Todos Santos

お待たせいたしました!

AOBA NU NOISE 

2023年1月8日(日)16:00~21:00 @ 1P BOX

Door: 2000yen

LIVE: Tot Onyx ( Group A ), King Rambo Sound, HERNEAR

DJ: EVOL

有観客での開催は3年ぶり、イヴェント自体も2020年に2回配信でやったのみなのでご無沙汰しておりました!今回は私たちANNと縁の深いGroup AのTommi TokyoのソロプロジェクトTot Onyxの帰国に合わせて、プレ的に開催です。共演はストイックに狂暴な音を作り続けているKing Rambo Soundにサウナ界でもおなじみKamata氏のHERNEAR、です。そして私と大久さんによる地獄のロックンロールバックトゥバックDJコンビ、EVOLも復活いたします!もはや、「名前は聞いたことあるけど」というイヴェントになっちゃいそうなくらいご無沙汰でしたが、私たちが面白がれるうちは面白がれることをやっていきたいと思いますので、是非いらしてください!

 

ちなみに私たちEVOLってこんな感じ、というものがこちらに2つほどありますので、よろしかったら聴いてみてください。こちらも2人でアナログ一発録り、でやってるのですが、久々に聴いたら滅法面白かったです、自分のやってたことなのに。

AOBA NU NOISE 002 EVOL by AOBANUNOISE | Mixcloud

AOBA NU NOISE 008 EVOL by AOBANUNOISE | Mixcloud

なんか大荒れですが・・・。

 

で、そんなAOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanunoise.thebase.inあkk

よろしくお願いいたします!

 

そしてEVOLではなく、私個人でのDJ活動の様子です。

私がアナログ盤でのDJプレイの一発録りに果敢にチャレンジ、そしてまあまあうまくいっているように思えるけれどもところどころちょっと怪我あり、というミックスが公開されております。

http://www.mixcloud.com/radiobloom/221125-music-selecter-tdsgk/

 

それに関して曲目や、時に無責任な主観に基づく各曲一言コメント等を書いたブログも公開されておりますので、こちらも是非参照してください。

note.com

よろしくお願いいたします!

 

年を取ってくると若い時にはわからなかったことが何となくわかる、という経験があるものだが(逆もまた然り、ということは言うまでもなく、こちらの方がはるかに多いかも知れない)、私にも少なからずそういうことがある。今年は、私はそば屋における中華そばの意義が、なんとなくわかった気がした年であった。

 

ラーメン屋のギンギンにこだわりまくったラーメン、というような感じのものが、そろそろ身体的にきつくなってきたこともあってあまりラーメンというものを食べなくなっていたのだが、逆にそば屋の中華そば、が非常に美味しく感じられた年であった。ギンギンのとんこつだの魚介スープだのがもともと身体的にダメな時と良い時があって、その駆け引きが難しい、とかそういう状況に置かれてしまうと、なんか別に無理しなくて良いんじゃね、ということで「かっぱ亭」に於ける博多ラーメン以外はほとんど食べていなかったのだけれども、色々なそば屋さんにふらっと入った時に何となく中華そば、というものを頼むと何とも満ち足りた気持ちになって、また身体的な心配もなくその店を後にすることができたので、なるほどそういう意味があったのだな、とそば屋の中華そばの意義を確認できたのが今年の収穫であった。ラーメン、ってこういうのが良いな安心するな、という安らぎを供してくれるもの、ということである。

 

こうなってくると私の職場の近くに昔あった食堂が大いに恋しく感じられる。そこは「立ち食い」と書いてあるのに椅子があってまず立ち食いができない、というトリッキーさも魅力であったが、全て同じスープでそばもうどんも中華そばも供される、という大胆さも魅力であった。サイドメニューの、馬小屋で生まれたばかりのイエスの頭くらいの大きさ(想像上)くらいあるおにぎりもあって、朝から開いているし安いし美味いし、で足しげく通っていたものだが、いつの日か突然閉店してしまっていて、もう18年くらいになるだろうか。

 

まだ店自体建物はあるので、たまに前を通っては懐かしくあの味が思い出される。また、常連と思しきタクシーの運転手の方々のオーダー方法が独特だったので、いつの日か私も常連面をしてそのようなオーダーをしたいものだ、と思っていたのだがその日はとうとう来なかったものである。

 

そのオーダー方法とは「白と天ぷら」とか「黄色とおにぎり」とかそういうカラーベースによるオーダー方法で、最初耳にした時は何だろう、と思ったものだが、「白=うどん」「黄色=中華そば」そして「黒=そば」ということが分かった時には雷に打たれたような衝撃を覚えたものである。今の私なら「黄色と天ぷら、あとおにぎり」とかさらっと言ってのけて、にこにこと楽しみに供されるのを待つことができるのにな。

 

年を取るとわかることも増えたりするし、懐かしく思い出されることも増えてくる。しかしそればっかりでこの世の中を渡っていくこともできないですよね、ということを肝に銘じながらまた新たな年を迎えようと思うのだった。寄る年波、そしてそれに伴うぬくぬくとした楽な生き様には常に牙を剥いて抗い続けなければならぬのだ、とか別にギラギラしているわけではないけれども、他人のふり見て我がふり直せ、とはよく言ったもので、そういう場面に出くわすことも多くなってきたのでまあ年の瀬に一言言いたかっただけである。

 

Time Is Awayの「Ballads」を聴いているがこういうのめちゃくちゃ面白いなあ。

Ballads [Analog]

Ballads [Analog]

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NTSラジオの選曲家2人組によるユニットの、ライセンスを取った初のコンピレーションアルバム、ということらしい。レーベルのA Colourful Stormは今年最も面白い、というか注目したレーベルだったけれどもそこをチェックしていたら出くわして、収録されているアーティストはほぼ全部知らなかった(Hydroplane以外)けど、これは良さそうだぞ、と思っていたら盟友ymdmkt氏がインスタグラムに投稿した写真にこのアルバムが移りこんでいて、あれはびっくりしたなあ・・・。いるんだなあ、このアルバム買う人こんな近いところに、というか・・・。それはさておき、知らないアーティストだらけ、と書いたけれどもクレジットを見たらBill Frisellのいるユニットだったり、Thomas Bushのユニットだったり、私がよく見ているレコード屋さんで推されていたソヴィエトのピアニストの音源だったり、と実は非常に私に身近な世界の音楽のコンピ、だったりもする。タイトル通り非常にメランコリックな、曖昧な、そういう音世界がアナログ2枚に渡って繰り広げられ、マジ気ぜわしい年末に、そして落ち着かない年末に、更に言えば何だか世知辛かった2022年の最後に、ちょっとホッとさせてくれる素晴らしいコンピ、である。