Never

今月の私の登板予定です!

6月18日の水曜日にはNU HORIZON@Club SHAFTの1周年記念に恐れ多くもゲストとして御呼ばれいたしました。よろしくお願いいたします!

6月25日の水曜日にはGaslightマサキ生誕祭@ロジーでDJをいたします。よろしくお願いいたします!

6月28日の土曜日にはAOBA NU NOISE8周年@Club SHAFTでゲストはMagic Touchにオオルタイチ!よろしくお願いいたします!

いずれもご都合よろしければ是非!

なんか今月は、まあどうでも良いのだけれども仕事がちょいと忙しそう、というか土日とか結構食いこまれている感じなので腹立たしいが、それは全く関係なく寧ろ逆に、上の3回を全力で駆け抜ける糧にする勢いで乗り切りたいところである。

さて車に乗っていると普通に前を走っている車に注目しながら走ることになる。色々な車が本当に私の前を走っているわけである、当たり前の話だけれども。トラック、バス、ワゴン、軽自動車、スポーツカー、そしてランプ切れの車とか、実に様々である。そんな中で、以前にも触れたけれどもリアウィンドウにカッティングシートで文字を貼っている車、これをたまに見かけるのである。

私の住んでいるドープな地域では「High Class Car Club ○○」とかそういう文字が、何というか、美意識は人それぞれだからなあ、と言葉を飲み込まざるを得ないようなだっさくいじり倒したワゴンRのリアウィンドウに舞っていたり、似たようなしょうもない文字がベッコベコに車高低くしたセルシオ(!)のリアウィンドウに見受けられたりする。まあそういうのはよくある話で、そういえば昔はなんかそういうだっさい車のチームの名前が「Sweet Pain」とか「Departure」とか、何故かやたらとTKリスペクトな感じのが多かったなあ、とか思いだしたりもした。

そして後は「Team Ayu」がいまだに隆盛を誇っている。あの「π」みたいな文字との組み合わせをリアウィンドウによく見かける。「E. Yazawa」は何かもはや市民権を完全に得ていると思うのだけれども(主にトラックとかで)、それに次ぐ勢いでよく見かける。ただ、トラックでとかではないので、そしてドライヴァーとしては女子率が高そうなのでE. Yazawaとは大分傾向が違うのだろうけれども。そういや一時はトラックに、エアブラシで描かれた似顔絵つきで工藤静香なんてのもよくあったものだが、最近さすがに見ないな。

あと意外にバンド関係のも多い。以前報告した、フツーの日産マーチのリアウィンドウに何ら凝っていない、しかし今思えば「Cosmos」の頃のロゴで「BUCK-TICK」、というのがやはりぶっちぎりで衝撃だったのだけれども最近でも、まあそれに勝る衝撃はないのだけれども結構見かける。「Mr. Children」とか意外な感じがするが、ワンボックスカーの運転席助手席フロントガラス以外の窓という窓にMr. Children、って貼っているのを見たことがある。あとはリアウィンドウ一面に「Acid Black Cherry」ってのもいた。しかもその車は知り合いの車だったりするから、何とも言えない気持ちになったり・・・。あと超意外な「UVER WORLD」ってのもいた。音楽的には全く全然ピンと来ないのだけれども、何かロゴも丁寧に作ってあってなかなか格好良かったな。

でも、何かちょっとそこまで「好きっす」をおおっぴらにするのって個人的にはなかなか気恥かしい気がするのだけれども、それこそ人それぞれなのだろうな。好きという思いが炸裂してどうしようもなくなって、何か突破口がないと、ということで車にその思いを刻む、という感じなのかも知れないな、と最近思うようになった。それはこないだ、ボディにNMBとかAKBとかSKEとかの48関連のメンバーの名前がぶわーっといっぱいに書き込まれた、耳なし芳一状態のホンダ・フィットを見た時に確信に変わったのだった。あれはもはや、何かやむにやまれぬ狂おしい衝動の表れにしか思えない恐ろしさを感じたなあ・・・。

ということで私ももしやむにやまれぬ衝動に駆られたら愛車に何かやっちゃうかも知れないのでその際にはご報告したいと思う。もしくはリアウィンドウに「浅川マキ」とかカッティングシートで貼っている車がいたらそれは私の愛車なので別に報告するまでもない事態、というか・・・。ところでもしかして浅川マキのオフィシャルグッズで車に貼るようのステッカーとかないのだろうか。ちょっとググってみるか。インターネットでできないことって何もないだろうからさ・・・。

えっとちょっとお疲れ気味なのでThe Rootsの「...And Then You Shoot Your Cousin」を聴く。去年はElvis Costelloとの共作Wise Up Ghostとかもあったり、ここ最近ハイペースでリリースが続いている彼らだが、それでいてどれも凄く内容が充実しているから驚くばかりである。前作「Undun」Undun同様今作もコンセプトアルバムのようだが、1人のキャラクターだった前作とは違い、今作は様々なキャラクターが登場し、ヒップホップの暴力描写やらヒップホップコミュニティ、ひいては現実社会を風刺したアルバムのようである。あー歌詞がもっとしっかりわかるくらいの能力あったらなあ、とか思うのだがそれを引いても凄く楽しめるアルバムである。Nina Simoneの歌声からアルバムがスタートする時点でこれは、と思わざるを得ないのだけれどもまるで往年のPortisheadみたいな曲もあればJohn Legendとの共作Wake Up!を彷彿させるソウル美メロナンバーもあり、切り刻まれた「Dies Irae」もあり、と耳が決して飽きることのない一貫したトーンはあるけれどもヴァラエティに富んだアルバムである。そしてアルバム全体が凄く短い。短い故に凝縮されていて、いつ聴いても新しい魅力が発見できる作品になっている。ストリングスとピアノが今回も実に流麗で美しいし、それと拮抗するかのごとくベースとドラムはやっぱりぶっとい。そして様々なヴォーカリストがフィーチャーされていてそれぞれ、これがまた良いのだなあ・・・。私のようなヒップホップ門外漢が全力で楽しめるアルバムなのだけれども、逆にヒップホップシーンとやらの中で彼らの立ち位置ってどうなんだろ、とかふと思ったりもするけれどもそんなこと関係ないか、こんなに最高なのだもの。