Hey Now

次の金曜日は!

SALON de MURDER @ PANGAEA 2013年11月22日(金)22:00〜 2,000yen(1D)
Special Guest Live: Metasplice(Morphine Records / Philadelphia, USA)
Live: Coquettish Murder Girls, Yoshihiro Kikuchi (Fragment Factory / Pharmafabrik / Utech)
DJs:Kagayama (basement / RESIDENCE), DJ Masahiro (caico music / adancime), tdsgk (Que Sera Sera / AOBA NU NOISE)

もうレコードは現場に置いて来てしまったので最早後戻りなぞできない状態ですが、なんかごっつい感じで、そしてつなぎなんかできねーんだよゴルァ、的開き直り&疲労感でがんばります。多分私現場入りがマックス早くても22時過ぎると思うのでさてさて・・・。よろしくです!

そしてその後の11月の予定は

11月24日(日)にはCLUB SHAFTで「AOBA NU NOISE」(Group AにMilla And The GeeksにDay And Buffaloという豪華ゲスト陣!)、あれば11月27日(水)にDiningbase famで「Gaslight」、です。詳細はまた。

ということで昨日のBikini Lounge Vol.3にご来場の皆さま、ありがとうございました!いや、なんだったんだろうあの多幸感溢れる感じは・・・。Nag Ar Junaのバンドセット、そしてShe Talks Silence、Rainpaints、とどの方々もリハの時点であまりにも恰好良すぎて涙が出るほどだったのですが、ふたを開けてみればギュッと内容的にも人口密度的にも凝縮されていて、嗚呼こういう音楽が俺は好きだ・・・、と涙ながらに駆け出したくなったりしたものでした。私のDJもそういう空気作りに貢献できていたならば幸いです。とにかく人生こういう夜ばかりだったらそれが幸福なんだろうなあ、とか大げさに思うくらいに最高でしたよ・・・。

そう、音楽についてだ。昨今インターネットとかで色々な人の呟きとか見ていると、皆他人の音楽の聴き方にごちゃごちゃ言いすぎだよなあ、と突然思った。聴きたいと思ったもの聴かせろや、と。それが今月出た作品でも、昨年出た作品でも、40年前に出た作品でも別に良いじゃないか、と思うのだった。

でも、何か昔のばっかり聴いていると申し訳ない気持ちになったり、もしくは逆に新しいのばっかり聴いていると不安な気持ちになったりするのって何でだろうと、若い時は思ったものだが、それは多分音楽雑誌とか音楽ライターの方々のせいだったんだろうなあ、と思った。もしくはレコード屋の方々とか。で、それが今でもネット上で変わらずあったりするのだった。

多分そういう方々は上の世代を批判する形で頭角をあらわしたり、もしくはそこら辺にアイデンティティを感じていたりするのだろうけれども、結局今同じようなことを下の世代に対してしているってことに無自覚なのかなあ、と思ったのだった。じゃあそういう方々は何で音楽の聴き方聴かれ方にぎゃーぎゃー言ってるのかな、というのが素朴な感想なんだが、それは金が絡んでいるからなのか。金が絡まなければもっと気楽な感じなのかな、世の中。

ということは金も絡んでないのに、つまり素人なのに他人の音楽の聴き方だの何だのにぎゃーぎゃー言ってるのは・・・、阿呆なのか・・・。

まあ、それは置いておいて勿論私は、そういう音楽にまつわるエトセトラに係るお仕事の方々には本当に物凄く恩恵を受けてここまで来ている人間である、というか本当にお陰さまで楽しくやれてます、という感じなのだけれども何だかこの歳になってくると、そういう押しつけがましい感じって凄くうざったく感じられるのだった。昨日の夜みたいな、新しいも古いも上手いも下手も何も関係なく、嗚呼こういう音楽が好きなんだぁぁぁぁ・・・、的体験をしてしまうと何だかね、色々考えさせられるのであった。

私はそしてLondon Grammarの「If You Wait」を聴く。UK男女3人組のデビュー作である。Disclosureのシングルを何故かたまたまゲットして、そこでフィーチャーされていたHannah嬢のヴォーカルに興味を持って、試聴して一発で気に入ってしまったので聴いている。聴いて真っ先に思ったのはThe XXだったりするのだけれども、彼ら(思えば両者とも男女3人組だ)と比べるとこちらのLondon Grammarの方が開放的、というかThe XXの物凄い緊張感漂う感じに比べると、同様にメランコリックではあるけれどもこちらの方がHanna嬢の堂々としたソウルフルっぷりのせいもあってか、普通のポップスを聴く時と同じようなテンションで向き合えるというか何と言うか。全体に深いリヴァーブがかかったような音像は音数の少ないFlorence And The Machineと言う感じもあるのだけれども、非常にメランコリックでありながら何だかドラマティックで結構ビートが前面に出てくる展開とかもあって、実は凄くメジャー感溢れる作品なのかもしれない。全英大ヒット、というのも何となく納得なのだ。しかしそれでも全体をこの一貫したトーンで統一したあたり、凄い気合いを感じるのだなあ・・・。とか何だかんだグダグダ言っているが、このジャケの感じで悪いアルバムなわけないのだ。