All Cried Out

"AOBA NU NOISE" 2008.11.30(sun)@CLUB SHAFT OPEN: 20:00~ ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)

BAND Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA  DJ's : EVOL(Love records), BOW, DROP, RAMBO

オープン時から今回は1人EVOLでやりますので是非皆様いらしてください!正直言うとちょっと寂しいのですが、頑張ります。で、折角だから最近買ったレコードのお披露目でも、と思ったのだが今日買ったのがSiouxsie And The BansheesにAndi SexgangにTest DepartmentにPsychic TVという今の時代化石、というか天然記念物のような買い物具合なので、これはナシだな、と。

さて、何だかうっすら雪が降ったり、雨が降れば降ったで氷雨のような勢いなので、何だかこのところ軽く気持ちが落ち気味になっても仕方がない、というものであろう。

と、天気のせいにできるうちはまだ良いのだが、これは実は何か原因が天気以外のところにあるのではないか、と思い始めるとまた厄介である。ストレス?いや、それはもう慣れっこですし今更。失恋?いやいや、あり得ないでしょう。いくら明日髪の毛を切ろうとしているからって、そんなそんな。世に蔓延るマザファカな連中?ああ、それはそうかも知れないがどうせそいつら地獄行きでしょう皆、関係ないし、という感じで結局何ら原因はないのであるが、もしかしたらこれはナチュラルに鬱状態、ということなのか。いやいやいや、それはない・・・、でしょう。ない、と良いなあ。ない、と言えるのだろうか。ない、と言えたら良かったのに・・・。

と人間考えすぎると良いことはなかったりするものである。意外に時間が解決してくれたり、時間が経てば何か見えてくるものである。まあ要は多分私もこの寒さに慣れてくればどうってことない、ってことである。案外人間単純な生き物であるからして。

ということで私の場合結局Alison Moyetの「Singles」とか聴いてればかなりハッピーになれる生き物だったりするのである。何だかここ最近、先日のRex The Dogのアルバムに於けるYazooサンプリングとか、Antony And The JohnsonsのAntonyは、最初にYazooを聴いた時その声から、ヴォーカリストは男性だと思っていた、という話とか色々彼女に関して思いを巡らす機会が多かったので思わず棚から引っ張り出して聴いている。確かに上のAntony様のファーストインプレッションも頷ける、低めのソウルフルなヴォーカルなのである。でも同時に伸びやかで実に女性的な大らかさにも満ち溢れているのである。Yazoo時代の音源は確かに微妙に全開ではないかも知れないが、その後のソロ作も含めてがっつりと収めたこのベスト盤では彼女の魅力的な彼女のヴォーカルを堪能できる。まあ、ね、シンセベースの音色とかも含めて、所謂80年代的な音処理に馴染めるか馴染めないかで印象は変わるかも知れないが、そんな小さいことを言っている場合ではないのだ、と全くもって主観的な主張をさせていただきたいくらいに盛り上がってしまった次第である。と言うか、こんなに良い曲ばっかりだったんだ、と今更ながら感動させられるポップな楽曲の連続に驚かされたりする。先ほど主観的なことを言わせて貰ったついでに、私はここにも収められているElvis Presleyのカヴァーであり、87年にクリスマスシングルとしてリリースされた「Love Letters」は本当に世紀の名演だと思うのだが。Sinead O'Connorが92年にこの曲をカヴァーするにあたってインスパイアされたのはこのAison Moyetのヴァージョンだったらしいし、実は物凄くその後の音楽シーンに彼女が与えて影響力というのは人知れず大きいのだ。まあ、それは置いておいて、この曲に関して私が人知れず車の中でシンガロングしているのは内緒である。