Love Parade

来週の水曜日の夜にはSHAFTに集合!

Yipes!@Club SHAFT 2014年10月22日(水)20:00〜 DOOR/1,500yen(1D)
DJs: Carl, Kenta_xxx, Rambo, tdsgk

是非よろしくお願いいたします!Rambo氏のライヴが・・・?

そして

10月26日(日)にはAOBA NU NOISEですが、今回は7月の焼き肉に続き、芋煮スペシャル!

クラブで芋煮・・・。私は山形風も宮城風もどちらも大好きですが、皆さんはどちらが?なんかこの件でこの地に於いては論争になったりもするのだけれども、人の好みには良し悪しないからここは一つ、どちら風でもANNスタイルなのでよろしくお願いいたします!何か酒進むと闇鍋化しそうな悪い予感がしているのだが、まあ大人のイヴェントなので大丈夫でしょう・・・。

そういや昨夜のNU HORIZONはやっぱり面白かったなあ。

ところで実家付近の昔の写真をたまたまちょっと見る機会があって、ほほう懐かしいのう、と結局同じ市内に住んでいるし、職場が近いので立ち寄ったりもするけれども、何か「遠く離れた故郷を思う」風(ふう)の心持ちになって見てみた。

そうそう、30年以上前はこんな感じだったのう、とか思って見ていたが、とある店が写真に写っていたりして、おやこれはどこをどんな風に撮ったのだろうか、ここから北向きで撮っているのか、東向きで撮っているのか、とちょっと考え込んでしまった。

否、考え込んだのではない。頭の中から記憶が取りだせないのである。確かにこの店は存在していた記憶はあるのだが、さてそれがこの付近のどこら辺だったか、今の実家付近の風景に当てはめることができない。

実家付近もただでさえ年月と共に様変わりしてきたものだが、ここに来て再開発のような大工事でもはや昔の家並みは全く望むべくもないものである。こういう「ちょっとよくわからないこと」なんてのは今ではiPhoneやら何やらで検索してヒントを得られるものだが、なかなかそうもいかないものもあるのである。

そういえば私が15、6年前にお手伝いでドラムを叩いていた仙台のバンドのこととかネットに何かあるのかな、とか思って検索をかけてみたらほとんど皆無に等しかった。当時あんなにお客さん入ってて、色々取りあげられてて、オーディションの決勝やらライヴやらで東京で何回もやったりしたなあ、音源もあったよな、とか思いだされてきたが、ネット上からはその片鱗が窺い知ることができなかった。

インターネットがこんなに生活に入り込む以前のことは、それ以降もコンスタントに続いていないと、もしくはネット上に残そうと努力しないと現代の観点では「忘れられて」しまう。そうなってくるとあとは人々の記憶の中にのみ、ということになってくるわけであるが、上記のように30年前の実家付近の街並みすら薄れかけてしまうような、忘却の生き物である人間の記憶力の中だから何とも心もとない。それでいてどうでも良いようなことはネット上で残って行ってしまうわけだから、果たして未来の歴史の教科書では(まあ、教科書なんていう形式のものがあったらば)「21世紀初頭の庶民の暮らし」ってどんな風な描写なんだろうな、とか思いめぐらせてしまうのはちょっと最近忙しいから単なる逃避なのだけれども。

まあ別にね、公的に残しておきたいこと、とかいうのは私個人に限って言えばそんなにないと思うので(多分この「日々の散歩の折りに」は残り続けるのだろうけれども)問題はないのだが、逆に個人のことを個人に関して残しておきたい、となったら写真とかが良いのかな。私は認知症という病気が本当に怖いのだけれども、それは自分をそこまで形成してきた積み重ねみたいなものが失われてしまうのだから、自分が何者なのかわからなくなってしまうではないか、と現時点で感じている恐怖故なのだけれどもそういう時の手掛かりとして、写真とかあった方が良いのかな。まずいな、写真好きじゃないからほとんどここ10年くらい撮ってないんだよな・・・。しかも今やデジタルの時代だから取り出せなくなったらまずいよな・・・。

とか色々とりとめもなく郷愁混じりで色々考えたのはこれは秋のせいだからか。それとも年を1つ重ねたからか。ちなみに余談だが、私が一番最初に(16、7年前)コンスタントに活動していたバンドでドラムを叩いていた時の音源は今ではフリーダウンロードできるらしい。そしてまた、それとは全く別の話になるけれども、7年前に澁谷浩次さんのピアノと私のドラム、という編成で一度ライヴをした時の音源の中の1曲はこの間CDシブヤくんとしてきちんとリリースされたので、何か私の叩いたドラムの音はこうして残っていくのだなあ、とこのタイミングでしみじみと思うのだった。

でもそれって凄くありがたい話だなあ、こんなに全く精力的ではない活動ぶりの私なのに記録として「音」が残されていくなんて。ってことでThe Dream Academyの「The Morning Lasted All Day」を聴く。2枚組のベスト盤である。結局5年くらいの間にアルバム3枚で消えてしまったグループであるが、ここにはアルバムの曲はもちろん、未発表曲やシングルオンリーだった曲、そして新曲(!)までも入っていてその短い活動期間を完璧に把握できてしまう優れ物である。3人のメンバーのうち1人はオーボエ奏者だったりするし、何となく普通の「バンド」という形式ではなかった彼らだが別にめんどくさい方向の音楽をやっていたこともなく、ネオアコとか言われるほどアクースティックとかフォーク、ということでもなく、良い感じで時代の空気を切り取った、そして何よりも清涼感溢れるポップスが満載の楽しいコンピになっている。85年のファーストシングル「Life In A Northern Town」が特大ヒットをかましてしまって、その後はそこまでヒットした曲がなかったから一発屋、的扱いなのかも知れないけれども、そう思っていた人にこそ聴いて欲しいかもなあ。今ではサントラを多く手掛けているNick Laird-Clowesの若干鼻にかかった美声ヴォーカルが歌うメロディは、強烈なインパクトこそないかも知れないけれどもしみじみくる名曲揃いだなあ、と改めて痛感させられるし、ソロでも何枚も出しているし未だに色々なところで名前を見るKate St. John(美人さん)のオーボエはまたこのグループの特徴でもあったのだな(入ってない曲もあるけど)、と本当に今更魅力再発見すぎて聴き狂っている。もう1人のGilbert Gabrielと言えば、解散後の彼絡みのユニット、The Colour Of Loveって確かKevin Ayersの娘がヴォーカルでシングル出してたな、聴きたいな、とかこれまた広がりを見せてしまうのだった。Johnny Marrやら、Lindsey BuckinghamDavid Gilmourが参加してたりもする。ちなみに超個人的には、アルバム未収で家には12インチしかなかったThe Smithsのカヴァー「Please, Please, Please, Let Me Get What I Want」(ピーター・バラカンも当時大推薦してた)がCDで聴けて嬉しい。