Unluck

よろしくお願いいたします!

『AOBA NU NOISE×ALEJANDRO』~kuruucrew's grindmirrorball release party!~ 2011 02 26(SAT)@CLUB SHAFT OPEN 18:00
ADV ¥2000(ドリンク代別途)DOOR ¥2500(ドリンク代別途)

GUEST LIVE:kuruucrew, TADZIO, VOVIVAV, 2UP
GUEST DJ's:L?K?O, K.E.I.(VOVIVAV), casin
LIVE:-w-(waikiki champions), runny stools, M-KODA
DJ's:EVOL(LOVE RECORDS), shun, miya, rumbo, ☆(ZUNDOKO DISCO), BOW&SISINOBU (ZUNDOKO DISCO)

ロックンロール(広義)を愛する貴兄貴女のためのイヴェントなので、是非いらしてくださいませ!そして乾杯!

またもやご無沙汰しておりました、すみません。いやー、更新していない間はツイッターで呟い

ていませんでした、別に。

というかやっぱりツイッターって情報の量とスピードが大変で私みたいな化石には着いていけない。せいぜい鈍重な歩みの拙ブログぐらいかなあ、と。とは言え人さまの呟きを読むのは好き、というかリアルタイム感ではなく、ブログ的な感覚で読むのが好きなので見させて頂いてはいる。だって、ツイッターのお陰で最早ブログを更新しなくなってしまった方々があまりにも多くて寂しくて・・・。

そんなツイッターで友人の脳腫瘍の手術が今日だと知った。友人、と呼べるほどの凄く親しい間柄ではなかったかも知れないけれども、彼がやっているバンドの名前を見るたびに元気かな、また遊びたいもんだな、と思っていたものである。仙台を離れて久しい彼だけれども、友人の結婚式のビデオレターで見て、おおやってるなー、とか思ったものだった。昨年にその病の知らせを聞いた時は動揺したものである。今は無事に手術がうまいこと行くのを祈るしかできないけれども、また一緒にカラオケ行ってBuck-Tick「スピード」を共に歌おうじゃないか、傷彦くんよ。

James Blakeの話をしても良いだろうか。彼に関して知っている情報としては「R&Sからリリース」「ダブステップ」「Feistのカヴァー」とかそういうものだった。しかしこのファーストアルバムで上記情報としてストレートになるほど、と思ったのはFeistのカヴァーが入っている、というそれだけだった。なんだ、このチップチューンで変容しまくったソウルフルなヴォーカルと、身体の動くビートが皆無で、そして削ぎ落とされまくった音は、とマジでのけぞったものである。そう、ここにあるのは「うた」と極限まで最小限に、しかしヴォリューム的には最大に近い低音に彩られた音楽だったのである。ダブステップの内向性に関してはある程度理解しているつもりだったけれどもここまで極端に振り切った音楽だと呆然とするしかない。しかしそれでもここで聞かれる憂いを湛えまくった歌世界はちょっと他では耳にすることのできない世界である。というか、素晴らしすぎる。彼の歌声はダンスミュージックのプロデューサーが片手間で歌ってみた、なんてレヴェルを遥かに超える堂々とした歌いっぷりだし、曲も何だか人が抱え切れる寂寥感の全てを掻き立てるような、そういう曲ばかりである。最初に聴いた時は本当に何だかわけがわからなくなるかも知れない。しかしこれは中毒性があり過ぎる、実は危険な音楽である。瞬間的にAntony & The Johnsonsを何故か想起させられたりしたのだけれども、それくらいの。個人的には現時点での2011年の最重要作品。ちなみにアナログはむっちゃ重い2枚組、且つ2曲多く、且つダウンロードクーポン付き、という実に魅力的なもので・・・CD買ったのに思わずアナログも買ってしまったではないか!上記リンクは左がCD、右がアナログ、でございます。