Oblivious

あれから3年経って、今日はちょっと私も時間が取れたので、3年前のことをゆっくりと振り返ったりすることができたのだけれども、何せ明日から下らない用件で土曜日まで山に行っていて仙台を留守にしてしまうので、ちょっと落ち着かないものである。まあ、それは置いておいて色々な式典やイヴェントがこの街では今日沢山あったようであるが、どちらかと言うとちょっと私は静かに過ごせて良かったものである。とは言え、今の思いはこの前のエントリに書いてしまったので今日は違うことを書く。いまだにそういうことすると不謹慎、とか言われたりもするのかな。

最近不思議とよく夢を見る。勿論今まで見たことがない、とかそういうふざけたことを言うつもりはないけれどもこんなに連続してインパクトの強い夢を見た記憶はない。果たしてこれは何だろうか。

最近年度末進行に加えて無茶ぶり、とか結婚式でマラソン飲酒、とかあって結構疲労しているから、少なくとも夜は深い眠りについている筈で、そんな中で夢って見るものなのかしら、とか素人考えには思うのだが見てしまうのだなあ。しかも強烈な奴を。

最近2回見た夢はジャンル的に言えばどエロい奴。詳しく語ることは避けたいものであるが、起きてからちょっとどぎまぎした。まだ若いな自分、と何故かちょっと嬉しくなったのはバカに思われるからあまり言いたくない。しかし齢40弱の私であるが、これまであまり見たことがなかったのである、そういう夢を。しかも相手が特定できてしまう感じの(しかしここ数年会ってなかったりするような相手)ものってのはこんなにも人心を惑わすものなのか、というくらいに動揺させられたものである。これもしこういった夢に、よく会うような人が出てきたら、それってかなりどぎまぎさせられるものだろうな・・・。

あと記憶に残っている夢は結構他にもあるのだけれども、それらはジャンル的には共通していない。しかし最もインパクトのあったものはギターウルフのライヴ観に行ったらセイジさんが白いギブソンのSG(SGってとこは現実と合ってるが)を弾きながら、何故かGloria Gaynorの「I Will Survive」をCakeによるカヴァーヴァージョンFashion Nuggetに近い感じで、しかもかなーり繊細なギターワークを聴かせながら歌っている、という絶対に現実世界ではありえないようなものだったので、これも起きてから結構動揺していたものである。夢ってのは説明がつかなくて当然なのだけれども、それでもギターウルフに「I Will Survive」って組み合わせは何だか強烈、しかもなかなか恰好良かったものだからいずれリリースしてもらいたいものである・・・。

ラカンさんとかフロイトさんとか、その道の大家は古今東西沢山いらっしゃるわけであるが、確かに夢って面白い。私の上記のような夢どもは、果たしてどんな分析がなされるものであろうか・・・。調べれば良いのだろうけれども、まあそれこそ今日じゃなくても良いかな。

Aztec Cameraの「High Land, Hard Rain」を聴く。今まで何万回聴いたのや、という話だが、これまた何回目の再発や、って勢いの再発が出たので聴いているのだ、アナログで。そうか30周年記念、ということなのか、ということで遠い目にもなるものだが、今回アナログで買ったのにはわけがあってCDは2枚組でアルバムにボーナスディスクがつくようであるが、そこにも未収録のデモやらヴァージョン違いやらスタジオライヴというレアトラックが入った7インチがついているからなのである。高かったのだけれども、まあしょうがない、ということである。アルバム本編は今更別に何も言わなくても、という感じのものであるが、久々に聴いてみるとAztec Cameraは最初っから決してシンプルなロックンロール、という感じではなく結構ソフィスティケイテッドされた音楽だったのだな、ということをしみじみと感じる。展開が複雑な曲もあるし、キーボードやらコーラスやらパーカッション、シンセドラム、結構色々な音が詰め込まれている。要は初手から老成した、と言ったら言い過ぎだが凝った音楽ではあったのである。それでもひねくれながらも瑞々しいソングライティングとかアコギの多用とか青いRoddy Frameのヴォーカルのお陰で「青春の1枚」的な扱いになってしまっているんだろうな、と今回思った次第である(あと歌詞の世界観の一部とか)。だから実はセカンド以降で急激な老成が、とか言われる音楽性もその萌芽はしっかりとここにあるのだなあ・・・。いや、どの時期も私は最高に好きなのだけれども。とか何とか言いながらも今日も「The Boy Wonders」で泣きそうになったものである・・・。

ところで最初の情報ではアナログにはCDのボーナスディスクも含んだダウンロード付き、という話だったように思うのだが、実際封を開けてみたらダウンロードのダの字もなかった・・・。もしかしたら今回の7インチ付きはUS盤のアナログなので別の規格、ということなのかな。結局CDも買わなきゃダメ、ということか・・・。上のリンクは画像なしが7インチ付きのアナログ、ジャケ画像ありの方が今度出る2枚組のCD、です。