Down From Dover

たぶん、告知して良いですよね?多分こんな感じだと思うのですが・・・。

"AOBA NU NOISE" 2009.2.22(sun)@CLUB SHAFT  OPEN: 20:00~  ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)

BAND Act: -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA  DJ's: EVOL(Love records), BOW, DROP, RAMBO

多分、次の日曜日です。でもEVOLはやることは決まっていて祝来仙、Calvin Johnson!ということでKレーベルものやその周辺の感じのをかけまくると思います。私的にはあまりKレーベルものはなかったりするのですが、相棒大久氏と共に久々な7インチとかを引っ張り出してくる予定です。是非お越しくださいませ!

ところで、実はヴァレンタインデー前にどさくさに紛れて、チョコ大好きなんですよーくださいよー的エントリをアップしようと思ったが、そういう時に限って時間がタイトでアップできずにヴァレンタインデーを終えてしまったのだった。そういうもんである。別にまあアップしてもしなくても良いような下らない内容にしかならないだろうから別に良いのだが。

で昨日のヴァレンタインデーには男2人で酒を飲んでいた。結構痛飲したが別に今日大変だったということも不思議となかった。しかし、一軒目の隣のテーブルは何かこう訳アリっぽい同僚風、というか上司と部下なのかも知れない男女で会話がまたこう、おいおい、みたいな感じであった。そんなに隣のテーブルの話盗み聞きするなよ、って話であるが、こいつらの声でかかったから嫌でも仕方ないものである。

二軒目の隣のテーブルの女性二人組は向かい合わずに隣り合ってソファに座っていて、なんかこう、こちらが隣に座るのが申し訳ない感じであった。これで我々男2人もソファに隣り合って座ったら面白かったものだが、そういうことも別になくいたのだった。しかし店内男女の組が多い。別にいつも通りなのかも知れないが、何か多く見えるのはヴァレンタインデーだからか。しかしふと見ると、向こうのテーブルのカップルは互いの顔が近い。近すぎる。ああヴァレンタインデーだからね、とか思っていたがやおら男子が女子の胸に触りだしたから軽く衝撃を受けた。胸を触ったのであるよ、胸を。いくらヴァレンタインデーだからってそんなプレイはちょっとお控えいただきたいものである。いくら夜だからって、飲み屋だからって、公衆の面前ですわよ、と。

しかし胸かあ・・・、と延々胸胸うるさい私であるが、あの男子の手の動き、あれはなあ、と反芻してしまう私は単に駄目なんだろうか。否、あいつ等あのカップルが駄目なのであるよ!と無駄に潔白を主張したい。

でも一番ヒドイはジェームス・ディーンの事故死のエピソードだの心の病だのSandie ShawのシングルだのRoy Orbisonだのについて延々語っていた私たち男2人なのかも知れないのだが、まあヴァレンタインデーだったしね、大目に見てもらいたいものである。

Marianne Faithfullの「Easy Come Easy Go」を聴く。CD2枚プラスDVD1枚の新作である。というかまだフランス盤しか出ていないようであるが、ちゃんとCDが2枚のエディションが出るかどうか(日本盤は1枚ものらしい)不安だったので思わずフランス盤を注文した次第である。カヴァー集である。しかしカヴァーのセレクトがDolly Parton(SpellSeasons in the Sunもカヴァーしてた)だのNeko CaseだのMorrisseyだのEspersだのBlack Rebel Motorcycle ClubだのBrain EnoだのRandy NewmanだのJudee Sillだの、実に面白そうだし(それでいてスタンダードナンバーとかまで入っているから更に面白い)Hal Willnerプロデュースで参加アーティストもNick CaveにCat PowerにJarvis CockerにAntonyにKeith Richards(!)にMarc RibotにThe Dirty Threeの方々、とかかなり素晴らしく豪華なのでこれは聴かずにすませられないでしょー、というものである。何と言うか、彼女のしゃがれてしまった声で歌えばなんでも彼女の曲になってしまう、ってなものであるがそれだけではなく曲によってはWarren Ellisのヴァイオリンが狂おしくアグレッシヴだったり、ジャジーだったり、カントリー〜トラッド臭濃厚だったり、と凄くヴァラエティ豊かで2枚通してあっという間に聴けてしまう。彼女が決して上手な歌い手でないことは世界中の人々が知っていることだろうとは思うのだけれども、同時にそんなこと彼女の音楽には全く関係ないということも世界中の人々が知っていることと思う。その点不思議なポジションに彼女はいると思うのだけれども、このアルバムを聴いてどんなゲストヴォーカリストにも負けない彼女の存在感を痛感させられた次第である。全18曲全て良くて、聴いているうちに何だか顔が綻んでしまう、そんな音楽を聴く幸福を体験させてくれるアルバムなのだけれども、個人的にはAntonyとのデュエットのSmokey Robinson「Ooh Baby Baby」とKeith Richards(元彼、っつーかなんつーか)とのデュエットのMerle Haggard「Sing Me Back Home」あたりがグッと来ますなあ。

ついでに言うとブックレットやジャケットの彼女がとても可愛らしいのでそれも必見。62歳の淑女に対して可愛いも何もないと思うのだけれども、何だかそういう感想しか出てこなかった。元アイドル、とかそういう意味ではなく、何だか可愛らしい。やっぱり不思議なお人である。