Axis: Thrones Of Love

日曜日です!3周年記念うどん付き!!

AOBA NU NOISE @ Club SHAFT 2009.5.31( Sun ) 20:00〜 ADV \1500(1D) DOOR \2000(1D)
Live Act/-W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJs/DROP, EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SiSi

20時40分からどかーんとやります。是非遊びにいらしてくださいませ!

さっき日記書いたら全部消えたからやる気をなくした。

大体バックアップ機能がこのはてなダイアリーには付いているのに、何故保存されていないのか。バックアップの設定もちゃんとしているのに何故消えてしまうのか。物凄いクレーマーになったろうか、とか一瞬燃え上がったが、まあ別にどうでも良いではないか、となってしまったのだった。

そう、最近怒りが持続しない。少なくともどかーんと、頭から煙がプスプス出るくらいの憤怒の炎が持続しない。瞬間的にはぬおあー、と燃え盛って天をも焼き尽くす勢いの炎はすぐに鎮火してしまう。これがもしかしたら「老い」って奴なのか。そうなのか。

否、自分では知っている。憤怒の炎の勢いは瞬間的なものだが、その怒りの念は通奏低音のように私の中でくすぶり続けていることを知っている。そしてその炎は常に種火の状態であって、いつでも炎の火柱を上げん、とくすぶっていることを知っている。だから、これ以上怒りの種火に勢いを増させるようなことがあったら、その炎は私を焼き尽くし、街を焼き尽くし、天をも焼き尽くし、全ての生きとし生ける者に災いとなって降りかかることになるであろうことを知っている。だから、皆、そう、優しくしてね・・・。

瞬間的な、日記消えた怒りのせいでぐったりと来てしまったのでPink Mountaintopsの「Outside Love」を聴く。カナダのBlack MountainIn The Futureという、一瞬大時代的に思えるけども、その実凄くモダンでサイケデリックな要素もあるハードロック風味のバンドのStephen Mcbeanの別ユニットである。Black Mountainの他のメンバーや、Sunn O))) & BorisのアルバムAltarに参加していたJesse Sykesやら、結構カナダの友達ネットワークと思しき方々が大挙参加しているアルバムである。で、これが良い意味で予想を裏切られたような、甘さ多目のポップ〜ロックでびっくりした。打ち込みドラムスの具合とかからそうか、The Jesus And Mary Chainみたいな感じだなあ、とか思ったのだが、もっともっと大らかな感じが漂う。それでいてMazzy Starから息苦しさと陰鬱さ(いや、Mazzy Starはそこら辺も含めて最高なんだけれども)をマイナスしたような美しい女性ヴォーカルナンバーもあったり、ペダルスティールの響きも印象的なカントリー風味ナンバー、ウォール・オブ・サウンド的な60年代女性ヴォーカルものへのオマージュのようなナンバーもあったり、実にヴァラエティ豊である。何かサウンドの質感としては所謂シューゲイザー的な感じだったりもするのだけれども、現代のシューゲイザーとか呼ばれるバンドが陥りがちな、雰囲気だけで曲が甘い、という弱点を難なくクリアした大らかでメロディアスな曲が次から次へと飛び出してくる様は圧巻である。こういうのをダークホース、と言うのだなあ、としみじみさせられる大傑作。最近こればっか聴いてました。