Shadrack

今度の金曜日に今年の一発目、です!

csgb Vol.93

2023年1月13日(金)20:00~  @ Monet

Door: 2000yen

DJ: Shinshin, 5atoru, tdsgk, Hirasho

久々にレギュラーが全員揃います!確かに思えばこういう音楽性のイヴェント、あんまりないのかもな、とふと気づいたので是非皆さん、たまにはいらしてくださいませ。

で、AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanunoise.thebase.inあkk

そして私のDJ活動の様子です。

私がアナログ盤でのDJプレイの一発録りに果敢にチャレンジ、したミックスが公開されております。

http://www.mixcloud.com/radiobloom/221125-music-selecter-tdsgk/

 

それに関して曲目や、時に無責任な主観に基づく各曲一言コメント等を書いたブログも公開されております。

note.com

諸々、よろしくお願いいたします!

 

ところで上の告知に関係するのだが、意外にあっさりと今週金曜日にcsgbでかけようかな、と思っていたレコードを選び終わってしまって、まあもちろんちゃんとつながったりするかどうかは神のみぞ知る、寧ろ無理かも、なのだが、聴きたいなかけたいな、というレコードをある程度揃えることができた。

 

というのも、以前は本当に重い腰を上げて本気の体力勝負、という勢いでレコードを探しまくったり箱をどけて奥の箱を開けたり、という気の重い重労働を毎回毎回やっていたのだが、実は昨年のクリスマスの頃にレコードを大整理したのでかなりどこに何があるかを発見しやすくなり、且つスチールシェルフの棚板1枚に車輪をつけて動く台を作った上にコンテナを3個重ねたものを作ってどかしやすくしたり、とかいうこともやって奥の箱にリーチしやすくなったので、どかし方の順番さえ間違えなければ結構簡単にレコードを我が部屋で発見できるようになったのだった。おかげで凄く想像以上にイージーにレコードを取り出すことができるようになったのだ。

 

とは言えまあ、わかっている。何かこいつは頭のおかしい話をしている、と思われているであろうことは重々承知している。でもまあ、努力をすればきちんと報われる、という、いわば現代では失われてしまったアメリカンドリームのようなものを私が6畳間の片づけと整理でもって体現しているのだ、という風に受け取ってもらえれば良いのだ。

 

ちょっと仕事が立て込んでいて脳も疲労しているのでこんなエントリで申し訳ないが、今日はNina Hagenの「Unity」を聴いていた。

Unity (アナログレコード)

Unity (アナログレコード)

Amazon

最近だとメルケル独首相の退任式でも彼女の曲が流れた、と大層話題になっていたな、と思い出されるが16枚目の新作、である。私はあまりNina Hagenの熱心な聴き手ではなく、勿論大好きではあるが、最初のバンド名義の2枚と80年代の末とか、そこらへんくらいしか熱く聴いていなかったりする(あとはシングルとベスト盤とか)。ということでこの新作もめっちゃくちゃ普通にスルーしていたのだが、昨年末仕事で新宿のユニオン6階に行った際(いや、端折り過ぎた。正確には出張で東京に行って、その流れで新宿ユニオン6階に行った際に、である。思わず本音がダダ漏れしてしまった)、とてもカッコ良い音楽が流れており、誰だろうこれ、とiPhoneのShazamを起動したらこの新作だったのでぶったまげた、という経緯があるのである。低音が以前よりもマシマシになってドスもマシマシになった独語と英語のヴォーカルで、カントリー~フォーク風味もレゲエ風味もクールなニューウェイヴ風味も全てぶった切る痛快なアルバムである。Bob DylanやらSheryl Crow(これがべらぼうにかっこよい)やらMerle Travisのカヴァーやらも含み、Lene LovichにGeorge ClintonBob Geldofに、というなんだかよくわからないけど熱いゲスト陣に、ということで結構ヴァラエティに富んでいるのだけれどもやはりBLMやら女性の権利問題(「United Women Of The World」って曲とかもある)、核の問題、など相変わらずの切り口の歌詞もなんだか痛快である。でも結局昔からだが、あくまでNina Hagenという人の心のままに、という感じの作りで、それが今回は私にピタッとはまった、ということなのだろう。あんまり世の中的に盛り上がらない作品かも知れないけれども、この2020年代レコード屋さんで聴いて良いね、ってなるなんてなかなかない稀有な経験をさせてくれた大事なレコード、である。