ロスチャイルド夫人のスキャンダル

来月です。

AOBA NU NOISE 10th Anniversary @Shaft Sendai 2016年6月3日(金) 21:00〜 ADV. \2500 DOOR. \3000(1D別途)
Guest Act: The Suzan, Yolz In The Sky
Live Act: Waikiki Champions, Masaki Saito
DJs: EVOL, RAMBO, SIF, RYOTA, SEIKATSU

遂に10周年、という記念すべき今回はThe SuzanとYolz In The Skyがライヴをしにやってきます。この組み合わせも実にアオバならでは、という感じですね!しかし10年か・・・。この間までほぼ毎月だったと考えるとこれは異常、としか言えない感じですが是非お祝いにいらしてくださいませ。

ちなみに今月もCSGBある予定ですので詳細出たら告知いたします!

さてさっき仕事絡みでPCで作業しようと思ったら、私のPCが古過ぎて全く家ではできないことがわかったのでもう今日はこれから酒飲んで暴れる。

なんかインターネットの時代になってから古いものの切り捨て具合が加速していて、まあそれだけ色々進化しているのだろうけれども、
もっとVistaに優しくしてほしい、ただそれだけなんだ私の望みは・・・。

加藤和彦の「Belle Excentrique」

ベル・エキセントリック(紙ジャケット仕様)
加藤和彦
オーマガトキ (2004-10-20)
売り上げランキング: 156,960
をアナログで聴く。所謂「ヨーロッパ三部作」の最後を飾るフランス録音、81年リリースのアルバムである。YMOの3人やら矢野顕子やらも皆でパリの古城で合宿して作ったアルバム、ということでそれにまつわる様々なエピソードはこちらに詳しいのだが、いや、良い時代、と言えば良い時代なのかも知れないし、今だったらもっと苦労しないでできたことなのかも知れないな、という部分もある。しかしこのアルバムの音、これは一体何なんだろうか。色々な音が入っては出ていき、その凝りようは気が遠くなるような作業の賜物であろう、ということは別に資料やら解説やらを読まずとも一聴瞭然、というものである。とくにドラムがどの曲でも、こういう音楽性にしては不釣り合いなくらいドカドカの音になっていて、それでこんなに打ちこみやら何やら加工バリバリのアルバムでも生々しい印象が勝る、という不思議な仕上がりの一因となっている。安井かずみの歌詞も物凄い世界観を作り上げ、そこにサティの曲までやられてしまうともう隙がなさすぎる、というものであるが、そこに加藤和彦のヴォーカル、たまに悪い冗談なんじゃないか、と思わせられるほどの決して上手いわけではないヴォーカルがハマると、音と唄のバランスが凄く絶妙なアルバムが出来上がるわけである。そう、この音にはこのヴォーカルではないと、と毎回納得させられるところがこのアルバム、ひいては「ヨーロッパ三部作」というアルバム群の本当の凄さ、なのかも知れない。唯一無二の音楽、というのはまさにこういうものだ、とまざまざと見せつけられる傑作。CDとアナログだと結構音の鳴りが違ってちょっと印象も異なる、というのが新たな発見、である。