Rockin Stroll

2021 fam final 12/29 Vol.1 20:00~ @bar fam ¥2000(1D)

というイヴェントでDJいたします!12月30日のVol.2と合わせて40人以上DJが出ます。私は日付変わって12:20~という時間にやりますが、いっぱい素敵な方々が出演しますので、よろしくお願いいたします。配信もあります。

私はまあ、そうですね、2021年を総括するような選曲にするとそれはパーティ向けではなくなるので、今聴きたかった奴を20分間どかんとやります。

 

aobanunoise.thebase.inあkk

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!2022年はAOBAできると良いなあー。その際には是非皆様このTシャツ着用の上でご参集いただきたい!
 
そろそろ今年を振り返る時期がやってきているのだが、今年は大分無理してたなあ。
 
とくに、常に仕事=無理、ではあるのだが、そこに拍車をかけて色々あったので、単純に、夜寝る時間はこれまでと変わらないのだけれども朝起きる時間を30分とか1時間とか早くして、早く出勤して毎日仕事こなして過ごしていたので、ちょっともう、そろそろ無理、となんか色々悲鳴が聞こえた気がした。なので12月の半ばからはペースを緩めたのであった。
 
要は仕事量を「10」としたとき、まあ時には「5+2+3+2=10」になったりすることがあるだろう。しかし今年度の私は「5+2+3+10=10」という感じだったので、明らかにオーヴァーワークであった。
 
楽しいことは多少無理してでもやらなけれればならない、というのが持論の私であるが、こういうことを無理してやるわけにはいかないのだ。だから来年度は無理しないのだ。そして拙ブログを鬱ブログから脱却させるのだ。
 
The Lemonheadsの「It's A Shame About Ray」を聴く。

1992年リリースの5枚目のアルバムである。私は当時リアルタイムで存在は知っていたものの、聴いたのは多分1年後とかだったように記憶している。そしてあんまり気に入らなかった記憶もある。何故なら売り払ってしまっていて、我が家にはこの間までこの音源がなかった、ということもそれを物語っているはずである。なんとなく、薄味で、鼻歌のような曲ばかりだなあ、と思っていたのである。当時の私はNick Cave & The Bad SeedsとかEinsturzende NeubautenとかThe TheとかKilling JokeとかSugarとかCurveとか、濃ゆいのばっかり好んでいた時期だったので、ちょっとピンと来なかったのである。しかし時は流れ、よく友人たちとの間でも話題になり、そんな中で来年リリース30周年記念盤も出る、という最中にブクオフで290円で発見したので今じゃね?と思って聴いてみたら、これが良い感じにギラギラも抜けた私にはすんなり馴染んだので、いやいや音楽を受容する際のこちら側のコンディション大事だな、と思うのであった。鼻歌みたいだな、という瞬間は多々あるけれどもそれが良い鼻歌だし、なんか、えーもう終わり?という曲のあっけなさとかも当時は不満だったけれども逆に今は面白いし、こういう軽やかな音楽って今必要だな、とか思ったりするのだった。というかそうだ、ここに入ってる「Rudderless」とか好きだったじゃん当時!と思い出したりして、私という人間も変わっていないのか変わったのか、もうよくわからない感じになってくる。

Delancey Waltz

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!クリスマスプレゼントはAOBAのTシャツで決まり!
 
ちなみに今日クリスマスイヴのcsgbには私は出られないのですが、閉店して移転する予定のbar famで12月29日にDJすると思います。詳細はまた!
 
何だか色々なものに追い立てられているうちにもう年末になりつつあって、もう今日がクリスマスイヴだというのも信じられない話である。今年も昨年と同様に速かった。年々体感的に時間の過ぎるのは速くなっていくものだけれども(断言)、ここ2年くらいは疫病のせいで何だかよくわからない時間の過ごし方を強要されている感じで、それが更に速度に拍車をかけている感じである。世の中そんなに自由で束縛がないというものでもない、ということは重々承知しているけれども、少なくとも余計な制約を課せられているのはちょっともう嫌だな、というのが正直なところである。来年のクリスマスはどんな気持ちでいるのかな。
 
来年と言えば来年は私は年男である。干支が6つくらいまでしか言えない私であるが(ねうしとらうたつみ、でグルーヴが途切れてしまうのが良くない。思えば化学の元素記号もなんだっけ、ぼくのふね、とかいう下らない語呂合わせのところまででグルーヴが途切れてしまってそれ以降はもう・・・)、来年が寅年ということはわかっている。前の寅年は2010年、AntonyやThe Raincoatsのライヴ、その他諸々、元気だったなあ、という記憶があるが翌年には震災があって何だか一回リセットされてしまって(私のことだけでなく世の中も)、大分それまでとは違った方向になってきてしまったように思える。来年の寅年はどんな年になるのかな。
 
もともとあんまり色々先のことに期待しない性質ではあるが、ここ最近の経験から更にその傾向が強まっているし、それが意外に私が何とか正気を保って現世を生きる力にもなっているように思うので、淡々と日々を過ごしていきたいものである。将来の夢やら何やら言って何とか色々乗り切らせようとする方向性に持って行きがちな職業柄、そういうことを大きな声で言えないのが何とも歯がゆいところではあるのだが。
 
Marc Ribotの「Silent Movies」を聴く。
Silent Movies

Silent Movies

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思えば前の寅年にCDで出ていたアルバムなのだが、それが11年後にアナログ化されたので聴いている。CDでも相当聴きこんだアルバムであるが、アナログでだとまた何か違った感じでよりダイナミックに聴こえる。とは言え鳴っているのは彼のギターのみで、実際に映画のために作った曲、断ったけど作った曲、存在しない映画のための曲、シャンソンのカヴァー、とか彼の映画への愛が炸裂していると言えば炸裂した作品である。しかしそういう言葉も似合わないような、ミニマルで、結構淡々とした、それでいて時折加工され、そして猛烈にメランコリックな音楽がここにはある。しかしこのアルバムのアナログ化を先日の3人の忘年会で知って、場で3人とも注文、とかそういうことをやり続けながらまた1年が終わっていくのであった。

 

In Heaven

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!クリスマスプレゼントはAOBAのTシャツで決まり!
 
昔のことについて「みんな知らないだろうけれども実は」なんていう感じで話し始めるのはもう年寄りの証拠だし、そういうことは意識的に避けていきたいものだ、とは常々思っているのだけれども、年寄りが盛り上がる雑誌だろう、とか思っていた『レコード・コレクターズ』という雑誌が「ロック史に残る1991年をふり返る」などという特集をやっているのを見かけ、

あっそういえば俺ももう年寄りだったそうだそうだ、と思い出した。そして買って読んでみた。

 

そうなのか、ロック史に残るのか1991年は、という、まずは今まで聞いたことのなかった説に関して考えを巡らせてみれば確かにそうだ、Curveのシングル、Catherine Wheelのシングル、Jamesのシングル、Silverfishのシングル、どれも確かに素晴らしすぎた。

 

アルバムだってThe Wolfgang Pressの「Queer

The Wedding Presentの「Seamonsters」

EMFの「Schubert Dip

Schubert Dip

Schubert Dip

  • アーティスト:EMF
  • EMIミュージック・ジャパン
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Ned's Atomic Dustbinの「God Fodder」

God Fodder -Hq/Insert- [Analog]

The Wonder Stuffの「Never Loved Elvis」

Never Loved Elvis

Never Loved Elvis

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Milltown Brothersの「Slinky」

Slinky

Slinky

  • Milltown Brothers
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そしてCath Carrollの「England Made Me」

England Made Me

England Made Me

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にDaniel Ash

Coming Down

Coming Down

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とか、1991年は名盤揃いすぎるな本当に。

 

・・・と今回の『レコード・コレクターズ』誌が、こんなに細かく色々なところから1991年リリースのアルバムを拾ってきて紹介していることに感心する一方、同誌で全くスルーされていたアルバム達をこんな風に並べ立てるくらいには嫌な年寄りになったんだぜ、と言えるところに30年の歳月を感じるのだが、もしかしたらその歳月のせいではなく、多分16歳17歳だった私も、普通にこういう感じに嫌な奴だった可能性があるな。

 

まあこういう企画には「あれがない、これがない」っていう人がつきものだと思うので、ちょっとそういう人になってみようと盛り上がってみたのだった。でも、当時友達から借りて全然ピンと来なかったアルバムとかも今回の『レコード・コレクターズ』を読んで思い出して、そうか、思えばそうだな、となったものである。それがNirvanaとかMetallicaとかRHCPとかだった。なんてのは口が裂けても言えない世の中になっているのは重々承知だが、まあ人それぞれ、ってことである。

 

Julian Lageの「Love Hurts」を聴いている。

Love Hurts [Analog]

Love Hurts [Analog]

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U.S.のジャズギタリストのトリオ編成で3枚目のアルバム、らしい。私はたまたまなんかこのアルバムのことをTwitterで見かけ気になって、これまたタワレコがオンラインでポイント15倍のタイミングに在庫があったので(余談だが毎週タワレコオンラインはポイント15倍やっていて、ついついカートにぶっこんでしまうので下手すりゃ死ぬ・・・)買って聴いているのだが、このカヴァー中心のアルバム、凄く良くて、家にいる時結構な頻度でタンテに乗っかっている。いきなり『イレイザーヘッド』の「In Heaven」(Peter Ivers)からスタートするだなんて反則過ぎるのだが、別に全体的に気を衒ったアプローチがあるわけではなく、基本的に抑えめのトーンでJulianさんのメロディアスなギターがリードしてThe Everly BrothersやOrnette ColemanやRoy Orbisonの曲などが紡ぎ出されていく。そのギターのトーンが抑えめなのに時折歪んだりフレーズのタイミングが独特だったりして、結構耳を奪われるのである。もしかしてカヴァー中心だからこんなに聴いて好きなのかな、とか思ってオリジナル中心の次作

Squint [12 inch Analog]

Squint [12 inch Analog]

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も聴いてみたらもっともっと好きだったので、彼のギターにちょっと今私は恋をしているのかも知れない。まあBill Frisellっぽい、という瞬間があったりもするのだけれども、Julianにはなんかスウィングして、且つストレートに走る感じがあって(勿論Bill Frisellも最高だけれども)・・・。今回の「Love Hurts」のラスト、Roy Orbisonの「Crying」のカヴァーとか、マジで最高すぎて毎回泣かされるのであった。この曲なのにこの疾走感!

 
 

Oh Holy Night

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!そろそろ寒くなってきましたがTシャツはいつ何時でも、何着でも必要、ということで、貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
冬、12月、と言えば私の場合愛車の点検・車検のシーズンである。今年車検だったのだが、まあ次の車検までの半年ごとの点検とかオイル交換が無料のパックに入るのでなかなか値段が跳ね上がる。車も2005年式、とかで古い部類なので仕方がない。仕方がないけれども、問題は支払いである。
 
なるべくスパッとやっつけたいのでできれば現金で、と毎回申し出るのだが、毎回「えっ・・・」みたいなリアクションになって、クレジットカード推奨なんですが・・・、みたいに言われ、いやできれば現金で払いたいんですけど・・・、とか言うと露骨に困ったな、みたいな感じになって、今回なぞ諸費用だけ先に払ってもらうので、とか言われ金額も聞いてないし、そんなの先に払うなんてことも言われてないのに、あれ今日は現金の用意がないんですか・・・、とか言われ、まあ頭に来たから翌日金降ろして持ってって、で車検が終わったから残りを支払う段になり、できれば現金で、とか言ったらまた、あーやっぱり現金なんですか・・・、みたいな感じになって、もうあったまに来たからカードで良いですよ!ともう勝手にしろ、みたいな感じで諸費用の残りの金額をカードで支払う羽目になった。
 
いやわかりますよそりゃ楽だし安全(一応)だし。でもさあ、クレジットカードはなるべくUKやヨーロッパからの通販とかpaypal用にキープしておきたいし、私にも色々やりくりがあるんだけれどなあ。ちょっとこちら側の気持ちも聞いてもらいたいものだなあ。ただ、これというのもキャッシュレス偏重主義の世の中のせいだと思うんだな。勿論便利だし良いんだけれども、ちょっと選択の自由が欲しいな、と思う。強く思う。なんかキャッシュレスの支払いを強く推奨してくるお店とか、なんかそんなに頑なにならんでも・・・、と思う瞬間が多々あるので、ちょっと商売というものに関してもバック・トゥ・ベイシックス、な姿勢がちょっとあっても良いんじゃないのかな、と勝手に思う。まあ古い人間だとお笑いくださいませ。
 
ただ、あーなんかめっちゃ通信障害とかであいつら死ぬほど困らねえかなー・・・、とか事あるごとに考えるくらい、邪悪な心の持ち主である古い人間だ、ということを忘れんなよ・・・。
 
そんな邪悪な心を浄化すべく「Winter Tales」を聴く。

故郷や子供時代のことを念頭に置いて、クリスマスの曲を再創造したらしいアルバムである。ということで創作曲もカヴァー曲も新アレンジ曲もあり、なのだが、これがやたら透明度の高い美しい音楽で心静かに聴けるアルバムなので慌ただしい最近貪るように聴いているのであった。BrianとRogerのEno兄弟とDustin O'Halloranくらいしか私にはなじみの名前はないものの、合唱曲、ピアノ曲、様々にクラシカルな雰囲気を漂わせながら(リリースもDeutsche Grammophonだし)展開していて、凄く良い。なんかクリスマスとか色々なノリがあって良いとは思うのだけれども、この季節、こういう音楽が良いなあ、という素朴な感想、です。ちなみにアナログは45回転だからMockyとかSault同様、みんな気をつけて!

 
 
 
 

Do Not Disturb

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!そろそろ寒くなってきましたがTシャツはいつ何時でも、何着でも必要、ということで、貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
早いものでもう先週の日曜日の話になってしまいますが、DRUNK、ありがとうございました!私は女の人の声の音楽が聴きたい、ということで結構頑張ってガシガシに最初はJanelle MonaeとかAmerieとかハルカリとかつないでたんですが、最終的に女の人の叫び声の音楽が聴きたい、と変容してX-Ray Spexとかに突入していってしまって、嗚呼俺は今年も変わることができなかった・・・、という年の瀬でした。また是非お声がけください!イヴェント自体も久々にああいう感じの雰囲気が楽しく、凄く幸せな気持ちになりました。
 
という楽しい日曜日から一転してここに至るまでの1週間は本当にハードモードという形容しかできないほどの想定内の激務、そしてそういう時に限って起こる想定外のトラブル、と言ったものに苛まれたのであったが、まあどうでも良い。何故なら何とか乗り切って昨日の土曜日には2年越しの忘年会を挙行し、先月の「WPWTFWW」に引き続き頭おかしくなるくらい面白かったのだから。本当、こういうことがポイントポイントでないと人間ダメになる、と痛感したので何等かの形で要所要所に楽しいことを配置して暮らしていきたいものである。差し当たって今月は要所に配置された忘年会やら何やらが滞りなく挙行できる世の中であってほしい、と切に願うばかりである。
 
マジで車の中でしか音楽聴く時間がない1週間だったので週末にやっとRyan Adamsの「Big Colors」に針を落とした。

もうなんか色々悲しくなるから詳細は省くが、こんなに良いアルバムなのだからスルーされるのはもったいない、と心から思うのだ。今年に入って2枚目のアルバムは、もともとトラブルが出てくる以前にリリース予定が発表されていて、それでその後リリースが中止になったアルバムの復活、である。Don Wasがプロデュースに参加し、John MayerもBob Mouldもいる。そしてその音は、というと

Prisoner

Prisoner

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RYAN ADAMS

RYAN ADAMS

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あたりに近いポップなロックンロール、と形容できそうな感じだが何か音の感じが不思議で、大変に分離がよく、本人曰く「架空の80年代映画のサウンドトラック」という形容が全くもってその通りなアルバム、である。でもベッタベタな当時の音、ということではなく何となく軽やかな、それでいてメロディの際立った楽曲がこれでもか、と連続し、また全体的にふと、The Smithsを想起させるようなギターやストリングスが配置されていて、久々に、普通のロックンロールに見えて実はかなり独特の音を奏でているんだよなあ、という彼の魅力を再確認した次第である。まあ色々あるけれども聴いてみた方が良いんじゃないかな、という今年の重要作品。

 
 

Mala

 DRUNK 2021年12月5日(土)16:00~22:00 @bar fam 2000yen(1D)

DJ: 5atoru, tdsgk, MARTY, RIO, IBE, ryuu, DRUNK crew

ということで今日なんですが、日曜日の優しい時間帯に、おっそろしいイヴェント名のパーティあります!私DRUNK大好きで、一度DJさせてもらったことあるんですが、またお声がけいただいて凄く嬉しいです。17時台にDJなので、結構元気なうちにどかどかとブレイクビーツものをやる、のかな・・・。お待ちしております!ドランクし過ぎない程度に飲むつもりです!

 

aobanunoise.thebase.inあkk

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!そろそろ寒くなってきましたがTシャツはいつ何時でも、何着でも必要、ということで、貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
あんまり興味がないとか色々日頃から仕事に関して言っている私であるが、ひょんなことから私の職場の図書館に

が私のせいで入ることになり、仕事で初めて、俺も遂にここまで来たか・・・、と達成感を感じた。

 

Roberto Laneriの「South Of No Border」を聴く。

South Of No Border [Analog]

South Of No Border [Analog]

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イタリア発、恐怖の和声ドローンユニットPrima Materiaのメンバーでもあった彼の10年ぶりのソロアルバムである。うちの母親と同い年の76歳であるが、何だこのみずみずしさは、そして未知の手触りのするこの音楽は何だ。木管楽器奏者でもあるRobertoさんのサックスのメロディが中近東風の色を帯びているのにそんな中でブラジルの曲のカヴァーがあったり、何かのサントラ風の甘やかな、そして熱帯の風を感じるような雰囲気が全体を覆うのだけれどもこの世のどこの音楽でもない、架空のエキゾチシズムに満ち溢れた謎のサイケデリック傑作。凄く聴きやすくて楽しい、そして心地よいアルバムなのだけれどもどこか時空が歪んだような、よくある表現だけれどもここではないどこかへ連れて行ってくれるような、マジでここ最近一番の衝撃のアルバム。まだまだ不思議で面白い音楽、って私が知らないだけで今も昔もたくさんあるんだなあ、とちょっと遠い目になったりするのであった。

Quattro ( World Drifts In )

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!そろそろ寒くなってきましたがTシャツはいつ何時でも、何着でも必要、ということで、貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
そして多分次の日曜日にDJをする、と思います。詳細はまた!
 
最近海外の方と来年以降のことに関して打ち合わせをよくしているのだが、まあ本当に「順調に行けば」「現状では」という話で、これまた今後、何がどうひっくり返るのかわかったものではないなあ、ということを思いながらいる。
 
そもそも人間、先のことはわからないけれども、先を見据えて行動することを求められ、予定を立てて生活し、学校とかでは未来への展望とかを語ってないと何かめんどくさいこと言われ、とかいう生活をしてきたわけで、何だか凄く矛盾を抱えながら生きてきていたのだなあ、としょうがないこととは言え改めて思う。
 
ということは、そもそもが人間が生きるということは矛盾と共に常にある、ということなので世の中割り切れることばかりではないのだな、ということを改めて念頭に置いてみると、意外に気楽にいけそうな気がするのでそういう心持で暮らしてみようと思うのだった。
 
とか言ってると、人間だもの、ということになってしまいそうでイヤなのだけれどもなんか、色々しゃきっとしないこととか解決できないこととか自分の中で抱えていても全然しょうがないし、むしろ良いんじゃないかな、とかそういう境地で最近はいるのであった。
 
いや、なんか思い詰めると最近すぐにバッドな方向に落ちがちになってしまうし、世の中的にもなんかギリギリな感じだなあ、と思ったりすることがあるからちょっと無理やりでも良いからユルさを求めていきたいものである。
 
Robert PlantAlison Kraussの「Raise The Roof」を聴く。

この組み合わせの前作は14年も前なのか。

と知ったような感じで言っているが、そもそも前作も、結構前だけれどもリアルタイムではなくブックオフで購入とかしているのであんまり大きなことは言えない。ましてやRobert Plantに関してはソロは何枚か好きだけれども、Led Zeppelinというバンドの音楽はちょっと聴いたことはあるけれども全然ピンと来ない音楽で、全然良い聴き手ではないのだけれども、このコンビでT Bone Burnettが引き続きプロデュース、Marc RibotBill FrisellもBuddy MillerもDavid Hidalgoもいる演奏陣で、CalexicoとかLucinda WilliamsとかAnn Briggs、Bert Jansch、Hank WilliamsにAllen Toussaint、とかその他のカヴァーがほとんどを占める今作は最高に素晴らしい。気づくとずっと車で聴いているのだが、飽きないのはこの2人のヴォーカルの組み合わせが良いし、曲は勿論良いし、T Bone Burnettも結構自身のソロでも炸裂していたようなプロデュース具合で、安心して聴けるからなのだった。その一方でどの曲も古き良き、落ち着くような感じではなく凄く新鮮なものに聴こえてちょっとゾクゾクするような響きを湛えているので、そこが一番の魅力、というか実は凄くラディカルな作品なのではないか、と思うのであった。前作は結構ストレートな、組み合わせの意外性で乗り切ったアルバムな気もするけれども今作はこの組み合わせの必然性を強く感じる深みありまくりの傑作。