January 11

AOBA NU NOISE、です!

AOBA NU NOISE 

2023年2月23日(木・祝)16:00~23:00 @Club Shaft

Live: Ill Japonia ( Taigen Kawabe from Bo Ningen ), King Rambo Sound, Waikiki Champions

DJ: ASAI, SHIBUTA, MENCHAN, EVOL, RYOTA

Bo NingenのTaigen君のソロユニットIll JaponiaにKing Rambo Soundにめちゃ久々なWaikiki Championsのライヴ、DJもかなり面白い方々が揃いました!EVOLは多分、相変わらず、なんかよくわかんないけど狂暴な音を楽しくかけたおす感じで朗らかにやります!

 

で、そんなAOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanunoise.thebase.inあkk

 

そして私のDJ活動の様子です。

私がアナログ盤でのDJプレイの一発録りに果敢にチャレンジ、したミックスが公開されております。

http://www.mixcloud.com/radiobloom/221125-music-selecter-tdsgk/

 

それに関して曲目や、時に無責任な主観に基づく各曲一言コメント等を書いたブログも公開されております。

note.com

諸々、よろしくお願いいたします!

 

私は地図が大好きで、とくに行ったことがあるところを見つけてそこは何の近くなのか、どういう位置関係に色々なものがあるのか、という実際に行った時には見えなかった角度からその場所を見ることができて、たぶんそれが凄く好きなんだと思う。

 

だからインターネット時代になって、Google Mapsとかそのストリートヴューとかが出てきて、多分皆そうだと思うのだけれども(いやわからんが)、ちょっと時間があって目の前にPCがあって、とかいう時だとすぐにGoogle Mapsで色々な場所を検索して見てしまう。そしてストリートヴューを見てはその街並みから色々と営みのことを夢想し、ということをやってしまうので、常日頃からここをお読みの方は大分私のことをぼんやりした人だなあ、とお思いのことだろうと思っているのだが、それを更に裏書きしてしまうような、そんなことをここで書きたくなったのだった。

 

それは何故かというと、こんな本を入手してぱらぱら眺めていたからであった。

booknerd.stores.jp

この『ESCAPE FROM SUBURBIA』は、和井内洋介氏によるGoogle Mapsのストリートヴューで見た風景から物語を紡いで完成した、いわば妄想の産物のような、あるアメリカ人の手記(というほど分量はないが)の体裁を取った本で、写真もそのストリートヴューのものなので別に取り立てて凄い良い写真、というわけではない。しかし、こう畳み掛けられるように配置されると、凄く味のある写真に見えてくるし、この妄想上アメリカ人もなるほどここでこういうことやってるんだな、と変に説得力があるように思えるから、凄く謎で面白い。

 

時折Googleのロゴとかコンパスとか見えるのでふと冷静になるが、「こちら」なのか「あちら」なのかよくわからなくなってくるところとかも凄く面白いし、何より妄想ベースにしながらしっかりと地理上のことなども含め、きちんとリサーチしたうえでの内容になっているから、やはり「熱量」というか「情熱」の前にはひれ伏すばかり、なのであった。そして巻末のプレイリスト的な曲の解説もまた、声出して笑うくらい面白かったので、そこでも象徴的な「ユーモア」にもやはり感心させられた。

 

と同時に私のこのぼんやりとしたGoogle Maps眺めもいつか何等かの形で昇華されるのではないか、とうっすらと期待が頭を擡げてきたものであるが、それは自分でなんかしないといけないわけで、結局単なる「ちょっとした時間にやる好きなこと」の域を出ないのだろうな、とうすうす感づいてはいるのだった。

 

まあぼんやりするのが好き、ということだけなのでねえ・・・。「Thorn Valley」を聴く。

つい最近ではThe Cat's Miaowのコンピ

Songs 94-98 [Analog]

Songs 94-98 [Analog]

Amazon

のリリース、という2022年にまさかの!な偉業を成し遂げた、UKのレコード屋兼レーベルの4周年を記念したコンピ、である。ちなみにこのレーベルからは今度Movietoneのファーストの拡張再発も出るらしく、まあ間違いないところ、ではある(そもそもレーベル名がArthur Russellから取られた

World of Echo [12 inch Analog]

World of Echo [12 inch Analog]

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というだけでも間違いなさすぎ、であるが)。これが知ってるアーティストが4,5組しかいなくてちょっと怯んだわけであるが、いや掛け値なしにべらぼうに面白い。ひと昔前だったら「ローファイ・・・」とか言われてひとまとめにされてそうな(実際はそうでもないのだけれども)作風の楽曲が次々に出てきて、しかもどれも基本血圧低め、というかダウナー気味でBlackest Ever Blackレーベル~Low Companyのある側面をしっかりと引き継いだような(実際MoinとかPeople SkillsとかTara Clerkinとか収録されているからあながち間違いでもないと思う)、そういうレーベルの立ち位置がはっきりとわかる好企画。冒頭と最後には同じアーティストのピアノソロが収録され、全体的に気怠い感じで統一感があって、ついつい何度も聴いてしまうのは、よく構成も練られているからで、この間の「Time Is Away」

Ballads [Analog]

Ballads [Analog]

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の時も思ったけれども、こういう今の時代にコンピ出すからには、これくらい(ある意味)振り切ったものじゃないとなあ、と思うのであった。ぐにょぐにょにテープスピード(?)が変わるAble Noiseとか全く知らないけれども面白くて、新しい出会いに溢れた作品、でもある。