼ2人で出来て、かなーりはちゃめちゃでしたがやりきった感があります。

で、来月はこんな感じです!

CLUB SNOOZER in sendai UK/US ROCK、NEW WAVE、POST ROCK、HOUSE、ELECTRO @ Club SHAFT 22:00〜 2013年11月8日(金)ADV/2,500yen(1D)DOOR/3,000yen(1D)
DJ/ 田中宗一郎 (SNOOZER), RYOTA TANAKA, tdsgk (AOBA NU NOISE) and more...

絶対開場から来てくださいませ!

で、翌週!

Bikini Lounge issue 3@ PANGAEA 2013年11月16日(土)21:00〜 ADV/2,500yen(1D) DOOR/3,000yen(1D)
■act
Nag Ar Juna, She Talks Silence, Rain Paints, Thee Loves
■DJ
tdsgk

何より楽しみです!DJもムード盛り上げ楽団的に頑張ります!

そして11月他の予定!

11月22日(金)にはPANGAEAでお馴染み「Salon de Murder」(アメリカからMetasplice登場!)、11月24日(日)にはCLUB SHAFTで「AOBA NU NOISE」(Group AにMilla And The GeeksにDay And Buffaloという豪華ゲスト陣!)、あれば11月27日(水)にDiningbase famで「Gaslight」、です。詳細はまた。

さて、そんな感じでこないだAOBA NU NOISEから真夜中に帰宅してツイッターをチェックしたら、Lou Reedが亡くなった、ということを知った。真夜中だけど物凄く動揺してしまった。

人間は勝手な生き物である。勝手に希望する生き物である。Lou Reedが5月に肝移植を受けた、という知らせを聞いてびっくりしたものだけれども、その後本人の絶好調発言もあったから希望を取り戻していたのだった。まさかあっさりこんな事態になるとは、という衝撃が大きい。だって太極拳のお陰で大復活、とか言ってたじゃん・・・。

そして私は2000年の「Ecstasy」Ecstasyに続くようなアルバムの出現をずーっと待ちながら生きていたような人間なので、その希望が断ち切られてしまった、というのも大きい。「The RavenRaven-Deluxeも純然たる新作とはあんまり言えないような(名曲あるけれども)アルバムだったし、Metal Machine TrioThe Creation of the Universeも良かったけれども、「Berlin」再演ライヴBerlin: Live at St Anns Warehouseも最高だったけれども、「Metal Machine Music」のZeitkratzerとの共演も良かったし、Metallicaとの共演Lulu: Deluxe Book 2cd Editionだって悪くはなかったけれども、でもな・・・、って暮らしていたものである。

また、突然「New York」New York聴いたり「NYC Man」NYC Man - Ultimate...聴いたり、とつい最近もしていたばかりだったので、プツっと断ち切られてしまってなんか本当に呆けてしまうのであった。個人的には彼のことは知らない。勿論そうである。でも気がつくとThe Velvet Undergroundをはじめ、ずーっと側にいてくれる音楽を作り出してきてくれた人がいなくなってしまったのは、死、というものが悲しい、とかそういう一般的なことを遥かに超えて、何だか物凄い喪失感である。

香山リカは「お悔やみツイートは、こんな人にも関心ある私ってカッケーってアピりたいだけ」とか仰っていたけれども、ま、そういう人もいるだろう。Yah○oコメントとかにも必ずいるし。でも、私は何か抑えきれずに何か書かずにいられなかった、上手く書けなかったけれども。これからもこういう悲しみはまだまだ沢山あるだろう。現にNoel Harrisonだってつい最近いなくなってしまったし、The PoguesのPhilip Chevronだっていなくなってしまった。ロックンロールを聴くことは色々な哀しみと折り合いをつけることでもあるのだ。

でもやめられないのは、下の歌詞みたいな世界が本当のものだと信じさせてくれるような、っていうか自分では体験していないけれどもあたかも体験させてくれるような、そんなマジックがあるからなんだろうな。

「Rock & Roll」
 
Jenny said when she was just five years old
There was nothing happening at all
Every time she put on a radio
There was a nothin' goin' down at all, not at all
Then one fine mornin' she put on a new york station
You know, she couldn't believe what she heard at all
She started dancin' to that fine fine music
You know her life was saved by rock 'n' roll
Despite all the amputations you know you could just go out
And dance to a rock 'n' roll station

It was alright
It was allright
Hey baby you know it was allright

Jenny said when she was just by five years old
You know my parents gonna be the death of us all
Two tv sets and two cadillac cars -
Well you know it ain't gonna help me at all
Then one fine mornin' she turns on a new york station
She doesn't believe what she hears at all
Ooh, she started dancin' to that fine fine music
You know her life is saved by rock 'n' roll,
Despite all the computations
You could just dance to a rock 'n' roll station

And baby it was allright
And it was alright
Hey it was allright
Hey here she comes now!
Jump! jump!

It was allright

「Animal Serenade」を聴く。2003年のライヴを収録した2枚組ライヴアルバムである。この編成で来日もしていたのだが、チェロ、ベース、ギター、シンセのシンプルなセットでドラム抜きである(たまにドラムが入るがそれはギターやらシンセやらを演奏しているMike Rathkeがちょっと演奏しているようである)。そのシンプルなセットでThe Velvet Underground時代の曲やらソロ、John Caleとの共演盤からの曲、などを演奏しているわけだが、これがなかなかタイトにまとまっているのに、それでいてスケールも大きい演奏で、時にMCで笑わせたり、ライヴならではのラフさとかもあってスタジオ盤とか、かっちりとしたバンドでのライヴ盤とかに比べてもちょっと違った表情が窺えたりして楽しい。でも演奏自体はギター唸ったりチェロ唸ったり、物凄くテンション高くなる瞬間連続で鬼気迫るものがある。ここに参加しているAntonyのバックヴォーカルがまた感動的で、「Candy Says」でのリードヴォーカルは無論、バッキングに徹しながらも時に優しく、時にソウルフルに歌っていて何だか変幻自在である。Fernando Saundersのリードヴォーカル曲があったり、というなかなかヴァラエティに富んでいるが、やはり御大の崩しまくりの、時に優しく、時にがなりまくりのしゃべくり状態のヴォーカルがやたらとパワフルで、この時期ツアーに太極拳の先生が帯同していたこともあって本当に絶好調ぶりが伝わってくるライヴ盤である。ベスト盤代り、とは言えないかも知れないが「NYC Man」と表裏一体の作品である。あーライヴ観ておけば良かったな・・・。