Muntanyes De Granit

今週日曜日です。

アイドルナホ〜Stand By Me また逢う日まで〜 @Bar fam 2018年6月3日(日)17:00〜22:00 ¥1500(1D)
DJ:アイドルナホ、tdsgk、チャンテツ、きんぐ、小村、リコ、しんしん、ヒロシ、若王子、ジュンイチ

ナホちゃんの離仙当日イヴェントで、お見送りも込み、です。私もナホちゃんの門出にふさわしくにぎにぎしくやるつもりです、よろしく!

そしてついに12周年!

AOBA NU NOISE 12th Anniversary×Document Eyewitness「ノイズ三都物語 @Club SHAFT 2018年6月15日(金)20:00〜 ADV.\2000(1D別) DOOR.\2500 (1D別)
Guest Live Act: Soloist Anti Pop Totalization(東京)、Noise Concrete×3CHI5(名古屋)
Live: Waikiki Champions, Masaki Saito, King Rambo Sound
Guest DJ: Ian Martin ( Call And Response )
DJ: EVOL, Rambo, Ryota, Seikatsu, SIF
Shop: 神

今回も12周年にふさわしく濃いメンツでお送りいたします。ちなみに年内はAOBA NU NOISE、仙台での開催はこれとあと1回くらいしかないと思います。「いつまでも あると思うな 良いパーティ」なので、皆さまのご来場お待ちしております。しかし12年、というと普通に干支が一回りとかしてしまうわけで、よくやってるなあ・・・。

で、うわ、翌日だ!

KOKUBU @Bar fam 2018年6月16日(土)20:00〜26:00 ¥1500(1D)
Live: KOKUBU+GIN, Kyohei Shibuya, リトルワンダ
DJ:Carl、Kohira、Masaya Omote、Sacco Simpson、tdsgk

こちらも謎が謎を呼ぶイヴェントですが、メンツ的に間違いないのでパーティしましょう!なんとなく私はブレイクビーツ祭りでもやろうかしら・・・。

さて先日のAOBA NU NOISEとcsgbに来場の皆様ありがとうございました!まずcsgbで30分きっちりDJしてからAOBA NU NOISEに移動して、しかし30分くらい押しのスタートで、AOBA当日の夜に翌日の高崎でのイヴェントのために夜行バスを予約したせいで10分くらいしかDJできなかったDJ生活の穴を埋めるべく私たちEVOLが大活躍しまくって、都合40分2セットくらいDJやって、それからまた移動してcsgbできっちり夜中の1時から30分DJして、という狂おしい金曜日の夜でした。Group Aはしかし、なんで毎回アプローチを変えてきてしかもそれがまたネクストレヴェルで格好良いのか・・・。私たちEVOLもかなり持ってきたレコード全部かけ倒す勢いで頑張りましたが、Nine Inch Nailsとかかける羽目になるとは・・・。csgbの方でも夜中の一時から妄想つなぎが現実化して結構バッキバキに無駄にダンサブルで、俺燃え尽きるんじゃないか、とか一瞬思いましたが生きています。パーティは続くのだ!

さて、仕事でちょっと揃いのTシャツを作る、とかいうムーヴメントがあって多数カタログを見る羽目になっているのだが、まあどれもそのカタログの作りが安っぽくてひどくて、まあ若い連中相手の場合だとこんなにテキトーなのか、とか呆れるばかりだが、トドメはカタログの至るところにでっかく「青春・キズナ・一体感」とかいう虫唾の走るような言葉が舞い踊っていて、マジで吐き気がしたものである。

私の場合、職業柄そういうものを受け入れなければいけない、というか寧ろ積極的に受け入れさせなければならない立場にあるのだが、やはり人間には限界があるわけで、私にはそういうことできないなあ、と心の底から今日思ったのであった。だって、ねえ・・・。

多分そういうものを昔に普通に受け入れて青春がどうこう、とか自分に酔っちゃった連中がいて、そいつらが大事マンブラザーズバンド(また最悪の例として出すが)とかを聴いて泣いたり「感動」したりして、で、まあ色々あって今の最悪な日本の状態を作り上げているのだろうから、そんな悪循環は断ち切らねばならぬ、とか固く決意してはみたものの私1人の力ではできるものでもなく・・・。逆にそういう下らない世界みたいなものがあるからこそカウンターとして正しいものが育っていくのではないか、とか期待するしかない有様なのであった。

しかし、そういうカウンターが育っていくには深い読み方ができるように、一歩引いて考えることができるようにちょっと余裕が必要だったりするのだが、なかなか今の時代そういうのも難しいものなのかもしれないなあ、というのが私の、現場にいての感想である。なかなかに日本の政府というものも狡猾でじわじわとそういう見方をできないように環境を整えていやがるのであるな・・・。

まあ今日は単に機嫌が悪いだけなのかもしれないが、いやー、本当に嫌だな「青春・キズナ・一体感」っていう文字面・・・。だからPep Llopisの「Poiemusia」

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PEP LLOPIS
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を聴くのである。スペインのプログレバンドCoto En Pel(いや、知らないんだが・・・)のシンセ、ヴォーカル担当のPep Llopisの1987年リリースのアルバムの再発である・・・ってたまたま買ったから全く知らない人の全く知らないアルバムの、再発が出てることすらノーチェックだったアルバムである。RVNG.Intl傘下のレーベルからの再発、ということで想像もつく通り、今なんとなく人気のバレアリック(いや、よく知らないんだが・・・)〜ニューエイジ(いや、全然興味ないのだが・・・)のりの音楽、ということらしい。しかし興味がなければ知識もない、そんな私が聴いてもめっちゃくちゃ楽しめる美しいミニマル音楽なのでぶったまげた。時代故にシンセの音が凄くデジタルなのだが非常に優しく、時折管楽器や弦の音も入るのだがそれすらもFM音源なのかな、とか思うくらい実にプラスチックな感触の音楽なのだが非常にエモーショナルで、それはスペイン語のドラマティックな男女のヴォイスによるものだけではないと思う。とにかくミニマル的見地から行くと徐々に徐々にじわじわと盛り上がりが必ずある、人懐っこいミニマル音楽で聴きやすい。なんか透明感溢れる音だし、独特の隙間感も素晴らしい、まさに衝撃の出会いの1枚。しかし今までバレアリック、とかニューエイジ、とか書いてる音楽を避けることでなんとかバランスを保ってきた私であるが、こういう感動的な出会いがあると、今後そういった上記言葉がキャプションで踊るような音楽にも注意しなければならないのか、と思いなんかちょっと大変な世界に漕ぎ出してしまったんじゃないか、という恐怖感が先に立っているのだが・・・。