Body In A Room

csgb Vol. 68 ~Stream~ 2020年7月31日(金)20:00~25:00 

配信:無料 / 入店: 2000yen(1D)*予約制 

DJ: shinshin, tdsgk, 5atoru

Guest DJ: hirasho

https://www.twitch.tv/barfam 

pcではこのアドレスで、スマートフォンではアプリから視聴可能です。今回は事前にbar famのSNShttps://twitter.com/bar_fam )にDMいただければ予約して、そしてマスク着用の上で入店可能です。

ということで、次の金曜日になります。本当に世の中、配信されるもの多いですが、もしお暇でしたら是非お付き合いくださいませ!今回も頑張っていきたいと思います。しかしこのコロナ禍、インターネットがない時代だったら一体どうなっていたことやら、と時々ゾッとしますね・・・。勿論今もひどい状態であることに変わりはないのですが、まだちょっとはマシ、なのかな、とか思わないとやってられないじゃないですか。

 

思えば私はほとんど週休1日、なのである。休みが2日以上連続すること、はごく稀である。しかもその週1日の休みも1人で、だとかなり気ままにユルく過ごせるのだが、そうでない場合は結構タイトな(仕事ではないものの)もので、何だかあんまり休んだな、と言う気もしないままに月曜日、という西野カナの「パッ」

パッ(初回生産限定盤)(DVD付)

パッ(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:西野 カナ
  • 発売日: 2017/05/03
  • メディア: CD
 

(いまだによく聴くくらい名曲)以上によくよく考えてみるとやるせない感じの日々なのである。

 

でも所謂旗日、だと連休になることが多い。だから今ありがたいことに連休中なのだが、何をするか、と言えばそれは部屋の整理、なのである。

 

もうこれは「こんにちは、趣味は休みの日に良い木を見つけて仏像を彫ることです」とか「こんにちは、アントニオ・ガウディです。サグラダ・ファミリア作ってます」というのと同じこと、である。つまり終わりがない、ということである。本当に続けて1人の休みの日があると私は部屋の整理ばかりしている。

 

いや、何もめっちゃくちゃにだらしない生活を送っているのではなく、とうに収納の限界を超えた部屋の中でいかにうまくまとめるか、ということに残り少ない命を燃やしているのである。あ、勿論レコードとかCDとか、である。この連休もこの間のDJで使用したレコードを棚や箱に戻しながらレコード神経衰弱大会を行い、さっきあっちの箱で見かけたレコードと今見つけたレコードを一緒にしておかないと後々困る、とかやっていたらあっという間に2日くらい経っていた。しかもサグラダ・ファミリアなので終わっていないし、何なら整理の途中でレコードが増えたりしてかなり困難な道、である。

 

1人の休みも今日で終わりだし、来週金曜日はDJあるし、なのでリアル「ある程度」で今回の整理はいったん終わりを迎え、次はお盆の時期に大整理大会(含むCD)が行われる見通し、である。実はCD収納用には倉庫、というかコンテナ1個借りているのだが、レコードも、何か良いところないですかね・・・。実家に持っていく、というのも考えたのだけれどもうちの実家の母親aka仙台の平野レミに腰抜かされても困る量だしなあ。

 

でも整理していると、おおっ、という出会いがあって嬉しいし、ずーっと喉に刺さった小骨のように「どこにあるのかな・・・?」ってなってたレコードを発見した時の喜びも大きい。Eddie Brickell & New Bohemiansの12インチとかあると思ってた場所になくて2か月くらい気になっていたのだけれども、今日さっき、なんとなく連想ゲーム的にSuzanne Vegaの12インチの近くにあるんじゃないか、と思ってがーっと探してみたらSuzanne VegaとかThey Might Be GiantsとかColdcutとかの12インチの近くから発見されて・・・、いやマジ泣いたよね、っていうのと同時に何とかしないとな、と思ったりした。

 

12インチ、何ていうのか厚みがない、つまり背表紙?的なものがないのが多い(UK盤とかだと)のでいったん見失うとなかなか発見しづらい。今はThe Lotus Eatersの12インチ探してます(家で)。

 

Bing & Ruthの「Species」を聴く。 

Species [輸入アナログ盤 / 2LP] (4AD0187LP) [Analog]

Species [輸入アナログ盤 / 2LP] (4AD0187LP) [Analog]

 

何でも4枚目、4ADからは2枚目のアルバムらしいのだが、寡聞にして初めて聴いている(これまでのアルバムのジャケは当然のように全部見覚えがあってちょっとゾッとしたが)。何でも前作まではピアノがメイン、でネオクラシカル、とか呼ばれる感じにまとめられていたそうなのだが、もしかしたら今作からの出会いで良かったのかも。今作はファルフィッサ・オルガンとクラリネット、ベース、という摩訶不思議な組み合わせによって作られたアルバムで、そのファルフィッサの音色が全ての主導権を握る音楽である。ファルフィッサの音色、と言えばギラギラしたPhilip GlassSteve Reich、ひいてはStereolab、とかを想起させられるものであるが、ミニマル、かと思えば一瞬そう感じても実は全然違うように展開していったり、サイケっぽいか、と言えば不思議と自然の風景が見えるような、そういうインスト作品、である。物凄く大きなスケールで旋律が展開しているようなフシもあってこれは何だかただ事ではないアルバムである。砂漠でのランニング、とかそういう発想も背後にあるようで、なるほど果てしない感じ、しかも何だかゴスペルっぽい感じに聴こえる瞬間もあって、いやいやこれは個人的に大した発見である。久々に(でもないかも知れないけれど)日本盤のCDで買って延々聴いているのであった。

 

Spotlight

csgb Vol. 68 ~Stream~ 2020年7月31日(金)20:00~25:00 

配信:無料 / 入店: 2000yen(1D)*予約制 

DJ: shinshin, tdsgk, 5atoru

Guest DJ: hirasho

https://www.twitch.tv/barfam 

pcではこのアドレスで、スマートフォンではアプリから視聴可能です。今回は事前にbar famのSNShttps://twitter.com/bar_fam )にDMいただければ予約して、そしてマスク着用の上で入店可能です。

オンラインも有り、の形では3回目のcsgbです!お家でもお楽しみくださいませ!

 

ということでオンラインAOBA NU NOISE、ご覧になってくださった方々ありがとうございました!!私たち、その時々で面白いと思ったことを全力で面白くなるようにやってるのでオンラインはオンラインでとても楽しくできました!何気に14年が過ぎ、もう15年目に突入してましたが全然こないだ始めた感じ、で毎回やってます。

 

EVOLもまさかのEssential Logicのデビューシングルを私は12インチ持ってきたら相棒の大久さんが7インチ持ってくる、という相変わらずの神がかり的な気の合いっぷりで震えました。長いことやってると、こんなことも普通に起きるのでなんか続けてると面白いことありますなあ・・・。あと2人ともかけなかったけどTuxedomoonまで違うレコードですが被ってましたね・・・。で、私たちは2人組なんでブースに2人で入るのが基本スタンスなのだけれども、なんかほら世の中的に(テレビとかでは結構形だけ、というのが多いように思えるのだけれども)ソーシャルディスタンス、とかあるじゃないですか。ということでそれを保っていたら全くEVOLは動けないので、(これもどこまで本当に効果、というか意味があるのかわからないけれども)マスク&フェイスシールド着用でやってみました。

 

まあ個人的にはなんかDaft PunkとかDEVOみたいに画面上で見えたら面白いかな、とか思っていたのですが、やはりその思いは通じていたようでCall And Responseレーベル主宰の音楽ライターIan F. MartinさんがTwitchのチャット上で「Q: Are We Not Men? A: We Are EVOL!」というコメントを残してくれていて、なんか我が意を得たり、というか東京AOBAの際にDJで出てもらった時、私とまさかのPere Ubuが被るというあり得ない事態が起きるような人はさすが、と思いました。

 

本当はまあ早いとこ普通、というか以前やっていたようなAOBAの形態に戻れるような世の中、に戻れると良いのですが、何ともわからないのでまあ現状ではこんな感じ、でやってみました(ちなみに仙台市の文化事業団から助成金をいただいてやってみました)。でも終わってみたら、なんか普通にやった時と同じくらい楽しかった気持ちだったので、これはもう形態は何でも関係ないのかな、AOBA、とかちょっと思ったりしました。

 

これからも変容する世の中だとは思いますが、AOBAもその時々で一番できそう、面白そう、ということをやって続いていくのかな、と確信を得た一夜でした。でも、多分EVOLはこれからも何ら何も関係なくThe Gun ClubとかBad Dream Fancy Dressとかをかけ倒していくんだろうなあ、まあ、別に古いものにこだわりがあるわけではなく、新譜も旧譜も響くものがあれば(EVOL的な強度を持っていれば)何でもかけるのだけれども。

 

Jessie Wareの「What's Your Pleasure?」を聴く。 

What's Your.. -Hq- [12 inch Analog]

What's Your.. -Hq- [12 inch Analog]

  • アーティスト:Ware, Jessie
  • 発売日: 2020/06/26
  • メディア: LP Record
 

前作

Glasshouse

Glasshouse

  • アーティスト:Ware, Jessie
  • 発売日: 2017/11/03
  • メディア: CD
 

がとんでもなく名作だったUKのソウルフルなシンガーの4枚目のアルバムである。これまでもR&Bをベースにしながら凄く良いアルバムばっかりだったのだけれども、今作はプロデュースがSimian Mobile DiscoのJames Fordとか、なんと久々のMetro AreaのMorgan GeistとかKindnessさんとかで、ちょっとこれは・・・?と思ったら全体的にめっちゃダンサブルなディスコのりのアルバムに仕上がっていてめっちゃ痛快な一撃、である。ディスコ、と言っても別に全体を金太郎飴的にのっぺりとノリノリなだけにしているわけはなく、Rotary Connectionみたいなソウルフルなナンバーもあったり、良い感じのハウスっぽいナンバーになんだかちょいとエナジー入っているような、そういう私の大好物のナンバーとかもあって、凄く飽きずに楽しめる1枚である。まあ曲はしっかりとしているし、ヴォーカルは掛け値なしの上手さなので全てがウェルメイドな、そしてダンサブルな楽しいアルバムなので、こんなに嘘みたいに雨続きのこの頃のじめじめを吹き飛ばすにはうってつけの傑作である。

Ungawa Pt. II ( Way Out Guyana )

お待たせいたしました!

AOBA NU NOISE @HI-HAT Sendai 2020年7月18日(土)21:00~ DOOR¥1500(1D)要予約15名

HIJOSEN, Takako Minekawa & Dustin Wang, Soloist Anti Pop Totalization, Waikiki Champions, EVOL, RYOTA, RAMBO

 

twitch.tv/aobanunoise

HI-HATから世界へ、ということで限定15名で来場も可、ですし、オンラインでも上記アドレスで視聴可、です。なんだかちぐはぐな世の中ですが、間違いなくばしっとアオバはハメていきたいと思います。オンラインならではのメンツも揃いました。で、久々にEVOLも打ち合わせしたのですが、やはりいつものように何も決まらない近況報告に終わったので、やはりいつも通りだと思います。お楽しみに!

 

そして何気に3回目、今回も事前に予約して来場も可、です!

csgbの配信イヴェントがあります。7月31日金曜日です!

 

さて前回エントリで大暴れした感じなので今回は穏やかに、寝具の話をしよう。ニトリで売ってるNクールという接触冷感の布団に敷くパッドのようなもの、これが凄いのだ。

 

私は結構汗っかき、そして暑がりなので、この季節、布団に横になると身体とシーツが触れ合う部分が暑くて、嗚呼もうちょいで入眠できたのに暑くて、しかもだんだん汗ばんできて気になって眠れない・・・、ということがこの季節、とくに多い。ちなみに体温は最近よく測るハメになっているから把握しているのだが、それがまた衝撃なことに私の平熱はどうやら35.8度とかそういう、まあまあ低い体温なので、なんか色々矛盾しているような気もするのだが。

 

そこで、この間ニトリで買い求めたのがこのNクール、という奴の敷きパッドである。なんか良い評判を結構耳にしていたので、まあ物は試し、ということで使用しているのだが、これが凄く良い。というか控えめに言って、マジ最高、である。

 

これを敷いて横になってみると、いや全然冷たくない。ちょっとだけひんやりとするのかな、してるかな、してないかもな、という程度の控えめな感じなのであるが、全く上記のような汗ばんだ感じや熱を感じることなく即入眠、朝も爽やかに、いや、起きたくねえな、仕事行きたくねえな、という精神的なことはひとまず置いておいて身体的には爽やかに目覚めることができた。なんか珍しく、ぐっすり寝たな、という感覚すらあって、まあもしかしたら気のせいかもな、とか思ったのだがそれから毎晩毎朝同じような感じで快適なので、これは凄いものを発見してしまったかも知れない、という気持ちで一杯である。

 

とくにそれを実感したのが、まあまあ結構飲酒した夜は体温が高くなっているのか、非常に汗ばんじゃうな、暑いな、と不快な感じで横になるのだが、それすらなかった時である。

 

ということで全くニトリの回し者でもなんでもないのだけれども、今年の夏はこれで決まり、の一品である。とくに、私のように寝る際に、体と布団が触れている部分が暑くて嫌だ、という経験をよくする方にはもう救世主のようなものである。

 

何か最近よく眠れているせいか、ちょっと疲れにくいように思う。まあ勿論それでも疲れるし、怒りまくっていることは怒りまくっているけれどもね。でも身体はこのNクールの敷きパッドのおかげで大分助かっている。

 

それでは心は。Pulsallamaのコンピ、というかスタジオライヴ盤なんて出てしまったからこれで心を助けよう。 

Pulsallama [Analog]

Pulsallama [Analog]

  • アーティスト:Pulsallama
  • 発売日: 2020/07/31
  • メディア: LP Record
 

 80年にNYで結成された、ドラムスとベース以外は声と全部パーカッション(含むガラクタ)、という全員女性グループの、何故か1983年にフランスのラジオで流れたスタジオライヴを収録した全7曲のアルバムである。Yレーベルからシングルを2枚出しているだけ、且つ2年くらいの活動期間、というめちゃくちゃ埋もれてしまいそうな(まあ、Yレーベルから出しているから目に留まることは多いか)存在なのだけれども、なんか衣装も含めてちょっと楽し気な空気とメロディのキャッチーさ、そしてパーカッション(含むガラクタ)ががちゃがちゃと鳴っていながらドラムスとベースがびしっと締める、そのファンキーな感じが実にたまらない。ここに収められたスタジオライヴセッションでは、シングルで聴ける演奏よりも倍以上に突っ走るファンキーさとガチャガチャ感は増しているので、このちょっと大所帯な女性グループの魅力はしっかりと凝縮されているかと。The SlitsとかThe RaincoatsとかESGとかPig BagとかMaximum JoyとかRip, Rig & Panicとかいろいろなバンドの名前は去来するだろうけれども、それらのどれよりもポップに楽しく突き抜けている、と言えるであろう。ただ、シングル2枚ともここで演奏されているけれども、もともとのシングルの音源再発、これはないのかしら・・・。

Hollywood Walk Of Fame

今月あと2回ほど配信あります!

AOBA NU NOISEの配信イヴェントがあります。7月18日土曜日です!

csgbの配信イヴェントがあります。7月31日金曜日です!

個人的にはお客さんたくさん、というイヴェントの経験があまりないため、「どっかで誰かが観ていてくれる・・・」という昨今の配信もあるイヴェント、ちょっと不思議な充実感がありますが、早くウイルスに対しての恐怖感がなくなる世の中を待ち望んでおります。

 

でさ、「Go to キャンペーン」とやらに関しては言いたいことがあるんだ。

 

中身は良いよ中身は。でもさ、このタイミングじゃねえだろ、ってのがまず誰もが思ってるだろうけれども、私も思ってる。何かブラジルとかアメリカとかのことを大変だよなー、って思ってたけれどもやっぱりこの国も大変だ。だって、頭おかしいだろ。

 

というキャンペーン自体に関しては、まあ本当は全然良くないけれどもまあ良いや。私が一番腹に据えかねるのは、その名前、である。

 

このキャンペーン、ちょっと見てみよう。「Go To Travel キャンペーン」「Go To Eat キャンペーン」「Go To Event キャンペーン」「Go To 商店街 キャンペーン」だそうである。この中で納得がいくのは、と言うか間違いない名前は「Go To Eat キャンペーン」「Go To 商店街 キャンペーン」の二つである。でも、それもこの二つを並列にした瞬間に、非常に納得が行かないものになってしまうんだ。

 

まあそれは後述するとして、まず一番納得いかない「Go To Travel」であるが、「旅行に行く」のはGo on a journey, Go on a trip, Go travelling、色々あるけどGo to travel、これはない。文法的にはまあ良いかも知れないけれども、意味的におかしい、「旅行するために行く」って。「旅行=行く」でしょう、もう。これは"travel"を動詞と考えた場合の話だけれども、名詞と考えてもダメである。「travelという場所に行く」って、もう絶望的な気持ちにさせられる文だよ。

 

「Go To Event」はね、もう冠詞がない、とか複数形で一般的にしなきゃ、とかそういう初歩的な話なので、Go to the event, Go to an event, Go to events、じゃないともう大変だ。

 

さて、「Go To Eat」、これは良い。「食べに行く」。そして「Go To 商店街」、これも良い。

 

ただ、この4つのキャンペーンの名前、全部まとめるとこれが大変で、"to"の意味、使い方を2つ、完全に違うものを並べやがってるからもう大変だ。「to不定詞」を作る"to"と前置詞の"to"、これを完全に並列にやられるともう混乱する。

 

一応整理すると、travelとeatがまあto不定詞のto、eventと商店街が前置詞のto、と全然納得いかないけど分けることはできるとして、いやいやもう大混乱だ。go to 場所、ってのとgo to 不定詞を混ぜこぜにしやがって、大混乱なのに、うまいことやった、っていう、それこそお花畑だ。こちとら毎日戦争だってのによ。

 

で、その混乱を混乱と思いもしない奴らが多分、「いいねいいね」とか言って「上手いこと考え付いたぜ」的なしたり顔で「Go To キャンペーン」とか打ち上げまくってる現状に、もう吐き気すら覚えるんだ。

 

こちとら仕事上、「この"to"とこっちの"to"は違ってて、まあ間違いやすいけど」ってことを毎日やってんだ。そんで、こんなに英語が溢れている日本の日常だから、身近な英語に慣れよう、とか言ってんだ。なのに、そこらへん全部ご破算にして、「いいんじゃねー」って姿勢に、本当に、本当に腹が立っている。

 

このキャンペーンの名前考えた奴出てこい、営業妨害だ、ただじゃ済まさねえ・・・。

 

ということでたまにはこういう荒っぽい口調で更新するのも良いかと。でも、Sofieの「Cult Survivor」は非常に素晴らしいアルバムなので、そんな世の中でも聴いて楽しめる作品がこうやって出てくるのはありがたいなあ・・・。 

Cult Survivor

Cult Survivor

  • 発売日: 2020/06/26
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 ウィーン出身で、クラシック音楽の教育を受けていて、Stones Throwとかで働いていて、Boiler Roomで働いていて、という不思議な経歴の持ち主の彼女がウィーンに戻り、昔働いていたStones Throwからリリースしたデビューアルバムである。もう聞いた瞬間に、あれ、これって昔に出た、所謂SSW名盤?的な感覚に陥る感じの空気をまとった、「メランコリック」という言葉がこんなに似合う音楽もないな、というアルバムである。Todd RundgrenとかSerge Gainsbourgから影響を受けた、という言葉も納得の、非常によく練られた、美メロ、としか言えない曲が延々続くアルバムなのだが、ほとんど1人で演奏し、歌っているので、不思議な密室感も心地よい。そして彼女のヴォーカルが、決して上手くないのだけれども、それが逆にぬるー、っと流れて行ってしまいそうなこのアルバムをピリッと締める、という稀有な奇跡も感じられる1枚。染みるなあ・・・。

Saint

こんなに配信大渋滞の昨今ですが、今月私もあと2回ほど配信あります!

AOBA NU NOISEの配信イヴェントがあります。7月18日土曜日です! 

 詳細は決まり次第お伝えしますが、マジで豪華なライヴあります。そして今回のAOBAは私たちEVOLも遂に出ます。果たしてソーシャルディスタンスを保って仲良しEVOLのバックトゥバックは可能なのか、それともEVOL濃厚接触か。皆健康です、よろしくお願いいたします!

csgbの配信イヴェントがあります。7月31日金曜日です!

早くも3回目のcsgbオンライン、逆にこのオンライン形式だとより楽しめる人が全国にいるのではないか、と不思議な気持ちになっておりますが、またよろしくお願いいたします!

 

そして先日の珍盤配信ナイト、ご覧になった方々、いらした方々、ありがとうございました!ユルく、なんだかあり得ない音塊を流す、という感じでしたが、まあヴァラエティ豊かにジャケが珍、音が珍、盤が珍、色々流しました。

 

さて、instagramでの10日間連続オールタイムベスト音源選びチャレンジが終わり、まあ良い感じの虚脱感が残る昨今である。こんなむちゃくちゃな豪雨被害、悪政、悪政、悪政、嫌なことばかりの昨今ではあるが、私の思い出と思いをオーヴァーロードした文章にお付き合いくださった皆様には本当に感謝である。

 

でも昔はこの拙ブログでも結構連続で更新、とか一日に何度も更新、とかやっていたのだが、いつからそれが出来なくなったのだろうか、とかふと考えてみる。まあ、一番言えるのは昔は無邪気だった若かった、という何も面白くない結論になってしまうのだけれども、私はこの拙ブログであまり個人情報を出さないようにしている。

 

出さないようにしているのだけれども、いつの間にか私の生活の大部分をその個人情報にまつわるエトセトラが占めるようになってきてしまっていて、この拙ブログに書きたいようなことまでもが、その下らない個人情報関連部分(まあ詳しく言えば仕事の中身、なのだけれども)が占めてきてしまっていて、何だか書く気にならん、というのが大きいのかも知れない。

 

でも、まあそれが大人になるってことなのかも知れないし、色々ツイッターとかで見ている文章に吐き気を催したりするようになってきて、意地でもこういう半端なユルさの言葉を連ねてたまるか、とかそういうむちゃくちゃ殺気立った私の側面が言葉を連ねることの邪魔をしているのじゃな、ということが見えてきたりした。

 

で、instagramで思い出混じりの音楽にまつわる話を書いてみて、はたと気づいたのだが、私の場合の記憶、というのは音楽にまつわる記憶、しかほとんどなくて、あとは、あんまり覚えていないなあ、という感じである。覚えていても本当に殺伐とした憎しみ、嘲笑、怒り、と言う辛い話ばっかり、だったりするのには自分でもちょいと引くのだが、それでも音楽の話は楽しく、ハートウォーミングな思い出になっているから、それはそれで幸せであろう。だって、小学生の時に宮城県の小学生全員に配られる作文コンクール優秀作品を集めた冊子で、ある年に、前の年にその冊子に掲載された作文の明らかな、明らかすぎる盗作があるのを発見したこと、とか小学校5年生とか6年生の時の担任に半ズボン履くことを強要されたこととか、本当にいまだにマジで全て下らねえ、と断言するのにあまりあるようなことしか記憶になかったりするし。

 

それに比べて、なんとレコードに関する思い出の豊潤で楽しいことよ!ということを言いたいわけだが、もしかしたら今に至るまで、結局音楽のことがメインなのか私の人生、それ以外はあくまで「やらなきゃいけないこと」として息を止めながら駆け抜けねばならない、もくもくと立ち込める有害な煙のようなものなのか、いうことにまたしても思い至って、ちょっとリアルライフとは、という問いにぶち当たっているところである。

 

まあ、結局のところ私の場合、「リアルライフ=音楽にまつわること」という結論に至ってしまうのは明らか、なのだけれども。ということでCS+Kremeの「Snoopy」を聴いていたりする時が私のリアルライフ、だったりするのである。 

Snoopy

Snoopy

  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

HTRKのJonnine Standishの旦那さんのConrad StandishとF Ingers(最高だった)のメンバーだったSam KarmelによるデュオのThe Trilogy Tapesから出たファーストアルバムである。これがなんとも不思議な音楽で、一発でこの間のシングル

Cold Shoulder

Cold Shoulder

  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 に続き夢中になってしまうのであった。エレクトロニクス塗れの抑制の効いたフリージャズ、というかベースギターだけが際立つ空間を生かしたエレクトロニックアンビエント、というかDavid Sylvianがやっていても全く驚かない、ちょっとした歌と呟きを入れた4ADのDif Juz、というかどこまでも耽美でロマンティックなのに冷徹なエレクトロニクスが半端な感情移入を許さず、でもなんかまるで室内楽のような親密さを兼ね添えて、しかもポップに聞こえる、という相当珍しい音楽である。前エントリのEinsturzende Neubautenの新作とBrian Enoアンビエント諸作をつなぐミッシングリンクのような、そういう稀有な音楽過ぎて、またしてもこういうの聴いている時が一番生きているなあ、自分、ということを思わせてくれる下半期またしてもベスト入り確実な不思議音楽。

Ten Grand Goldie

Rare Rec Lounge~平日珍盤集会~ @bar fam  2020年7月6日(月)19:00~ 1 Drink Order

tdsgk / D.O.I.

珍盤カレーあり

ということでこの間の珍盤集会も好評でしたが、今回はなんと配信あり

https://www.twitch.tv/barfam

 

その道ではお馴染みかも、なちょっと変なジャケット、変な盤、変な中身、のレコードを持ってラウンジ営業にお邪魔します。解説もします。なので、私とD.O.I.さんの喋りもありのしかも配信あり、危険な匂いもしますががんばります!あと、カレーは絶対に美味しい奴なので是非現地にもいらしてください。

 

あと、多分今月AOBA NU NOISEの配信イヴェントもあると思いますので、こちらも追って詳細お伝えします。

 

さて、もう先週の土曜日になりますがcsgb、お越しの皆様、配信をご覧になった皆さま、どうもありがとうございました!今回はTシャツJohnny Cashで臨みました。今回も頑張ってつながってるような感じにしよう、と思いましたが。まあ荒っぽかったですよね・・・。でも最後Shiela EからSonic Youth、というのは実はBPM的にばっちりだったのでもっと精進したいところです!また多分ありますのでよろしくお願いいたします。

 

さて、夜に帰宅すればボロボロになって、まあ毎晩きちんと美味しく晩御飯は食べているけれども、その後寝落ち、とかイマイチ充実していない帰宅後、の私である。

 

そんな中でも今はInstagramで10日間で10作品のオールタイムベストを挙げる、という企画をやっている(バトンは回ってきたのだ)ので、もう毎日文章書きまくり、である。だからこちらのブログが疎かに、ということでもないけれどもちょいと間が空いてしまった。

 

で、そんな感じで帰宅してから大体ご飯食べながら録画していたテレビ番組を観ているのだが、いつもは大体「町中華で飲ろうぜ」とか「おぎやはぎの愛車遍歴」とかである。でも今日は、今朝やっていた平野レミがゲストで出ていたNHKの「あさイチ」を観ていた。

 

いや、これがもう、頭痛くなるくらい面白くて、しかもほろりとさせられる話もあって、でもやっぱり自分の話したいことを話したいように、好きなだけ話すレミさんを観て、爆笑すると同時に凄く微笑ましくなったのだが、ふと気づいた。

 

このノリ、うちの母親だ・・・。

 

前もここに書いたかも知れないけど、好きなことを好きなように話したいだけ話し、たまにこちらに「まだ話してても大丈夫?」とか確認してくるけどたいていはお構いなしにまくしたてるように話すそのアティテュード、まさにうちの母親だ。

 

ということで途中からレミさんとうちの母親がダブってしまって、何だかより一層面白くなってしまったのだった。独特のバサバサとした感じと独特の死生観まで似ている・・・。俺もなんか間違ってバンドでデビューして上野樹里とかと結婚できたのかも、とか妄想したのでこれは疲れてますね・・・。

 

何はともあれ、レミさん、うちの母親も元気にやってますので、レミさんもお元気で、そしてこれからも楽しく料理して、楽しくお話ししたいだけ話してください、という気持ちでいっぱいである。

 

という私信、だったがEinsturzende Neubautenの純然たるアルバムとしては13年ぶりの「Alles In Allem」が、物すごい衝撃作だった、そして最高だったのでその話をしたかったんだ。 

Alles in Allem -Digi-

Alles in Allem -Digi-

 

今更Einsturzende Neubautenに廃材由来のガラクタ楽器をドガチンドガチンやってるイメージはないと思うけど(そうでもないのかな・・・?)、今作ほど曲の構造がしっかり、メロディがしっかり、ストリングスアレンジが流麗、そしてBlixa Bargeldが、「良い」メロディラインを丁寧に歌い上げる!!ポップな名曲多数!!なんてアルバムはなかったのでぶったまげて寝落ちなんかしてる暇もなく3回ぶっ通しで聴いている。確かに80年代半ばからどんどん曲が曲らしくはなってきたけど、その壮大な取り組みが30年以上の時を経てここに大きく結実、という感じでマジ泣けるしマジ名盤。もちろん自作ガラクタ由来楽器は入ってるけど、それすらをがっちり飲み込む「音楽的」になったEinsturzende Neubautenの胃袋のタフさ。伊達に料理番組で手料理披露、とかやってないな、Blixa・・・。もしかしたら先述のようなイメージのままEinsturzende Neubautenを見ている人には(もちろんあの時代も最高の中の最高だけど)辛いかも、だけどこれを見逃すのは本当にもったいない、と断言できる衝撃の名作。下半期ベスト一番乗り、ですなあ・・・。そして初めて、メンバーが写真でどーんといる気合いのジャケなのに、どっかチャーミングで、もう恋しちゃいますね。

Just Imagine

今週金曜日にこんなことが

csgb Vol. 67 ~Stream~ 2020年6月26日(金)20:00~25:00 

配信:無料 / 入店: 2000yen(1D)*予約制 

DJ: shinshin, tdsgk, 5atoru

Guest DJ: hirasho

https://www.twitch.tv/barfam 

pcではこのアドレスで、スマートフォンではアプリから視聴可能です。今回は事前にbar famのSNShttps://twitter.com/bar_fam )にDMいただければ予約して入店可能です。

 ということで今月のcsgbは普通にお店に来てくれても、もしくは配信でも楽しめる、という形になりました!マスクはよろしく着用、だそうですがもしよろしかったら何らかの形でcsgbを楽しんでいただければ、と思っております。前回かなりリアクションがあって、なんだか泣きそうなくらい実は感動しましたが、今回も頑張りますので(多分また頑張りがあさってのベクトルでTシャツ選びとかに精を出すと思う)よろしくお願いいたします。ちなみに今回リアルにお店に来る場合、15名限定なんでお早目に!とは言え、実を言うとcsgbで15名もお客さんが来ることはかなりレアだったりするので(なんなら無観客系のアレを先取りした時もあった)ちょっとまあ大丈夫かな、とか思ってはいるのですが、もしかしたらこの逆境を逆手に取ってcsgbが大躍進を遂げるやも知れぬので、どうぞ気を引き締めてよろしくお願いいたします。

 

ちなみに配信されたものはアーカイヴされるので後からも視聴可能ですが、ある程度時間経つと何やら著作権の関係で無音になる部分とかあるらしいので、是非リアルタイムでのご視聴、もしくは配信後なるべく早めにご覧になっていただければ、と思います。あれですね、とくにホッケとかマンボウとかみたいに足の速い魚の刺身、みたいなもので新鮮なうちに召し上がれ、という感じ、ですね。まあ、私のDJの場合前回ご覧くださった方々ならご承知の通り、半ばちょっと熟成され過ぎているような、そういうぎりぎりの感じのものではありますが・・・。

 

ということで告知でございました。金曜日、またよろしかったらご覧になってくださいませ、またまた頑張ってBPMとか調べたりしております。

 

その他の近況としては、まあ相も変わらず、ではあるが毎週行っている仙台の名スーパー「つかさ屋」で、毎週日曜日恒例の野菜やお肉が20%オフになる売り切り市に参加した際に、知らないおばさんが野菜売り場の店員さんにナンプラーの売り場を聞いていて、その店員さんも手が離せなさそうで困っていたので、あ私わかりますよ、と言って見知らぬおばさんを先導してナンプラー売り場まで連れていき、ついでに「バランスブランドのナンプラー美味しいですよ、これです」とリコメンドまでしてきたから、今回の人生ではもう無理かも知れないけれども、来世では良いことが必ずある、と言える何かを得たので意外に元気である。

 

とか思わないともうやってられない現世ではあるが、Sonic Boomがアルバム出したりするからまあ、まだやってられるか。

All Things Being Equal (アナログレコード)

All Things Being Equal (アナログレコード)

  • アーティスト:Sonic Boom
  • 発売日: 2020/06/05
  • メディア: LP Record
 

 Spacemen 3が(一応)まだ存在していた90年に出した「Spectrum」

Spectrum

Spectrum

  • 発売日: 2012/10/22
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 以来、30年ぶりのこの名義での作品である。ご存知の通りこれ以降はSpectrum名義とExperimental Audio Research名義を時には使いわけ、時には何だか両者区別つかず、みたいな作品をずーっと出していたわけであるが、なるほど誰かとのコラボ意識が強い時にはSpectrum名義、EAR名義、今回は「ソロ」という認識で作ったから本名名義、と意外にその使い分けの理由はシンプルであった。しかし、ここに至るまで30年間、途中でギヴアップしたり、気が向いた時だけ買う、とかになったりもしたけれど私もよく追いかけてきたなあ・・・。最近はばきばきにプロデューサーとしても活躍している彼なので、その勢いがここにも感じられる結構フレッシュな歌もの作品になっているのがまずは嬉しい。ポルトガルに住み、そこでもレコーディングされた関係もあるのか、全体として比較的ヒリヒリするような感じよりは、明るくポジティヴなムードが漂う。それは89年のSpacemen 3「Playing With Fire」 

Playing With Fire [Analog]

Playing With Fire [Analog]

  • アーティスト:Spacemen 3
  • 発売日: 2018/04/13
  • メディア: LP Record
 

以降ちょこちょこ顔を出して来ていた牧歌的(過ぎる)メロディの連発、ということもあるだろうが、なんか過剰なまでのシンセ塗れの歌ものという作風は91年の「Recurring」

Recurring [Analog]

Recurring [Analog]

  • アーティスト:Spacemen 3
  • 発売日: 2018/04/13
  • メディア: LP Record
 

 からずーっとあったものだけれども、本当に何というか「外」向きになっている印象でそれはやはり多数のプロデュースワークの影響もあるのかな、とか思ったり。ということで最早大物感も漂うわけだけれども、Kraftwerk趣味、Suicide趣味がやっぱり顔を出すあたり微笑ましくて、何故かちょっと泣けてきたりもして、まあ単にめんどくさいファンの戯言ではありますが、この今回は新しい形で表出されているサイケデリック感は、結局一貫して彼が追求しているものでもあったりするだろうから、やはりブレない男の帰還、と言う形容が相応しいかも知れない、って本当にめんどくさいファンの言葉ですみません・・・。