It Must Change

AOBA NU NOISEのTシャツです!

aobanun

7月22日にはまたAOBA NU NOISE関連でイヴェントある予定なので、お楽しみに!

なお、7月14日(金)にはcsgbがあるのですが、私はその日に東京から帰ってきて翌日朝から大仕事、というスケジュールのためお休みになります。すみません!

 

ということであんまりこんなこと言いたかないが、忙しいのである最近。まあ、貧乏暇なし、ってやつですな・・・。

 

しかしマジでむしむしと暑い。こうやって暑い暑い言ってるとなんか一日が終わって、という無益な季節の到来なわけであるが、豪雨の被害も心配である。地球上の様々な事柄を見ていると、人間、自然と相性悪いんじゃないかな、うすうす感づいていたけど・・・、という気持ちである。

 

ところで人間と相性が悪い、と言えばインターネット、である。インターネット、というかSNS、と言うか。なんか正直疲れるよねー、と最近思うことばっかりだったのだけれども今日病院の待合室でやっと読破したくどうれいんの『桃を煮るひと』

に「わたしはわたしの大根を切る。おまえはおまえの大根を切れ。」って箇所があって、そうなんだよねえ、まさに、と清々しい気持ちになったのであった。みんなごちゃごちゃ他の人に言い過ぎなんだよね、知りもせずに。それが疲れる点の元凶なんよね、たぶん。

 

比較的拙ブログではわたしはわたしの大根を淡々と切り続けているのだが、随分昔にThe Wedding Presentの話で私の大根にいちゃもんつけてきた奴もいたなあ。まあそいつの場合、内容と言うかものの言い方が、匿名だとよくある、こちらが正しいでござい、的な物言いで大いに気に障ったものである。今もそいつは大根を切っているのかな、醜く。まあどっちかと言うと無様に切り刻まれていて醜く廃棄されていてほしいけど。

 

とどうでもいい憎悪が募るのも疲れる点なので、淡々とわたしはわたしの大根を切ろう。Anohni And The Johnsonの「My Back Was A Bridge For You To Cross」を毎日聴いている。

前作

からは7年経っているが、And The Johnsonsがついたからか、前作のOneohtrix Point NeverやらHudson Mohawkeやらがプロデュースしたヘヴィな打ち込み音からは打って変わって、Antony And The Johnsons時代を彷彿とさせる生音の作品に仕上がっている。とは言えもちろん名前も変わっているわけで同じではなく、Marvin Gayeにインスパイアされた、よりソウルフルな仕上がりになっている。もともとソウルっぽい曲がこれまでも最高であったので、そうなったらこのアルバムが悪いわけがないので、当然毎日聴いているわけである。例えば「I Am A Bird Now」

にちょっとあったような華やかさはあまりないので地味と言えば地味な感じもあるが、それゆえにしみじみと相変わらず伸びやかなAnohniのヴォーカルを堪能できる。今回はJimmy Hogarthという相棒を得ることによって、より生々しい音に仕上がっていて、ギターが非常に印象的な鳴りをしている。歌詞もまたAnohniの世界、としか言えないような環境破壊から感情面、そしてフェミニズムまでをAnohni視点で大根切りまくったアルバム。こういうの聴きたかった、という1枚。