Pushin' Too Hard

明日です!

AOBA NU NOISE @ Club SHAFT 2009.6.28( Sun ) 20:00〜 ADV \1500(1D) DOOR \2000(1D)
Guest Live/moja ( http://web.mac.com/mojabass/moja/hello.html )
Live Act/-W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJs/DROP, EVOL(from LoveRecords), RAMBO, SiSi

ゲストもいらっしゃいます!今回のEVOLは22時から40分間ギョリンギョリンでやります。よろしくお願いいたします!しかし今回は2人とも何だか選曲迷走中でどうなることやら乞うご期待!

さて昨日は偉大なアーティストの訃報に世界中が悲しみに包まれた日であった。思えば鮮烈なデビュー、世界を席捲(?)、そして謎に包まれたキャリア後期、という歩みを辿った人だったけれども、彼の遺した音楽の素晴らしさは決して色あせることはない。後期のスピリチュアル(?)な感じの音もそれはそれでとても素晴らしいのである、ジャケはちょっと最初引くのだけれども・・・。何か異星人みたいな感じだったりして。

ということで上記の文はとある方の訃報に接して書いたわけであるが、それはMJ氏の訃報ではない。決して日本の新聞に訃報が載ることもないであろう、Michael Jacksonと同じ日にお亡くなりになったSky Saxon氏のご冥福を祈りながら彼が率いていたThe Seedsのファースト「The Seeds」を聴く。66年リリースの作品である。代表曲が結構これにどさっと入っているので、何だかこの1枚でもThe Seedsというバンドの像を掴むことは容易に出来てしまったりする。鍵盤の音色、フレーズが実は印象的なメランコリックなロックンロールナンバーがぎゅっと詰まっているアルバムである。時にそのメランコリックな具合のメロディが何だか日本のGSにも通じるような、そういう勢いだったりする。ということで実に親しみやすい音楽なのである、サイケだのガレージだの何だのという形容がちな音の割には。ただし、Sky氏のヴォーカルのアクの強さが最大のインパクトなので、このヴォーカルに入り込んでいけるかどうかが最初の鍵なのかも知れない。その鍵で開いてしまったら最後、もう麻薬的な、ゾワゾワくる世界に突入せざるを得ないのである。私としてはメランコリックな風情が全開の「Try To Understand」とかゾワゾワ感全開の「Evil Hoodoo」とか、もうこれなしではだめー、というくらいに聴いていると何かが分泌されるような、そういう感覚を覚えるのであった。ちなみにJohnny ThundersとかAlex ChiltonとかYo La TengoとかCabaret Voltaireと言った方々のカヴァーが私をThe Seedsへと導いてくれたのだが、彼等もまた鍵で開いてしまってThe Seedsの世界に魅入られてしまった人たちだったのかも知れないなあ。