Mad Love

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AOBA Tシャツ、絶賛発売中ですのでおひとつどうぞ!

 

さてこないだの日曜日のShock Treatment、現場でお会いした皆さま、配信をご覧になった皆さま、ありがとうございました!初めての参加だったのでどうしようかな、と思いながらレコードを持って行ったのですが、結果的に楽しい感じでできましたし、他の皆さんのマジで楽しい選曲もあって凄く良い夜になりました。またよろしくお願いいたします!

 

今日は久々に仕事から早く帰宅して1人でのんびりとたくさんレコードを聴いたり、ウイスキーを炭酸で割って飲んだりして過ごしているのだが、こういうほっとできる時間が最近なかったことにふと気づく。

 

明日も仕事なのでなかなかろくでもない(そしてこれから来月にかけても週休ゼロ日の週が結構ありそう)感じの日々なのであるが、まあどのような生き方をしていたとしても多分私と言う人間は現状に対してぶーぶー不平を言い、そしてレコードを聴くちょっとした時間があれば嘘のようにけろっと楽しい気分になれるのだろうから、まあ比較的単純な人間である。こういう単純な人間に生んで育ててくれた両親に感謝、ということであるね。

 

ということでもうちょいで誕生日だったりするわけだ。Naked Roommateの「Do The Duvet」とか聴いて、やっぱりこういう音はいくつになっても大好きだなあ、とか思うのである。

Do The Duvet (Red Vinyl)

Do The Duvet (Red Vinyl)

  • アーティスト:Naked Roommate
  • 発売日: 2020/09/04
  • メディア: LP Record
 

(これ、なんか赤い盤でジャケも赤、という感じみたいだが我が家のは黄色い盤で、黄色いジャケ、である)Upset The Rythmからのデビュー盤、である。The WorldとかExit Groupとかのメンバーが組んでいるらしい、とわかった風な口を叩いているが全然それらを聴いたことはない。しかし一つ言えるのは、このデビュー盤めちゃくちゃ最高じゃないですか・・・、ということである。女声ヴォーカルにリズムマシーンとギターとベースとシンセとか、で奏でるのはまあ100人聴けば100人が想起するであろう、Young Marble Giantsとか初期Antenaが更にうねるベースラインを手に入れて、ESGとかと正面衝突した結果クールなのにめちゃくちゃ腰に来るグルーヴを備えたような、いびつなダンスミュージックなわけである。この不愛想な感じは80年代初頭感が強いけれども、全体としてとてもポップにまとまっているのは2020年ならではの最新形、と言える気もする。なんか初心に帰らせられる1枚で結構マジで目から鱗の1枚。

 

 

 

 

Arpeggi

今夜です!

SHOCK TREATMENT#8 @Bar Pinhead 2020年10月4日(日)18:00~

DJ: KEN(PINHEAD)、BRIAN(Little Factories, Fido's Brunch)、TKDM(Car Crash)、ハシケン(SPOTTED PATTERN, BOODLE)、Bill(HITSVILLE)、tdsgk、Tim男

https://www.twitch.tv/bar_pinhead

こちらのtwitchのアドレスで配信もいたします! 

私は21時過ぎですが、まとめて楽しいBGMとして配信もお楽しみください。なんかかけたい曲がたくさんありすぎて消化不良にならないように気を付けないと・・・。

 

そしてAOBA Tシャツも絶賛発売中です!

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画像は前のエントリに貼ってますのでそちらを参照してください!よろしくお願いいたします。

 

さて、牛丼でお馴染みの吉野家というチェーン店があって、まあたまに私も利用するのだが、そんな中でもよく利用する店舗、というのが仙台に私の場合、2店舗ある。

 

まあその2店舗に加えて職場の近くの店舗もたまに利用することがあるのだが、それはにっちもさっちも行かなくなった時の苦肉の策的に利用することがある程度なので、吉野家に行って食べよう、という強い意志を持って行く店舗は仙台に2店舗、ということである私の場合。

 

1店舗めは比較的我が家の近所にある、これは結構世にも珍しい形態の吉野家でそばも出しているのである。メニューがそばにうどんに天丼にまぐろ丼にカツ丼にかき揚げ丼にうな重に、というイレギュラーすぎるメニューに加え通常店舗の吉野家のメニューが(もしかしたら全部ではないかも知れないけれども)あって、やたらメニュー点数も多く選び甲斐もあるのでよく家の近場で何か食べよう、という時には利用している。夜遅く車で通りかかっても開いているので、DJ終わりで車で帰宅途中、餓死寸前になってもここがあれば、というありがたい店である。ちなみに上で「選び甲斐がある」とか書いているけれども私のことをよくご存じの方ならおわかりの通り、私は大体ミニ牛丼つゆ抜きともりそば、というセットしか食べたことないのだけれども。

 

もう1店舗は仙台の歓楽街国分町にほど近いところにある吉野家である。こちらの店舗はセルフサービス化が著しい昨今の吉野家にあって、懐かしい感じの座席の配置に店員さんの動きが見られる、という点で今やケーキやらコーヒーまで出してしまう吉野家の中でも比較的オールドスクールな佇まいが心地よい店舗である。また私がよくDJするbar famにほど近いところにあってイヴェント前、中の腹ごしらえ、としても秀逸である。まあ私のことをよくご存じの方ならおわかりの通り、私は大体牛丼並盛つゆ抜きと野菜サラダしか食べないのだけれども。

 

と上記私がよく行く吉野家2店舗に関して現在形で書いてきたが、上記2店舗ともこの夏閉店していた・・・。そう、2店舗とも、である。他の吉野家は少なくとも確認できたところでは普通にどこも営業しているのに、私に縁の深い2店舗、この2店舗だけが見事に閉店していたので、吉野家は私に対して厳しく包囲網を敷いてきているように思うのだけれども(私の場合こういうことは適当に流れで冗談めいて言っているわけだが、こういうこと本気で考えてる人、いるんだろうな、というのが昨今の世の中の怖いところですよね)、何もそんな仕打ちをしなくても・・・、とガクッとくる日々である。

 

とくに我が家の比較的近所のそば処吉野家なんて、これで宮城県には1店舗もなくなってしまったわけで、それは天然記念物のキタキツネを狩猟して殺してしまったようなものである。まあ国分町の方の店舗は普通ではあったのだが・・・。

 

そういえばこの国分町に近い吉野家、ここの場所は吉野家になる前は、ファストフードのデイリークイーンが入っていたな、ということを思い出したのだがそれはもう30年以上前くらいの話であろう。ちなみにそのデイリークイーンでは、元電気グルーヴCutemen(今も現役)のCMJK氏がアルバイトしていた、という話もある、全くこの際関係ない話だが・・・。ついでにそもそもデイリークイーンって今日本にあるのだろうか、と思って調べたらやっぱりもうないのですね・・・。

 

Kelly Lee Owensの「Inner Song」を聴く。

Inner Song [12 inch Analog]

Inner Song [12 inch Analog]

  • アーティスト:Owens, Kelly Lee
  • 発売日: 2020/08/28
  • メディア: LP Record
 

これも今年のもうちょい早い時期には出ている筈だったのだが、大分リリースが延びてやっと聴けている。イギリスはウェールズ出身の彼女のセカンドアルバムである。確か以前はギターポップバンドのThe History Of Apple Pieでベース弾いてた記憶も・・・。今年の頭の方にでたJon Hopkinsとの共演(というかリミックス?)作

Luminous Spaces [Analog]

Luminous Spaces [Analog]

  • アーティスト:Hopkins, Jon
  • 発売日: 2020/01/24
  • メディア: LP Record
 

がとても素晴らしかったのでアルバムも心待ちにしていたのだが、これもやっぱり凄く良い。Radioheadのインストカヴァーという意表を突くスタートの、このAlan Silvaのアルバムからタイトルを取った作品は強いキックの4つ打ちもSteve Reichのようなミニマルな感じも、一昔前のトリップホップのような感じも、John Cale(!)のヴォーカルも、R&Bのノリも(そういやAaliyahのカヴァーシングル出てたな、と突然思い出す)、どれもが深いシンセのレイヤーとボトムのしっかりしたベースと共にアナログ3面に渡って(アナログD面に針載せたら滑っていって超焦ったけどエッチングが施してあるだけだった・・・)展開されるので非常に大作の風情ながらしっかりコンパクトにまとまっていて聴きごたえがある。彼女自身のヴォーカルが数曲でフィーチャーされているのだが、これがまた凄く良いので全曲で歌っても良いんじゃ、とか思うのだがそこらへんの匙加減、レスイズモア、な感じもまた名作の佇まい。所謂ドリームポップ、シンセポップ的な名曲まで出てきてこれは今年の重要作の1枚ではないかと。

Alone Again

SHOCK TREATMENT#8 @Bar Pinhead 2020年10月4日(日)18:00~

DJ: KEN(PINHEAD)、BRIAN(Little Factories, Fido's Brunch)、TKDM(Car Crash)、ハシケン(SPOTTED PATTERN, BOODLE)、Bill(HITSVILLE)、tdsgk、Tim男

https://www.twitch.tv/bar_pinhead

こちらのtwitchのアドレスで配信もいたします!

 おそらく私は21時過ぎからだと思いますがそれに関係なく、是非全体的によろしくお願いいたします!何かけようかな、とわくわくしております。

 

そしてAOBA NU NOISE Tシャツも好評発売中です。今回は画像あり!

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こんな感じの黒と白、になります。バックプリントデカめでフロントは控えめ、というのが大分当世風ですね。私は黒のLサイズをユルく着ているのですが、このGILDANのボディ、結構デカめなので白のMサイズも欲しいな、という気持ちになってきています。というわけでゆったり着れるので、そこも当世風かと。今年、Tシャツ結構増えてしまったな、と思っているのですがトドメかな・・・。ということで皆様も是非よろしくお願いいたします!

さて、もう10月。あと3ヶ月で今年も終わりである。早いなあ。というか今年はイレギュラーなことが多すぎていつにも増してあっという間にここまで来てしまった。10月と言えば私の誕生月、良い月になると良いものだけれどもさしていつもと変わらずに過ぎていくのであろう。

 

で、昔から車の運転は大好きなのだけれども、ここんとこ何だか気合い入ってない運転しかしてないな、と自分でちょっと反省したのである。気合い入ってない、というのは別にスピードを出してない、とかドリフトしてない、とかそういうことでは全然なく、あまりにも当たり前に車に乗り過ぎていて、色々注意が足りないのではないか、と自分で反省したのである。

 

例えば車間距離を一定に保ちながら運転、とかするのは結構なかなかスピードのコントロールとか気をつけなければいけないのに最近テキトーで、よくブレーキ踏んでしまっていたな、とかブレーキのタイミングが遅くなってきていたな、とかそういう細かな、丁寧に走るための努力を怠っていたのではないか、と思い当ったのである。

 

ということで当然ラジオや音楽を聴きながらだったり、最近Tポイントカードのモニター登録のおかげで無料でもらったグローのハイパー吸いながら(あんまり好きではないけれども)、とかではあるけれども運転の細かなところに気をつけながら運転するようにしている。言うなれば車の流れをちゃんと意識しながら、という簡単なことに気をつけながら車を運転するようにしている。

 

そうしたら不思議なことに車の運転がとても楽しくなってきた。昔から車の運転は大好きだったのだけれども、なんとなく今乗っている車とシンクロして運転ができているような気持ちになった。前の愛車は15年以上乗っていたのでもしかしたらなかなかそのノリが抜けずにいたのかもしれないけれども、今の車に乗り換えてもう5年近くにもなるわけで、前の車のノリが良い具合に抜けた、ということもあるのかもしれない。ただ、一つ言えるのは丁寧に、運転そのものをちょっとしたことに気をつけてするだけで、格段に車の運転というものは楽しくなるし、何だか感謝の念すら湧いてくる、ということである。

 

まあたまにひどい割り込み方とか急にされると、なんだてめー、とか思ったりすることもあるけれども、そいつとの付き合い方を考えながらそこから運転するようにするとまあなかなかやっぱり楽しいものであるから、ちょっと皆車の運転、というものにもう一度謙虚に向き合うと意外に色々心持ちが変わって、あおり運転とか減るんじゃないかな、とは思うのだけれども。だって車の運転での他車との付き合い方、なんて現実社会に於ける他者との付き合い方、なんかよりはるかに楽で後に引きずるようなものでもないわけだし、と思うのだけれども。

 

The Weekndの「After Hours」とかをやっと聴いている。 

After Hours [LP] [12 inch Analog]

After Hours [LP] [12 inch Analog]

  • アーティスト:The Weeknd
  • 発売日: 2020/06/05
  • メディア: LP Record
 

アナログの発売が延びに延びていたので、やっと聴けたのである、っていうこと言っている人も今の世の中ではちょっとおかしい部類に入るのかかもしれないけど、ともかくやっと聴けた。カナダ出身のR&Bシンガー、という形容で良いのかしら、そんな彼の新作である。アルバムとしては、間にミニアルバムとかあるけれども4枚目になるのか。前作

STARBOY

STARBOY

  • アーティスト:WEEKND
  • 発売日: 2016/12/09
  • メディア: CD
 

Daft Punkが参加、とかもう何だか凄い世界に行ってしまった人なんだな、もうセレブなわけだしな、とか思いながらいたわけだが、今作も丁寧且つゴージャスな感じではあるけれども、どことなく人懐っこい感じが全体的に印象的で、でも何だか内向的なノリも(当然歌詞も含めて)健在。Oneohtrix Point Neverさんとかも参加して、信じられないほどきらびやかなシンセポップからドラムンベースの残り火、トラップの引きつり、ひたすらな4つ打ち、しっかり歌を聴かせるバラード、などなどヴァラエティに富んでいて、アナログ2枚組なのだが1枚目と2枚目でがらりとノリが違うのも特徴的である。まあ曲がひたすらに粒ぞろいで、音の隙間の処理もアンビエント風に凄く神経が行き届いたアルバムだから全体として良いまとまりになっているから聴いていて疲れないし、飽きない。そんな中でも先行曲の「Blinding Lights」は、まあ私のような人間には刺さらないわけがない80年代ノリの哀愁メロディが押し寄せるエレポップで即死。紆余曲折あったけれども、私は彼の最初のEP3枚コンピ

Trilogy

Trilogy

  • アーティスト:Weeknd
  • 発売日: 2012/11/13
  • メディア: CD
 

で一気に夢中になって追い続けてきた人間なので、やはり間違いなかったのう、と証明された気分でとても嬉しい。やはりCocteau TwinsとSiouxsie And The Bansheesをまんまサンプリングして歌っていた男の作る音楽は、それから10年近く経ってもやはり間違いないのである。

 

 

 

 

 

Romeo Had Juliette

金曜日のcsgb、そして土曜日のAOBA NU NOISE、と私のDJ配信2連荘、ご覧になってくださった方々、そして現場でお会いした方々、ありがとうございました!

 

csgbの方は最近の私のモードであるBPMがちんこ勝負の前半、そしてなんだか自由な後半、という感じでしたが、Ned's Atomic Dustbinの「Happy」かけたらtwitchのチャット欄やら何やらが騒然としたのが最高でした。そう、ネッズ、良かったですよね・・・?

 

で、土曜日のANNはこの面子の中でEVOLは浮かないわけがない、ということで逆に盛り上がってしまって、Natoレーベルの「Spirou」トリビュート盤からJohn ZornとBlind Idiot Godの共演とかをかける、という単なる音塊をぶつけ続ける感じで、まだまだ時間が足りない、と言う勢いでした。またよろしくお願いいたします!

 

ところでAONA NU NOISEのTシャツを作りました。

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送料無料で3000円になります。なんだか、フツーに着ても映える作りになっております。ボディはGILDANですごく着心地良いですし、King Rambo Soundが多賀城のStephen O'malleyぶりを発揮してデザインしたバックプリントも凄く格好良いので、是非おひとついかがでしょうか。よろしくお願いいたします。これ、本当に普通に着れるので歴代アオバTシャツの中でもとくにおすすめです!

 

で、そんな配信2連発の翌週、今週日曜日もまた私のDJの配信があります。

SHOCK TREATMENT#8 @Bar Pinhead 2020年10月4日(日)18:00~

DJ: KEN(PINHEAD)、BRIAN(Little Factories, Fido's Brunch)、TKDM(Car Crash)、ハシケン(SPOTTED PATTERN, BOODLE)、Bill(HITSVILLE)、tdsgk、Tim男

みんなが好きなロックンロールを流す、というそれだけでも最高のイヴェントにお誘いいただきまして、とても嬉しく、楽しみです!詳細はまた後日!

 

ということで何だか最近色々やっておりますが、先週は血を吐きそうなくらい仕事が忙しく、そんな中金曜日は台風の影響か何なのか、非常に眠く頭も痛く、そしてずーっとしゃべってる同僚(私の職業をご存知の方なら納得いただけるかと思うが、いるんですよ、ずーっとでっかい声でわーわー喋っている奴)とかに対してのイライラが限界を迎えたりする中夜中の1時くらいまでcsgbでDJして、帰宅して寝て、翌日8時から仕事して色々やって帰宅してまた出かけて酒飲んでAOBA NU NOISEでも酒飲んでDJして、数年ぶりの勢いで夜中にラーメン食べてまた酒飲んで朝5時くらいに寝て、とかやったら日曜日は久々に昼過ぎに起きたが、実に爽快であった。

 

で夜はワンタン鍋を作ったりしたのだが、30個のワンタンを包みながら、嗚呼、今幸せだな、と思ったがそれは単にその「ワンタンを包む」ということに没頭できる時間があって、集中して無心にやれる時間があったから多分それを幸せ、と感じたのだろうか。無論そのワンタンを作成するにあたっては様々な犠牲があって、それの上に成り立っている幸せであるのは間違いないわけで、やはり人間の幸せは何かの犠牲の上に成り立っており、それは誰にとっても幸せというものは何かの犠牲の上に成り立っているのであって、それはつまり支えあっていると言うこともできるのだな、と言う風に考えながらワンタンを作って食べたのであった。

 

要は充実の週末だった、と言えるわけでそれでまた平日を乗り切れるかな、と思って昨日は眠りに就いたのだが今日は今日とて朝から怒涛のように迫りくる理不尽に対しての憤怒が私を貫き、週末の充実感・幸福感は儚くも砕け散ったのであった。ちっ。

 

Lou Reedの「New York」がリマスターでとんでもないエディションで再発になる、ってなってしまったら買わないといけないわけで。

New York -Lp+CD-

New York -Lp+CD-

  • アーティスト:Reed, Lou
  • 発売日: 2020/09/25
  • メディア: CD
 
NEW YORK (デラックス・エディション)

NEW YORK (デラックス・エディション)

 

LP2枚+CD3枚+DVDともなると結構な出費であったが、まあ相手が相手なのでしょうがない。89年の結構彼にとってもターニングポイントになった名盤である。まだレコード盤しか聴いていないのだが、今回のリマスターは、まあ私が今までCDでしか聴いていなかった、ということもあるのだけれども異常に音が立体的でベースもヴォーカルもやたら近いし、ギターもドラムも音が異常に良い。つまり、全体として生前異常に音にこだわっていたLou Reed本人も大いに満足するのではないか、という迫力の音になっているので興奮する。「音」そのもので興奮させられる、ってのもなかなかない体験なのでそのためにもこれはアリなのではないか、と思ったりもするのだが、内容もまあ今さらどうこう言うのも意味がないかも知れないシンプル、且つストイックなロックンロールアルバムなので今回のリマスターで初めて聴く人がいたらそれは実に出来過ぎた幸運な体験なのではないか、と思う。歌詞がまた、各曲毎のドラマがしっかりしていて、結構シリアスなのだけれども、それだけではなくちょっとしたユーモラスな感じや感動的な感じもあって、つくづく傑作だなあ、とまたしても思った次第である。でも、今回のリマスターで、勝手に身体が動きそうなグルーヴが際立っているように思うので、そんなことをこのアルバムに対して感じさせられるなんて、いやはや大変だ・・・。

Cold Water

csgb Vol. 70 ~Stream~ 2020年9月25日(金)20:00~26:00 

配信:無料 / 入店: 2000yen(1D)*予約制 

DJ: shinshin, tdsgk, 5atoru, hirasho

https://www.twitch.tv/barfam 

pcではこのアドレスで、スマートフォンではアプリから視聴可能です。今回は事前にbar famのSNShttps://twitter.com/bar_fam )にDMいただければ予約して、そしてマスク着用の上で入店可能です。

AOBA NU NOISE meets Phiz at SHAFT  2020年9月26日(土)Start 20:00~

LIVE: KISEKI(食品まつり+Taigen Kawabe( Bo Ningen)), Waikiki Champions

DJS: ASAI, BABY BAE, IOLITE, EUKI SUELO, 1017 MUNEY, EVOL, RYOTA, RAMBO

VJ: Satoshi Kanno, GIN

https://www.twitch.tv/aobanunoise

基本的にはオンラインですが、もし来場ご希望の方がいらっしゃればご連絡ください!

ということで早くも今週末2連発、なんだか台風接近、と言う話で落ち着かないですがよろしくお願いいたします。無事に過ぎますように・・・。

 

基本的には何だかいつも「疲れた・・・」とか「頭に来た・・・」という感じの私であるが、近くの温泉に行って、ぬるめの露天風呂とかにゆっくりと身体を伸ばして入ったりしてのんびりとできたので、何だかこれからはもっと明るく楽しい人間になれそうだ。

 

と言う風に世の中単純に行けば良いのだけれども、秋の夜長、夏のピーク時には室温30度、湿度69%とかだった我が家も落ち着いてきたので、そろそろ窓を開けて涼しい風を入れて静かに夜を過ごそう、とした矢先、ずーっとクラクションを断続的に鳴らしながら我が家の前の道を駆け抜けていく車(しかもその後またクラクション鳴らしながら戻ってきた)、爆音で「どーるちぇあーんどがばーな」と鳴らしながら家の前の道を駆け抜けていく車、昭和の暴走族のようにエンジンをリズミカルに吹かしながら駆け抜けるバイク、などが大挙して我が家の近所に発生した故、どいつもこいつも原型を止めないほどの酷い事故に遭いやがれ、と瞬間的に思ったので、まだまだ明るく楽しい人間への道のりは遠そうだ。

 

ところで私の名前には「秋」という漢字が入っているのだが、仕事上やり取りしてるある事務局のところから来るファックスやメールでは、必ずその「秋」の字が「明」という字に間違えられていて、何度訂正してもそのまま「明」で来るから、こちとらそんなに明るい人間じゃねえんだよ!と毎回怒り狂っていることも追記しておかねばならないですな。

 

Cut Copyの「Freeze Melt」

Freeze Melt [Analog]

Freeze Melt [Analog]

  • アーティスト:Cut Copy
  • 発売日: 2020/08/21
  • メディア: LP Record
 

を穏やかに聴いて楽しい人間になれるように願いながら、そして明日からの仕事を呪いながらいるところだ。オーストラリアの、昔は「踊れるSonic Youth」とも形容されていたバンドの新作である。バンド、とは言え少なくともバンドの音ではもはや、ない。まあ、それは今に始まったことではないのだけれども。これまでも美声(80年代的意味での)を哀愁のエレクトロサウンドに乗せて、ということで震えるような名作を作り続けてきた彼らだけれども、今作はリーダーのDan Whitfordがデンマークに移住した経験も踏まえてか、若干ダーク、というかこれまでよりもひんやりとした感触が全体を覆う。歌詞も地球のこれからを憂いながら(憂いを持たない人とかいないとは思うのだけれども)それでも前向きに、という感じの様子で、ちょっとこれまでとは違う感じの印象を受ける。受けるのだが、インストも含めてこの流麗なメロディにヴォーカル、そしてエレクトロニックサウンドがあれば、やはり安心して聴けるCut Copyのアルバム、なのである。それでいて今作は若干のアンビエントテイストもあるので、より一層この季節向きのアルバム、とも言える1枚になっているのだった。なんかCut Copyってクセになる、んですよねえ・・・。

 

 

Next Tuesday

来週末は金土と、twitchに張り付いてください!

csgb Vol. 70 ~Stream~ 2020年9月25日(金)20:00~26:00 

配信:無料 / 入店: 2000yen(1D)*予約制 

DJ: shinshin, tdsgk, 5atoru, hirasho

https://www.twitch.tv/barfam 

pcではこのアドレスで、スマートフォンではアプリから視聴可能です。今回は事前にbar famのSNShttps://twitter.com/bar_fam )にDMいただければ予約して、そしてマスク着用の上で入店可能です。

で、翌日ですが 

AOBA NU NOISE meets Phiz at SHAFT  2020年9月26日(土)Start 20:00~

LIVE: KISEKI(食品まつり+Taigen Kawabe( Bo Ningen)), Waikiki Champions

DJS: ASAI, BABY BAE, IOLITE, EUKI SUELO, 1017 MUNEY, EVOL, RYOTA, RAMBO

VJ: Satoshi Kanno, GIN

twitch.tv/aobanunoise

とりあえず私は元気にやっております、ということを二晩かけてお伝えしたいと思いますし、45歳の私の姿を配信で観れるのは最後の機会かと(って来月も単に末になったらあんまり変わらず46歳の私の姿が配信されるだけなのですが)。

 

さて、ちょっと歳を取ってくると昔の風景、昔の街並み、昔の店、などのことがある日突然、堰を切ったように一気に、何故か知らないけれども頭の中に流れ込んでくることがある。

 

最近は仙台の繁華街、もう仙台の人にしかわからないかもしれないけれども、一番町の昔のことが思い出されてなかなかに不思議な気持ちになっていたのだった。とくに一番町の三越の辺りの昔のこと、これが変に私の頭の中を占拠してしまってなんだか記憶力チェック、みたいなことを勝手に自分の中で行っていたのだった。別に最近行った、とかは全然ないのだけれども。

 

今では一番町のアーケードは歩行者しか入れないけれども、昔は真ん中が車道だったよな、あれはいつの頃だったっけ、確かあれは三越の向かい側のおもちゃ屋さんでミニカーのトミカ、いや、それよりちょっと大きい縮尺が43分の1の、トミカダンディシリーズのトヨタランドクルーザーのミニカーを買ってもらった時、あの時は車道を三越からそのおもちゃ屋へと横切った記憶があるから、あの70年代の末頃はまだ車が一番町を走っていたのだなあ、とか。

 

更には今はタワーレコードは2008年からは仙台の駅前、パルコに入っているけれどもその前は1996年から一番町のフォーラスにあったな、何故96年、とわかっているかと言えば移転して初めて行った時にNearly God

Nearly God

Nearly God

  • アーティスト:Nearly God
  • 発売日: 1996/04/19
  • メディア: CD
 

買ったのを覚えているからなのだが。

 

なんならその前は1985年から1996年までは同じ仙台の一番町の今は亡きシャル、というビルにあったのだった。実は一番仙台のタワーレコードの場所としては短いにも関わらず、私の場合ここがファーストインパクト故、一番印象深いのである。4階までの広いX型の階段、タワーレコードと同じ4階にあった美味しいピザ屋、3階のロックグッズを扱うお店、1階の入り口のところのクレープ屋(食べたことはない)、入り口のところにはモニターが数個あって、そこでは海外のPVが流れており、たまたまJulian Copeの「Trampoline」 

Saint Julian: Deluxe Edition

Saint Julian: Deluxe Edition

  • アーティスト:Cope, Julian
  • 発売日: 2013/02/12
  • メディア: CD
 

が流れていて釘付けになったこと、とか昭和が終わった時の一番町の異様な静けさ、そんな中、やっぱりシャルのタワーレコードに行ってA.R. Kane 

69

69

  • アーティスト:Ar Kane
  • 発売日: 2010/03/30
  • メディア: CD
 

 とThe Sisters Of Mercy

Dominion - Sisters Of Mercy 7" 45

Dominion - Sisters Of Mercy 7" 45

 

買ったな、とか。

 

その他にも仙台の一番町にまつわる、本当にどうでも良いような昔のことが奔流のように頭の中を駆け巡ってしまって、何だか不思議な気持ちだ。ノスタルジー、とかメランコリーとかは一種の病気のようなものと認識されることもあるようだが、ここ数日の頭の中を占拠する昔の街並みの記憶のせいでの自分の具合のことを考えると、それも頷けるものである。と同時に、何か昔は良かった、なんて口が裂けても言いたくはないのだけれども、実際何だか世の中余裕があった、というかもしかしたらネット以前で「知らないこと」があったから「知りたい」「広めたい」ということで意外に世の中活気づいていて、それが街並みにも影響したりしていたものなのかな、とか思ってみたり。

 

いや、そんなにめんどくさいことを言いたいわけでもなく、単にちょっと昔のことが思い出されてやまなくて、ちょっと大変なんだ、と言う近況報告なのだった。

 

で、Dave Kusworthが亡くなってしまったという情報でこちらも大変なんだ。だって、今年来日してたよね・・・。ということで

All the Heartbreak Stories [12 inch Analog]

All the Heartbreak Stories [12 inch Analog]

 

これを聴いている。名義的には最初のソロアルバム、と言っても良いのだろうか。The Bounty HuntersやNikki SuddenとのThe Jaobitesなどの活動で知られた彼のCreationからの1991年リリースのアルバムである。アクースティックギターメインで時にバンドサウンドで、管楽器も入り(The Jazz Butcherさんが吹いている)、女性ヴォーカル曲もあり、なのだが、結局は良いメロディが面白いくらいに連発される、全曲最高のシンプルで渋いロックンロールアルバム、ということしか言えない。けれども、そういう音楽は一生聴けるものなのである。皮パンに長髪に、というルックスもあってなんだかルーズでラウドな(昔で言えばバッドボーイズロック、とかそういう呼称になってしまうような)音楽を想像してしまうかもしれないけれども、Johnny Thundersのソロアルバムのように、繊細な唄心が光る涙の名作なのでただでさえグッと来るのだけれども、今朝は更に染みるじゃないか・・・。

 

 

 

Alexandra

csgbは配信もありで9月25日(金)です!

で、翌日は

AOBA NU NOISE meets Phiz at SHAFT  2020年9月26日(土)Start 20:00~

LIVE: KISEKI(食品まつり+Taigen Kawabe( Bo Ningen)), Waikiki Champions

DJS: ASAI, BABY BAE, IOLITE, EUKI SUELO, 1017 MUNEY, EVOL, RYOTA, RAMBO

VJ: Satoshi Kanno, GIN

twitch.tv/aobanunoise

 配信イヴェント、になりますが古巣のSHAFTからお届けいたします。今回はイカしたパーティ、PHIZと合体、の形でライヴはなんとKISEKI、というちょっと今までにない感じのアオバになりそう、ですが私たちEVOLはこの面子の中浮かないわけがないな・・・。しかし生きるとは浮くこと、とTownes Van Zandtも歌っていたので(正しくは生きることは飛ぶこと、To Live Is To Fly)何も変わらぬいつもの感じでやるんじゃないでしょうか。

 

さらにtwitchからご覧いただいて、ドネーションを¥3000以上くださった方にはリターンでTシャツを差し上げます、という企画も進行中です!詳細はまた後程!

 

さて、この間まで、暑くて何も考えられない・・・、とか言いながら帰宅したら家の中も灼熱でこれもう頭おかしくなる、とかわーわー言ってたら急に肌寒くなったり、この季節の移り変わりのハードランディングぶりは年々酷くなっていくのだろうか。なかなかに堪えるお年頃である。

 

そんな感じで自然界も厳しく私に当たってくるけどまあ仕事は相変わらず熾烈も熾烈で、よくもまあ次から次へとヴァラエティ豊かに攻撃をしかけてくるものだ、という仕事VS私、の全面戦争が続いているからなかなかSNSとか、ほっ、と見るタイミングも作りづらい。

 

そもそも見て、ほっ、となるのか、という疑問もあるけれども、ちょっと、ほっ、とインスタグラムでも開いて、あ、そうだ、とインスタで検索しようとすると、なんかひたすら女子が、よくわからんけど全力で可愛く見せようとしながら踊っているのが出てくるじゃあないですか。

 

え、私だけ・・・?そりゃあ確かに以前、「えなこ オフィシャル」とか検索したけれども・・・。それだけでこういうページが私のiPhone上で表示されてしまうようになるのか・・・?まあよくわからないけど、なんだか慄くほど、私、このTik Tok的な(インスタではリール、というのか)ものが、怒りに震えてiPhoneぶん投げたくなるほど、ひどく嫌いなんだな・・・。

 

いや、別にやっている人々は楽しいと思うのでそれはそれで全然構わない。ただ、なんだろう、全く理由とか原因とか説明できないのだけれども嫌いなもの、ってあるわけだ。最近のその1つがこれで、何だかゾッとするくらい、そう、嫌、なのだ。

 

何故、嫌なのか。わからない。多分ゲジゲジとかカブトムシの幼虫とか見て、ぐえっ、となるのとか、なんか香水の歌聴いてぐえっ、となるのとかと同じで、そういうのってもう反射的にNoとなってしまうので、なんか言語が入り込む隙間が見いだせない。

 

まあ好き嫌い、というのは昔からThere is no accountig for tastes、ということで説明なんかできないことが多いわけだ。色々なものの好き嫌い、ってどのように人間の中に生まれるんだろうなあ。原因がはっきりしているものもあるだろうけれども、この15秒動画への嫌悪、これは何から生まれてくるのだろうか・・・。

 

音楽の好き嫌いもなんか説明できないなあ、少なくとも嫌い、ということの説明は。でも好きな音楽は何か色々語りたくなるものである。それは友達と、だったりブログ上で、だったり。ということで今日の「ぼくの好きな音楽」は(いや、そういう感じでこれまで書いてこなかったけど)Laura Marlingの「Song For Our Daughter」である。 

SONG FOR OUR DAUGHTER

SONG FOR OUR DAUGHTER

  • アーティスト:LAURA MARLING
  • 発売日: 2020/08/26
  • メディア: CD
 

UK出身の女性シンガーソングライターの7枚目のアルバム、である。思えば彼女とはMystery Jetsの「Young Love」

Young Love [7 inch Analog]

Young Love [7 inch Analog]

  • アーティスト:Mystery Jets
  • 発売日: 2008/03/10
  • メディア: LP Record
 

で出会って以来ずっと追いかけているなあ。結構アルバムごとに地味にふり幅が大きくて結構毎回楽しみなのだけれども、架空の娘に向けて作られた、という今作は、今までのどのアルバムよりも親密で、とっつきやすくて、楽しくて、でもやっぱりいつものように冷静なひんやりとした手触りもあって、ということで正直初めて聴いた時はちょっと驚くほど興奮した。なんかアクースティックギターがメインでちょっとシンプルなバッキング、とかというのはとくに彼女の場合驚かない音作りなのだけれども、今回は不思議とハネる、というか躍動感が、ある。真っ先に思い出したのは初期のJoni Mitchellだったりして、今作はただ事ではないぞ・・・、と感じたものである。こういうこちらの背筋もバキッと伸ばしてくれるような、そういう清冽な音楽、ってやはり必要、なんだな。